2006年12月30日土曜日

水で落ちる落書きクレヨン

28日から家族みんなで私の実家に帰っています.今日は長女と夕方から買い物に出かけました.私の実家には私の子供の頃に使っていたクーピーペンシルがあって,絵を描くのが好きな長女は,それで喜んでお絵描きして遊んでいました.でもなんとなく,自分のものが欲しそうにしていたので,「○○ちゃんのを買いに行く?」というと喜んで「うん」の返事.散歩がてら,近所のホームセンターに買いに行きました.

そのお店にもサクラのクーピーペンシルも売ってありましたし,色鉛筆やクレヨンも売ってありましたが,娘が一番気に入ったのが,らくがきクレヨン-こぐまちゃんバージョン(写真).336円なり.最近よく見かける水で落ちるタイプです.水で落ちるので,親は嬉しいのですが,発色がいまいち.クーピーペンシルのようにきれいな色が出ません.すこし薄い色になります.

でも,長女は大喜びでいろいろ描いていました.長女はこぐまちゃんが大好きなので,それがとても気に入っているようですね.ときどきママゴトの材料になって,焼かれたり,煮られたりしていますが(笑),大切に使ってくれています.

2006年12月19日火曜日

こぐまちゃんおはよう

こぐまちゃんおはようこぐまちゃんおはようは,こぐまちゃんが朝起きてから寝るまでの行動をかいたお話.2歳になった長女の一番のお気に入りの1つです.

こぐまちゃんが顔を洗うページでは,自分も手を洗うまねをし,朝ご飯を食べるページでは自分もご飯を食べるまね.おもちゃのきりんが転がると起こしてあげ,お風呂に入るページでは自分がお風呂に入ったときのことを語ります.こぐまちゃんの生活に自分の生活を重ねて楽しんでいるようです.

最近では,こぐまちゃんがしているからと,おまるにまたがるようになりました.トイレトレーニングにも良い本なのかもしれませんね.

2006年12月17日日曜日

わたしのて

わたしのて今月,童話館から送られてきた本の中に「わたしのて」がありました.2歳になる長女はこの本がとても気に入ったようです."買ったばかりの新しい本"っていう理由もあるんでしょうけどね.

この本のテーマは題名のとおり「て」.「て」がボタンをとめる,絵をかく,手をならし音楽をかなでる なんていうセリフとともに,ナンシータフリさんの素朴だけど味のある絵が添えてあります.絵は「て」にフォーカスがあたってあって顔は描かれてありません.主役はあくまで「て」ですからね.

最後にこの本は,「一番すてきなのは,私のては他の人のてをにぎれるということ」という温かいセリフで終わるのですが,長女はここのページが一番好きです.このページになると妻と私の手を握ってほんとうに嬉しそうにニコニコします.

親子の愛情なんてモノを感じさせてくれる本でもありますね.だから,私も大好きな一冊です.

2006年12月14日木曜日

平成18年版少子化社会白書

平成18年版の少子化社会白書内閣府のサイトに発表されていました.今は時間がなく目を通せないので,あとで読もう.

あと,11月の少子化に関する意見募集の結果も載っていました.アンケートで集まった声を全て掲載している訳じゃないように見えるので,都合の良い意見だけのせているんじゃないかって思いましたが.

2006年12月10日日曜日

12月の配本 - 童話館ぶっくくらぶ(小さいいちごコース)

こぐまちゃんおはよう童話館ぶっくくらぶから,12 月の絵本(小さいいちごコース)が届きました.今月は下の 2 冊です.
「こぐまちゃんおはよう」は,ご存知,わかやまけんさんのこぐまちゃんシリーズの1つ.こぐまちゃんが朝起きて寝るまでのお話で,顔を洗って,ご飯を食べて,おもちゃで遊んで...という具合に進んでいきます.自分の一日をこぐまちゃんを通して確認出来るお話ですね.

「わたしのて」は,海外の絵本を翻訳したもので,いかにも童話館出版っていう感じの内容です.「て」は,ボタンをとめたり,手をならしたり,絵を描いたりといろんなことができることをシンプルな文章と大きな絵で教えてくれる絵本です.

さてさて,娘は気に入ってくれるかな?

2006年11月26日日曜日

4 ヶ月検診

先日,次女が 4 ヶ月検診を受けてきました.万事順調で問題なかったのですが,検診を受けるにあたって用意する問診表を見て,不思議に思ったことを書きます.

この問診表は,分娩時の状態や現在の子供の状態を書く紙なのですが,紙の初めのところに,子供の氏名,住所をはじめ,家族全員の氏名と続柄,生年月日と健康状態まで書かないといけません.家族の健康状態や持病から,子供の先天的な病気などの予想をするために書いているのだと推測しますが,それならば同一世帯の家族だけでは情報不足ですし,名前や生年月日まで必要なんでしょうか? なんだかよくわかりませんが,忙しい子育てをぬって検診に行くのですから,問診表はもっと記載を簡単にして欲しいですね.

2006年11月25日土曜日

おやつにちゃんとした食事をとること

昨日は食育について書きましたが,食つながりで今日はおやつについて書いてみたいと思います.

我が家ではおやつとしてお菓子を出したことはありません.出てくるのは,果物やパンやコロッケ,ときには "ごはんとおかず" の場合さへあります.おやつだからと特別にお菓子を用意することはないということですね.

娘は2歳ですから,もうたいていのものは食べます.お菓子も与えれば食べるでしょう.娘と同年代の子供たちはすでにお菓子を食べているようです.でも,お菓子なんて大きくなるにつれて,バクバク食べることになるでしょうし,おやつにお菓子を食べる必要性はありません.小さい子は十分な栄養を3度の食事では取りにくいので,それを補助するのがおやつの目的ですから,ご飯を食べる方が本当は理にかなっているのです.

それよりは,しっかりとした体を作るために,3歳まではちゃんとした手作りのものを与えたいし,糖分なんて現代では取りすぎなんだからあまり与えたくありません.そういうのが我が家の方針です.でも,おやつを買って与えるよりは確実に面倒です.わかっていながらもおやつを買い与えてしまう家も多いと思います.でも「」を通じて子供を「」むつもりだったら,それくらいしなきゃなんないんじゃないかと思います.どんなことであれ,誰かをしっかり育てるには,育てる側の我慢は必要なんですから.

2006年11月24日金曜日

食育白書

内閣府は「食育白書」なるものを発表したそうです.今日の時点で内閣府のウェブサイトには,その白書についてのコメントは書いてありませんでしたが,Sankei Web に次のような記事がありました.
政府は24日の閣議で、食育の推進施策をまとめた初の「食育白書」を決定した。昨年7月に施行された食育基本法に基づき内閣府が作成したもので、家族一緒 で取る夕食の減少や生活習慣病の増加など、健全な食生活が失われつつある深刻な現状を指摘。現在実施中の施策の具体例を示し、食育の国民運動への発展を呼 びかけている。(Sankei Web - 失われる楽しい食事、健全な食生活…「食育白書」で警鐘 (11/24 10:57) )
私は食育という考え方自体は賛成ですが,ことさら食育とばかり叫ぶと言葉が中身よりも先行しそうであまり好ましく思っていません.しかし,最近の食生活の乱れを思うと,このような取り組みも必要かなとは感じています.ただやはり,「子育てってなに?」という根本的なところを抑えないと一過性の流行に終わりそうな気もしています.

子供の食生活の乱れの原因はたくさんあるのでしょうけれど,大きな原因の1つに,親が面倒くさがって食事を作らなかったり,自分が朝ごはんを食べたくないから朝ごはんを抜くので子供も食べなかったり --- つまり,「食生活という面で親が子供の見本になってあげていない」ということがあるかと思っています.

子供を育てるからには,ときには自分も我慢して行動し,子供の見本にならなければなりません.でも,最近は「我慢は嫌」という傾向が強いように感じます.そういう根本的な問題を解決しないと,食育とばかり声高に叫んでも,効果はあまりないんじゃないかなって思っています.

2006年11月23日木曜日

紙コップで音楽

紙コップでカポカポうちの長女(2歳)は「あいのて」が大好きです。そして、あいのてさんの演奏をまねて、石とか筒とかで遊ぶのも大好きです。前回(第13回かな?)のテーマは紙コップ。でも我が家には紙コップがないので、ちょっと不満気味だった長女でした。でも、今日はスーパーの日用品売り場で紙コップを買うことを思い出したので、2人で好きな紙コップを選んで買って帰りました。

長女は帰るとすぐに、”カポカポ♪” と景気よく紙コップで机を叩いて遊んでいました。私も一緒に遊びましたが、音楽の才能がない私は上手くリズムに乗れません。単純な音しか出ないので、リズムが悪いのがそのまま出ちゃうんですよね。それでもめげずに遊びました(笑)

紙コップひとつとっても、コップの底で机を叩く音、コップの口で机を叩く音、コップ同士を叩く音…などなど音の出し方はいっぱいあります。そんな音の違いを楽しみながら、遊ぶのってすごく楽しいですね。そんな音楽の原点を教えてくれる「あいのて」はすばらしい番組だなぁと感じます。来年も続くといいな。

2006年11月22日水曜日

アルどこにいるの?

童話館ぶっくくらぶから 11 月の配本として送られてきたのが,「アルどこにいるの?」という本です.お話の筋は,男の子が飼っているイヌがはぐれてしまって,それを次の日に探しに行き,見事ご対面!というものです.

この絵本の特徴は,読み聞かせようにも文字がないことでしょうか.絵の中の主人公に吹き出しがあり,漫画のようにセリフが少し書かれてありますが,それもほんの少し.読み聞かせる時は子供とお話を作りながら読み進めます.こういう本は私は大好きです.文をただ読むという訳には行きませんから,子供と一緒に真剣に読まないと行けません.それだけ読むのもたいへんな本ですが,"一緒に読む" ということを楽しめる本だと思います.

2006年11月17日金曜日

話し相手がほしい

同じくらいの年代の会社の同僚が集まる機会がありました.30 過ぎの男が集まると,たいていの場合は,仕事がどうだとか,体力がなくなってきたとか,γ-GTP の数値が高いとかそんな話が多いのですが,今回集まった人達の中には子供がいる人が多く,子供の話題が多く出ました.

「3ヶ月になって,夜泣きが始まった」とか,「○○はお父さん担当だ」とか,「幼稚園の願書を出しに並んだ」とか,「最近生意気だ」とかそういう話題です.

話していて思ったのが,「なんかホッとするな」ということでした.やっぱり父親も父親なりに子育てに不安を抱えていて,「一年後どうなるのかな」とか,「みんな幼稚園はどうしているんだろう」とか父親なりに心配をしていることがあるんだなと思いました.育児中の母親が相談相手・話し相手が欲しいと思う気持ちがよくわかりました.まだまだ日本では母親中心の子育てですし,乳児の頃は母親への負担は相当なものですもんね.

2006年11月13日月曜日

11月の配本 - 童話館ぶっくくらぶ(小さいいちごコース)

さよならさんかくまたきてしかく童話館ぶっくくらぶから,11 月の絵本(小さいいちごコース)が届きました.今月は下の 2 冊でした.
さてさて,今月の本も気に入ってくれるかな?

2006年11月12日日曜日

[絵本レビュー] ちょっと変わった絵本 (色・音を楽しむ)

長女と絵本を読むようになってから,「世の中にはこんな絵本もあるのかぁ」と思うことが時々ありました.そんな感想を一番強く持ったのが,色や音を楽しむ絵本の存在に出会ったときでした.最近ブログを書くネタがないので,そんな絵本の紹介でも書いてみます.

ころころころ
元永 定正
4834001113
長女が大好きな絵本の1つです.色とりどりの小さな玉が,坂道やでこぼこ道や階段などを「ころころころ」って転がっています.セリフは殆ど「ころころころ」だけ.子供と一緒になって,坂道を指でなぞりながら,「ころころころ」って楽しみます.読んだ後に小さなボールを転がすとより楽めそう.(まだやったことありませんが...)


るるるるる
五味 太郎
4032045607
こんどは,長女が「読んで」とあまり持ってこない本です.絵本作家の五味さんならではの色使いがきれいな本なんですけれどね.この本では飛行機が「るるるるる」と飛びます.雲の中に入ると音は小さくなるし,どこかにぶつかると音が変わったり,と面白そうなのですが,なぜか全然食いついてくれませんでした.意味がよく分からないのかなぁ...


もこもこもこ
谷川 俊太郎 元永 定正
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こんどは,「もこもこもこ」っと,地面から不思議なもの(生物?)が生えてくる絵本.ちょっと言葉では言い表しにくいのですが,「もこもこ」,「にょきにょき」生えてきて,「ぱくっ」と食べられたり,「ぱちん」と爆発したりと音を楽しむ本.こちらは長女のお気に入り.飛行機は現実的なモノだけど,「もこもこもこ」のモノはただ音をイメージにしたものなので,逆にストレートに受け入れやすいのかも.


がちゃがちゃどんどん
元永 定正
4834010244
こちらは,音をイメージで表したものがどんどん出てくる絵本.ストーリはなく,ページ毎ににいろいろな絵と音を楽しむようになっています.これも,長女は喜んで読んでいます.といっても,最近購入した本なので,読んでいるだけかも(笑)


上のような絵本を読み聞かせられるかどうかは,その人が子供と遊べるかどうかと深く関連しているように感じています.これらの本は感覚(音や色)を楽しむものなので,意味を考えることを強いられている大人の世界では理解しづらいものです.大人の基準の何かを与えるのではなく,子供と一緒に楽しみ方を見つける絵本なんだろうなと思っています.

2006年10月29日日曜日

なぜ○○をするのか?

昨日「なぜ読み聞かせをするのか?」という日記を書きました.読み聞かせは親子が時間の共有することが大切な意義で,言葉を覚えるだとか,情緒が豊かになるとかは,その次の話という事を書きました.

同様に,本当はその意義や大切なことは別にあるのに,副次的なことだとか,結果として起きることに注目されてしまっているんじゃないかなぁと思うことが時々あります.

例えば食育.私は食を通じて子供を育成することだと理解しており,規則正しい食事をすること,親子の語らいの場としての食事を大切にすること,食べ物を大切にすることだと思っています.そしてそういう事を通じて「なぜ大切にしなければいけないのか」をわかってもらうことだと思っています.

なのに,順番が逆だなぁと感じることをよく耳にします.それは,食が子供に及ぼす影響とかを考えて,「○○っていう影響があるから,こどもには□□っていう食事や,食べさせ方を云々......」などという事です.これは「食育の育」を「教育の育」にしているようで,しっくりきません.私は教育のために何かをするよりも,何かをしていることが教育につながる方を良しとしているので,気になるのかもしれませんね.

しかし,そもそも子供にとって毎日起こる全てのことが勉強です.親は子供とのいる時間全てを使って,子供を育てるべきです.ことさら食だけを特別視するのも変な話です.そして育てるというのは,一方的に教えるという行為ではなく,対話を通じて理解しあうことだと思っています.その対話のアプローチは「○○だから□□しなさい」よりも,「□□って大切.どうしてだと思う? ○○だから」が好きです.

私の言う "逆の順番" で子供に向き合うと,アプローチも前者になる気がします.これは親の価値観に子供を合わせようとするアプローチだし,上手く行かなかった時に子育ての鬱憤もたまるアプローチです.子供に考える時間を与えてあげる余裕も欲しいですね.

2006年10月28日土曜日

なぜ読み聞かせをするか?

★★絵本★★ 手作り絵本作り方/読み聞かせというブログに「なぜ読み聞かせ?」という日記がありました.一部引用させて頂きます.
絵本の読み聞かせが、なぜ良いのでしょう。
言葉を覚える、感性が豊かになる、創造力が発達する。。。
いろいろなことが言われています。

それもあるかも知れませんね。きっとあると思います。
でも、それ以上に、もっと大切なことがあると私は思うのです。
家庭での読み聞かせの最大の意義は、親子で過ごす時間だと思います。
絵本を介して親子で時間を共有する、そのことにあると思います。
...(略)...
そして,次のように締められていました.
...(略)...
そして、結果として、本が好きな子どもになるとか、表現力が育つとか、そんなおまけも付いてくるのだと思います。
全く同感です.絵本の読み聞かせの良いところは時間を共有できることですよね.私も毎日のように娘に読み聞かせをしていますが,言葉を覚えるからとか,感性が豊かになるからとか,そういうことを考えながら読み聞かせたことは一度もありません.そんな風に考えてしまうと,絵本を読むのがつまらなくなる気がします.試験勉強をしているようでもありますし,子供に教育してあげているかのような感覚になる気がするからです.

私が絵本をよく読み聞かせるのは,絵本が好きだから.そして,子供と一緒に過ごしたいからです.絵本の世界で子供と過ごす時間が大好きです.ボール遊びが好きな親子はボール遊びで,積み木が好きな親子は積み木で一緒に時間を共有すれば良いと思います.私は本が好きだから,絵本で子供と時間を共有します.

理由はそれで十分なんだと私は思います.そして先のブログにもあったように,結果としていろんなおまけ (=言葉を覚える...) がついてくるのだと思います.それは絵本の読み聞かせに限らず,何事につけても同じなのだと私は思っています.

2006年10月22日日曜日

子供っていろいろです

当たり前のことですけれど,子供ってみんな同じって事はなく,子供によっていろいろです.子育てをしてみると,子育てに絶対はないけれど育児書のとおりになることだけは絶対にないことはわかったりします.育児書はどうしても全体の平均をもとにアドバイスなどを書いているので,全部育児書どおりにならないのは当たり前ですけれどね.

さて,うちの長女は 2 歳を過ぎましたが,あまり言葉が多くありません.単語は 20 くらいはなんとか言えるようですが,まだ 2 語文が言えません.こちらの言うことはかなり難しいことでも解っているので,全然心配していないのですが,他の事に関しては心配どころか,かなり速いペースでいろいろなことができます.


スプーンやフォークも早く使えるようになり,ボタンも一人ではめられ,鉛筆は教えていないのに 1.5 歳頃にはちゃんと持ててました.絵本も一人で読み(?)ます.いわゆる器用な子ですね.彼女は物怖じは全くしないけど大人しい子なので,そもそもそんなに口数が多くありません.ですから,話すのが遅いのは仕方がありませんね.子供は好きなことは興味を持って取り組むのでどんどん上達しますが,別段好きじゃないことはあまり上手くならないようです.右の絵は長女が 2 歳ちょうどの時に一人で描いたぶたさんの絵ですが,年齢にしては上出来だと思います.でも親はつい「絵なんて後から上手くなってくれたらいいから,とりあえず話せるようになろうぜ」などという希望を持ってしまいます.健康で元気に育ってくれていたらそれで十分なはずなのに,身勝手だし,贅沢な悩みです.

さて,次女はこの間 3 ヶ月になりました.この子は長女と違って,ひっきりなしに何かをしゃべっています.おそらくこの子は話すのが早いでしょう.でも絵は上手くないかもしれません.しかし子供はそれぞれ違うんだから当たり前です.

「人を比べるなんてやっぱり間違いなんだ.ほらおねぇちゃんを見てみなさいとか,妹はちゃんとやってるでしょ.なんて絶対言っちゃ駄目だな」そう思いました.

2006年10月21日土曜日

大好き Naef キュービックス

ネフ社(naef)キュービックス 赤
このブログでは木のおもちゃについても書こうと思っていたのですけれど、全然書いていないことに今頃気づいたので、今日は私の大好きな木のおもちゃのことを書いてみます。

タイトルにもあるとおり、私は Naef 社の Cubicus (キュービックス) というおもちゃが大好きです。見ていて飽きないデザインと色使い、シンプルだけど不思議な形をしたパーツ、しっかりとした作り。どれをとってもすばらしいと思っています。子供には難しいおもちゃかなぁと思いますが、最初から与えればなんてことはありません。娘は1歳のころから盛んにこのおもちゃで遊んでいます。

実は我が家にあるキュービクスは、私の誕生日プレゼントとして妻が買ってくれたものです。私のキュービクスとの最初の出会いは、ふと見た TV 番組にて。それは (おそらく) NHK の教育放送の番組の木のおもちゃを紹介するコーナーで、そこでキュービクスが紹介されていたのでした。積み木おじさんのような人が、キュービクスを巧みに面白い形に積み上げてゆきます。積み木というと四角や円柱と思い込んでいた私にとって、幾何学的な形(?)をしたパーツから組みあがる不思議な形とその鮮やかな色使いにすっかり惚れ込んでしまったのでした。しかし、キュービクスは 1 万 7 千円程します。「買えないなぁ」と残念がっていた私を見て、妻は気の毒に思ったのか、プレゼントしてくれたのでした。

今ではすっかり娘のおもちゃ。へこみや傷が目立ち始めましたが、色あせもせず、ガタも起こらず今でもピッタリと組みあがります。子供のおもちゃとして考え抜かれていることにも、気づかされました。

しかし、もうちょっと安かったらなぁ...他にも欲しいものはたくさんあるのに。

Blogger beta ヘ完全移行

今日、何気なく テンプレートの変更画面にゆき、テンプレートを Blogger の新しいテンプレートに変更してみようと思いました。なんと、何事もなく無事移行できたではありませんか。やった。これで、Label の一覧も表示できるようになったし、過去記事も Blog Archive からさがしやすくなりました。デザインは昔のままなので、見た目にはほとんど変わらないのですけれどね。

今までもテンプレートの移行を試したことがあったのですが、テンプレートを仮適用してプレビューしてみると、日本語が化けてしまっていたので移行できずにいたのです。やった。やった。

2006年10月16日月曜日

小児救急電話相談事業

休日・夜間に子供が病気にかかると慌てますよね.しかも子供は,休日・夜間に合わせたように調子が悪くなったりします.「どこの病院に行けばいいのか?」,「そもそもすぐに病院に行かなければならないのか?」わかんない事だらけで,不安は増すばかりです.

厚生労働省のウェブサイトにそんな不安を少しは和らげてくれるサービスを見つけました(苦笑).小児救急電話相談事業というサービスで,
全国同一短縮番号(#8000)をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師から患者の症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスが受けられます。(厚生労働省のウェブサイトより)

ということだそうです.しかし,全都道府県に窓口がある訳でもなく,実施時間帯も,19:00〜22:00 のあいだがほとんど(大阪と大分は翌朝の 8:00 まで電話相談出来るよう)です.22:00 までって,そんな中途半端な取り組みならやめて欲しいんですけれど....

ちなみに私の住む横浜市は,このサービスを 18:00〜22:00 に行っていて,その他におそらく独自の小児救急電話相談を 24:00 までやっているようです.電話番号も違うし,サービスを受ける立場からすれば窓口が一元化されておらず,ややこしい限りです.こういうのって,どうにかならんのでしょうかね.

2006年10月15日日曜日

お食い初め

今日は次女のお食い初めをしました.鯛を買って頭を塩焼きにして,ちょっとしたお造りと,ごはん,みそ汁,そしてお食い初めにはつきもののを添えた簡単な祝い膳です.その前に娘を座らせ,軽く口を付けさせたり写真を撮ったりすると,「この子もお食い初めをするまでになったんだなぁ」と嬉しく思います.

長女の時は大阪の実家に帰っていたので,鯛の塩焼きとおすまし,炊き込みご飯,野菜の和え物などを,ちゃんとした椀に盛って膳を作ったのですけれど,夫婦二人でそこまでする元気も気力もなく(頑張れよ...苦笑),ましてや2人目ともなると,親もズボラになってきて,「これでいいよね」とばかりに簡素なものになってしまいました.せめて赤飯くらい買って上げろよ(笑).でも,たとえ正式なものではなくても,自分で作った膳を出す気持ちが大事なんだと思っています.

現代では,赤ちゃんが成長してお食い初めをするなんて当たり前のようになっていますが,産まれてきた赤ちゃんが100日を過ぎるのは,ついこの間まではたいへんなことで,大切な節目の行事だったんじゃないかなと思います.病気もなくすくすくと育ち,時々笑顔まで見せてくれる娘に感謝です.

2006年10月13日金曜日

10月の配本-童話館ぶっくくらぶ(小さいいちごコース)

がちゃがちゃどんどん童話館ぶっくくらぶから,10 月の絵本(小さいいちごコース)が届きました.今月は下の3冊でした.
3冊目の小児科の本は,保護者に対する配本です.このようにときどき保護者が読める本も童話館からは送られてきます.私は絵本も読みますが.さてさて,今月の本も気に入ってくれるかな?

2006年10月11日水曜日

何を贈りものにするかは難しい

ネフ社 グリフィ(naef Griffi)
妻の大学時代からの友人が出産したので,出産祝いを贈ることにしました.とはいえ,何を贈ろうかと 2 人ではたと悩んでしまいました.我が家には娘が 2 人いて,上の子も 2 歳になったばかりなので,ついこの間まで出産祝いを頂く側でした.ですから,何を贈られると嬉しいかわかっているつもりだったのですが,いざ贈るとなるとやっぱり悩みました.

人それぞれ趣味が違いますから,贈られて嬉しい・嬉しくないも,やっぱり人それぞれです.私達夫婦は木のおもちゃが大好きなのですが,それも人によるのかもしれません.とは言え,悩んでもわかる物でもないので,結局木のおもちゃを贈る事にしました.私は Naef のおもちゃが大好きなので,グリフィというおしゃぶりを選びました.

喜んでくれるといいなぁ...

追記)2011.3.2
画像がリンク切れしていたので、Amazon へのリンクに変更

2006年10月9日月曜日

子供の時間の感覚で

今日も長女と午前中 2 時間ほど散歩しました.長女も歩き回るのが好きみたいなので,多少文句は言いますが,そこそこ歩いてくれます.今日の散歩コースは 3 km ほどでしょうか.風がかなり強かったので,何度か「だっこしろ」と言われて抱いて散歩しましたが,公園で遊んだり,あちこち行ったり来たりしたので,彼女も結構歩いたんじゃないかと思います.まだ 2 歳になったばかりなんですが,がんばってくれました.

今住んでいるところは街ですが,田んぼやら畑やらがまだ点在しているので,散歩しながらちょっとした自然に触れることもできます.今日出会った虫たちは
  • タテハチョウ
  • モンシロチョウ
  • イチモンジセセリ
  • シジミチョウ
  • ショウリョウバッタ
  • イナゴ
  • アカトンボ(アキアカネって言うのかな?)
でした.その他いろいろいましたが,名前を知らないので書けません(^^; 娘は、見たことのない虫を見るたびに「うーわぁー」と言って喜んで(?)くれるので,私もがんばって虫を見つけます.トンボはもう少しで捕まえられるところだったのに惜しかった…2人で息をころしながらそーっと虫に近づいていると,子供のころに戻ったような気になりとても楽しかったです.

帰りにどんぐりをたくさん拾って帰りました.こんな街でも,ちゃんと気をつけてみれば 自然がちゃんとそばにいることがわかります.道をさっさか歩くんじゃなく,子供の時間の感覚で周りを見渡せば,忘れていたようなものが見えてくる……クサイ台詞だけど,そんなことを思った一日でした.

2006年10月8日日曜日

うれしいプレゼント

今日は私の両親が大阪から来ました.もちろん2人の孫娘を見るためです.私の母親は来るたびに何か”ちょっとしたもの”を娘にプレゼントしてくれるのですが,変な言い方をするとそれが全然”大した事ないもの”なんです.だいたい 100 円から 500 円くらいで買えそうなものばかり.でも,ぜんぶ「これは娘が喜ぶだろうなぁ」というものを用意してくれます.

ちゃんと孫娘の興味のあることや物を知っていて,さりげなく「こんなんあってん.おもしろいやろ.はい.」って,プレゼントを渡して,孫と一緒に遊んでくれる母を,子供と過ごすのが上手な人だなぁといつも思っています.高価なおもちゃや流行りのキャラクターものを単純に渡さないのも,親としても安心します.また,なにより子供の気持ちで,その"大した事ないもの"で遊んでいるのがすごいです.

見習わなきゃな.

2006年10月7日土曜日

[あいのて]つつでポンッ!

土曜日は,娘の大好きな子供音楽番組「あいのて」がある日です.今日は「つつでポンッ!」という回でした.ラップやアルミホイルの芯に使われているような筒の口を「ポンッ!」と叩いて,音楽を作るという回です.リズミカルに太鼓を叩くようにポンポンポンッ!と筒で音楽を作ってゆきます.あいのては音楽は「音を楽しむものだ」という基本的な事を,身近な素材を使って教えてくれるので,私も大好きです.

悔しいのは,家に手頃な芯がなく,一緒にポンポン出来なかったことです.トイレットペーパーの芯はあまりいい音が出ませんでした....番組では1メートルくらいある筒をポンポンと叩いていましたが,アレはどこに行くと手に入るんだろう? 工場なんかにゆくと貰えたりするかな?

2006年10月1日日曜日

あおぞら動物園


昨日は、近所にある地域活動ホームあおぞらで、移動動物園が行われていました。ウサギやらブタやらちょっとした動物が一時的に作った檻に放たれて、そこで餌をやったりして触れあえるというよくある企画です。昨日の動物園には、ウサギ、モルモット、ニワトリ、ひよこ、カメ、ヤギ、ヒツジ、コブタ、そしてポニーとたくさんの種類の動物がいました。ポニーには乗ることもできます。怖いもの知らずの長女は、どんな動物にも全く臆することなく近づきます。受付でもらった野菜を餌としてあげることができるのですが、長女(2歳)は不用意に手を出しちゃうので、手を喰われやしないかとひやひやしました。

写真は帰りにもらえた認定証---動物と仲良くできましたということらしい---です。ご褒美(?)として自分に貰えたことをわかっているのか、たいへん嬉しそうにしておりました。長女は動物が大好きなようなので、度々こういう企画があればいいなと思います。

2006年9月21日木曜日

反抗期の娘に教えられること

2 歳になったばかりの長女は,反抗期真っ最中です.歯磨きや,お着替え,なんでも自分ですると主張しますし,気に入らない事は「いやっ!」と言って聞き入れてくれません.朝は "今日着たい洋服" を選ぶのに一苦労ですし,昼は "ベビーカーに乗るのは嫌だから歩く!" と譲りません.妻は,まだ首の座っていない次女をだっこしながら,長女の歩くのを気にしつつ,荷物を運ぶのはさすがに一苦労なので,なんとかベビーカーに乗ってくれるように言うそうですが,大変なようです.

とは言え,(親バカなのを承知で書きますが) 長女は頭もそこそこよく,人の気持ちも分かってくれるので,「意地を張ってしまったな,よくないな」と反省しているようです.実際のところ,ある程度娘の意向を聞いたら,こちらの話も聞いてくれますし,(お子さんを持つ方ならば分かっていただけると思いますが) 顔に悪かったなと書いてあります(笑).

さて,"反抗" と言っても "意志" を主張しているだけなので,落ち着いて考えれば別段困った事でもありません.人 (=親) の言う事を 100% 無条件で聞いている方が人間として変なので,彼女も人間として成長してきたと,本当は喜ばないといけないことです.

そう思い始めた頃,「最近少し言う事を聞くようになったなぁ」と感じるようになってきました.そんなことを考えているときに「はっ」と気づきました.それまでは娘に対し,いわゆる "子供扱い" をしていたんじゃないか,だから,娘も意見を聞いてもらおうとムキになっていたんじゃないか...だから娘の言う事を聞いたり,こちらが理由を言ってお願いしたりするようになってからは,話を聞いてもらえるようになったんじゃないか...そう思いました.

実は娘が産まれたとき,「決して娘を子供扱いしないでおこう,人格のあるひとりの人として接しよう」と思っていたのです.でもふたを開けてみると,このざまです.ちょっとショックでした.例え小さな子供でも,考えを持っている一人の人間です.「何も分からないんだから言う事を聞きなさい」という態度では話を聞いてくれるはずもありません.ましてや幼児期は感性の鋭い頃です.少しでもそういう考えを持っていると見透かされてしまいます.「そういえば,自分も子供の頃,自分を子供扱いする嫌な大人の心の中なんて簡単に見透かせたよなぁ」と思い出しました.

子育てをしていると,「子供に人として育てられているよなぁ」と感じる事がよくあります.反抗期中どころか,親孝行中の 2 歳の娘でした.

2006年9月19日火曜日

散歩

今日は,有給を取って会社を休んでおりました.一日休んだだけで4連休になるので,なんだか得した気分になります.

さて,昨日・今日と長女と近所の川の土手まで散歩に出かけました.そこまで散歩に行っても,全工程1Km程の距離.でも,見るもの聞くもの全てに興味のある2歳児を連れて歩くと,道草が大変多いので,2時間近くかかる散歩になります.朝ごはんが終わった後,一息ついてから午前中におもむろに出発すると,昼までのよい運動になります.

その川の土手の片側には雑草がたくさん生え,畑も横にあるせいか,バッタやチョウやトンボが見られます.娘は気に入った「ねこじゃらし」を抜き抜き歩き,バッタに驚き,チョウを追いかけ,散歩中の大きなイヌを見て固まる...と,それなりの体験ができます.このように書くと大きな河や綺麗な小川を想像してしまいますが,実際は田舎の町中を通る大変コ汚い川なので,一緒にいる私はそんなに面白くはありません.

でもまぁ,娘にはいい経験だと思って,こちらも「自然の中にいる」気分になって,娘と遊びます.今日はショウリョウバッタを捕まえて見せてあげました.「?」の顔をする娘の目の前でバッタを飛ばしてあげると,「チキチキチキ」と飛ぶバッタを面白そうに見ておりました.

本当は近所にある大きな緑地公園まで家族で出かけたいんですが,我が家にはまだ首もすわらない乳児がいるので,長時間の外出がなかなかできません.「ごめんね。しばらくは、この辺で手を打ってくれ」と思いながら,娘と手をつなぎながら散歩する日々です.

参考:昆虫エクスプローラ---昆虫図鑑です.ショウリョウバッタも載っています.

2006年9月18日月曜日

[絵本レビュー] ぼうしをとってちょうだいな

ぼうしをとってちょうだいな
もうすぐ 2 歳になる長女の最近のお気に入りの絵本を紹介します.松谷みよ子さんの「ぼうしをとってちょうだいな」です.この本は童話館ぶっくくらぶから今年の 6 月に送られてきた本で,その頃からよく読んでいたのですが,本当のお気に入りになったようです.今では娘が毎日選ぶ寝る前の本に,かなりの確率で入っています.7 月に次女が生まれ,娘もお姉ちゃんになったんですが,この絵本に出てくる小さい子をその妹,大きい子を自分に見立てて,どうやら楽しいんでいるようですね.

この本は,小さな男の子(女の子?)が,顔も隠れちゃうほどの大きな帽子をかぶっている女の子に,「ぼうしをとってちょうだいな」とお願いするお話です.女の子は「いやだから,いやー」と言い,どうしても帽子を取ってはくれません.でも,ひょんなきっかけで帽子がとれ,中から動物がたくさんでてくるという不思議な展開が待っています.

「いやー」というところが現在反抗期中の長女とかさなり,読んでいる私も微笑んでしまいます.本人も分かっているのか,分かっていないのか知りませんが,「いやー」と一緒になって言っていて,なんだか面白いです.

2006年9月13日水曜日

1歳までのどうぶつ絵本

Amazon.co.jp が新しいサービスを始めました.インスタントストアというもので,簡単なショッピングサイトを作ることが出来るサービスです.ベータ版ですが,Amazon アソシエイトに入っている人はすぐに試せます.わたしも「1歳までのどうぶつ絵本」という簡易ショッピングサイトを作ってみました.確かに作るのは簡単で,商品を選び,いくつかの項目を設定するだけで OK です.でも Amazon の言うように数分程度では作るのは無理で,商品を選んだりコメントを考えたりすると30分はかかります.

私のサイトのように訪問者が少ないサイトだと,アフェリエイトなんかしていても,儲かるなんてことはないし,こんなちっちゃなショッピングサイトが乱立しても,みんなにとってもあんまりうれしい事はない気がしますが,どうなんでしょうね.

2006年9月11日月曜日

[絵本レビュー] どうすればいいのかな

どうすればいいのかな?9 月の童話館からの配本は,「どうすればいいのかな?」と,「おひさま あはは」でした.長女は新しい本が来ると,喜んでそれを集中的に読む方ですが,今月はさらに凄い.2冊を繰り返しずーっと読んでいます.ここまで気に入ってくれると絵本を与えている甲斐もありますね.

さて,「どうすればいいのかな」は,くまさんがシャツを "はいちゃったり",パンツを "着ちゃったり" するお話です.くまさんが間違っちゃう度に「どうすればいいのかな?」と問いかけ,そして,「そうそう,シャツは着るもの」という風に続きます.今月で2歳になる長女は,自分で洋服を着るのが最近のお気に入りの仕事.その上,大のくまさん好き.彼女の興味にぴったりだったんでしょうね.間違ったくまさんを見て,「きゃきゃきゃ!」とはしゃいでいます.ボタンをはめたりズボンをはいたり,自分でお洋服を着れるようになったら,お薦めの一冊です.

2006年9月2日土曜日

危ないと思ったら,親が一緒にいてあげればいいんじゃぁと思ったんですが...

我が家で毎週楽しみにしている TV 番組があります.NHK 教育テレビの「あいのて」という子ども向け番組です.このブログでも何度か紹介しましたが,身近なものを使ってを出し,それをしむ番組です.毎週土曜日の 9 時前になると親子で TV の前に座り,わくわくしながら放送を待つほど番組を楽しんでいます.今週は再放送の週なので,先週と同じ「ものさしでビヨヨーン」をやるはずでした.ところが,なぜか別の回の再放送でした.番組の内容に対して苦情が入ったらしく,放送を変えたようです.

「ものさし」の回は,文具を使った音を楽しむ回で,ものさしや鉛筆をびよ〜んとはじいたり,針を抜いたホチキスをカシャカシャ鳴らして音楽を作ります.推測ですが,「子どもがマネする→ものさしが割れる,鉛筆が折れて困るし危ない」という苦情だったんでしょうね.

そんなの,「それこそ親が教えればいいことでしょ」と思うんですが,最近はそういう考えは古いんでしょうかね.とあるコミュニティーで,この件について「受け身にならず,安全面に楽しめるように考えるのが視聴者の仕事だ」と仰ってた方がおられました.本当にそうだと思います.

苦情の内容までは分からないので,これ以上書くのはやめますが,私は親が一緒にいてあげればいいだけの話で苦情を言うほどの内容じゃなかったと思いました.

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2006年8月31日木曜日

自分が描いた絵を綴じて本にする

長女が人の顔を描けるようになってきました.マルとテンで出来た顔ですけれど,それでも立派なおとうさんやお母さんの顔です.写真やビデオはそんなに残そうとはあまり思いませんが,こうやって自分でがんばって "作ったもの" や "描いたもの" は残してあげたいなぁと思います.写真はなんだかんだで撮ることはあっても,絵なんかは描いても捨てちゃって,なかなか残る物ではありませんから.

ところで,私の読んでいるブログの一つに,★★絵本★★ 手作り絵本作り方/読み聞かせというブログがあります.ブログでは描いた絵を絵本にする方法や,子どもの写真を使って絵本を作る方法などが紹介されています.自分の娘たちにも,「いつか こういうの作って上げたいなぁ」と思っていましたが,長女がだんだんと絵が描けるようになるにつれて,「よし,作るぞ!」と変わってきました.子どもより工作に熱中しちゃうお父さんそのものですね(笑).

といっても,長女もまだちょうど 2 歳.お絵描きといってもまだマルとセンです.まずはピクブックと呼ばれている,オリジナル写真絵本から作ってみようかなと思ってます.

2006年8月26日土曜日

[子育て]考える習慣を伝えたい

将来自分の娘が大きくなったら "考える習慣" を伝えたいなぁと思う出来事が,続けて 2 つありました.1 つは,今話題の冥王星問題 --- 冥王星が惑星から矮小惑星になったこと.もう 1 つは,総務省がネット情報の"ウソ発見機"を作る計画を知ったことです.

冥王星が矮小惑星になったことに関する TV の報道は,「夏休みの自由研究をやりなおさきゃ」とか「教科書急いで刷りなおさなきゃ」とかばかり.報道からは,正しい情報に対応しようと様々な人・団体が慌ただしく動いていますというメッセージを受けますが,そもそも "正しい" って何だろう? そもそもそんな物あるんだろうか? と考える必要があります.

このニュースは,言ってしまえば「人間が勝手に考えた "惑星" という概念に冥王星は入らないよねと決まった」ということです.加えて,そもそもこれまで何が惑星かが定まっておらず,天文学者がわいわい議論して「今回初めて定義が決まった」ということ.でも,どうしても日本人は,「どこかに "唯一正しい答え" あって,それを知り,従わなきゃ」と思っちゃうようで,報道もそればかりにフォーカスされているように私には感じました.冥王星のニュースは,「定義ってこうやって決められてゆくんだ」とか,「そもそも定義は誰かが考えた事だから,絶対正しいという種類のものではない」ことを考える絶好の機会だと思うのですがね.

また,総務省の "ウソ発見機" のニュースは,Asahi.com で見たのですが,
真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、ウソや間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高めるシステムの開発に総務省が乗り出す。ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較参照することで、情報の「デマ率」などを示す。("ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ" - asahi.com, 2006年08月26日)

と書かれてありました.そんな物にお金をかけて作るよりも,見る目を養うために教育に力を入れる方がよほどよいと思いました.これも,いわゆる正しいことを知りたい欲求からきていると思うのですが,「正しい」とか「デマ」って何でしょう? 人によって違うんだと思いますけどね.どうしても日本政府は,唯一の価値観が存在することを国民に押し付けたがるようですねぇ.結局,このようなシステムを作ったところで,本当に信用に足るかどうかは自分で考えて判断するしかないのですから,「拠り所」としてのシステムの存在は面白いと思うけれど,それは政府の仕事ではない気がします.国には教育の対策をしてほしい.

---こんなことを思っています.私には,どちらのニュースからも「考えることが大事」であることを感じました.そして,私の娘たちには「考える習慣」をつけて欲しいし,その大事さも伝えてゆきたいなと思いました.

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2006年8月23日水曜日

[子育て]こんちには赤ちゃん事業

厚生労働省が「こんにちは赤ちゃん事業」というものを,来年度から実施する方針のようですね.朝日新聞によると,
育児に慣れない親のストレスによる児童虐待を防ぐために、厚生労働省は生後4カ月までの乳児がいるすべての家庭を専門スタッフが訪問して育児に関するアド バイスをしたり、親子関係を把握したりする「こんにちは赤ちゃん事業」を来年度から実施する方針を固めた。これまで保健師が生後約1カ月までに家庭を訪問 する新生児訪問指導などの事業はあったが、虐待に陥る可能性が高い4カ月までに対象期間を広げて対応する。(asahi.com 2006年08月22日)

というこうとだそうです.初めての子どもの時は,たいてい初めての育児体験です.赤ちゃんも 0 歳なら,親も育児 0 歳.うれしい事も多いですが,不安・悩みからくるストレスや,無知からくる失敗もあって当然の事です.昔は(...という言い方が適切かどうかわかりませんが),両親や祖父母,近所の人たちが育児をサポートしてくれたのでしょうが,核家族化や近所付き合いの希薄化が今のように進んだ状況では,それは簡単には望めないことです.国がこうやってサポートしてくれるのは助かります.

実は我が家も,1 ヶ月の保健師さんの家庭訪問で大変助かった事がありました.母乳の事なんですが,1 ヶ月くらい経つとそれまでと違い,おっぱいも張らなくなって母乳が出づらくなることを私達夫婦は知らず,ミルクにしなければならないんじゃないかと悩んでいました.それを保健師さんに相談したところ,「1 ヶ月くらいの時期は,母乳の量を調整する時期に入ったので,赤ちゃんが吸った量に応じて出るようになるんだ」ってことを仰って下さいました.そのアドバイスがあったからこそ,長女は完全母乳で育てる事が出来ました.

こんな些細な情報なんですが,知っているのと知らないのとでは大違いです.しかも,(たいていミルク会社が病院でくれる)母乳ついての冊子には,「母乳が出づらい場合は,母乳とミルクの併用で」とは書いていますが,「飲ませているうちに出るようになる」とはなかなか書いていません.なぜかはなんとなく察しがつきますが...

育児に追われているときは,本で調べたりすることも時間的に難しいので,対面して相談出来る保健師さんの存在はとても助かりました.今回の事業は虐待防止がテーマにあるようですが,無知からくるストレス,そしてストレスからくる虐待を少しでも減らせるよう,がんばって欲しいと思います.

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2006年8月18日金曜日

絵本のプレゼント

こぶたくん先日,妻が童話館ぶっくくらぶを知人に紹介したら,紹介してくれたお礼に本を送ってくれるという手紙が来ました.たくさんのリストの中から 1 つを選ばなきゃなんなかったんですが,悩みに悩んで,こぶたくんという本にしました.4, 5 歳向けで 我が家の娘たちには早いのですが,今は主に私達夫婦が読もうと思って注文しました.

さて,本が到着して読んでみると,これがすごくいい! 実に "ほのぼの"とさせられるんですよ.私のお気に入りの絵本にさっそく追加しました.娘も興味がありそうだったので,文章を簡略させて読み聞かせてみると,とても気に入ってくれているようです.

肝心の内容ですが,こぶたくんと妹のアマンダと,お父さんとお母さんの 4 人(匹?)のなにげない日常を描いたものです.5 話からなっていて,(1)クッキーを焼いたり,(2)妹とけんかしたり,(3)おばあちゃんを家に招待したり,(4)雪の日の身支度,(5)寝る前のお父さんとの会話, と本当に日常のお話です.でも,それがとてもよくできていて,あったかい気持ちにさせられるんです.おそらく,こぶたくんの妹への思いや,お父さん・お母さんのこぶた君とアマンダへの愛情が行間に書かれているからだと思います.

とっても良い本をプレゼントしてもらいました.本の贈り物って本当にいいですね.

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2006年8月13日日曜日

もちょっと慎ましく

次女の内祝いを贈ることになりました.病院(に入っているミルク会社等)からカタログを貰ったりするので,内祝いの商品を選ぶのには苦労しません.が,カタログに載っている商品を贈りたくなるかどうかは,また別の話です.我が家では,結局そういったカタログからは選ばずに,先方の好きそうな物はなんだろうかと頭をひねり,楽天などで見つけて贈りました.だって,カタログが使えないんですから.

というのも,そういうカタログを一度見て頂ければわかりますが,殆どがタオル等の日用品やらフォトフレームなどの記念の品.しかも,「プーさん」や「ミッキー」などのやたら可愛いキャラクターものです(キャラクターが赤ちゃんっぽくデフォルメされていたりする...).

「こんなもん,今から子どもを育てる家には必要かも知らんが,出産祝いをくれた家に贈って,どーすんねん」

って思いました.子どもを産んだ方は幸せいっぱいで,可愛いもので包まれていたいのでしょうけれど,それを周りの人にまでまき散らすのは,どうかなぁと思います.日本人ってもっと慎ましかったように思うんですけれど,最近は違うんでしょうかね.

2006年8月11日金曜日

8月の配本

モーっていったのだあれ?童話館ぶっくくらぶから、8 月の本が送られてきました。今月の配本は下の2冊でした。
おなじみ五味さんの絵本は、音を楽しむ絵本でした。飛行機が飛ぶのが "るるるるる" と表現されているのですが、飛行機が雲の中に入ったり、たくさんの飛行機が飛んだりすると、"るるる" の音も大きくなったり小さくなったり、いろいろに変化します。他にも工夫がされてあって、なかなか面白そう。

もう一冊の方は、動物の鳴き声のお話。ニワトリ、ヒツジ、ネコ、イヌなどたくさんの動物が出てきて、その鳴き声をクイズにできるような仕掛けがしてあります。さて、我が家の娘たちは、気に入ってくれるでしょうか。(写真は、モーっていったのだあれ?)

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2006年8月8日火曜日

男まさりの彼女にも

もうすぐ2歳になる我が家の長女は,男の子によく間違われます.Tシャツにズボンを履いていることが多いからとも思いますが,どちらの性別ともつかない顔をしているのが原因じゃないかと思っています.「子どもなんてそんなもんだ」と思うなかれ.最近の女の子は,1,2歳の頃から”女の子顔”をしていることが多いんです.だから,うちの長女のような中性顔では男の子に間違われてしまうんです.

加えて,人前でも平気,転んでも泣かない,クルマ・電車が好きとなると男の子と間違われても仕方がありません(笑).

そんな長女に妹ができ,私達夫婦が次女の面倒を見るようになると,少し様子が変わってきました.なんと,クマのぬいぐるみを使って子どもをあやすような仕草をしたり,オムツを替えたり,お風呂ごっこをしたりとまるで女の子のようです.次第に次女にタオルケットをかけてあげたり,吐いちゃったミルクを拭いたり,甲斐甲斐しく赤ちゃんの世話をするようにまでなりました.

最近では,手が離せないときに「ちょっと赤ちゃん見ててね」と言うと,頭をなでたり,ほっぺをつんつんしたりと,”あやす”ことまでしてくれます.まだまだちっちゃい彼女にも母性があり,赤ちゃんを可愛いと感じてくれているのかなと思うと,私もうれしく思ったり,姉妹って良いなとも思ったりします.

2006年8月4日金曜日

よい絵本に共通するもの

昨日のブログで「おおきなかぶ—ロシア民話」を紹介しました.対象年齢は 3 歳からだそうで,それを基準にすると 2 歳になるかならないかの娘にはすこし早い本です.娘には少し難しいかな?と思いながら読み聞かせていましたが,さすが昔からよい絵本と言われているだけあって,さっそく好きな本の仲間入りをしたようです.

読み聞かせを初めて 1 年半ほど経ちますが,よい絵本と言われているものには共通するものがあるように思います.うまく言えませんが,「内容に広がりがあるかどうか」ということじゃないかと思っています.それは話を追加して膨らませられるかとか,登場人物にセリフを新たにつけることができるかとか,そういうことです.昔からよい絵本と呼ばれているものは,お話を広げやすくなっている---そういう気がしているのです.そして,そうやってお話を広げながら読める本の方が,子どもも楽しい様子です.

一方,子ども向け雑誌というものもあります.そういうものは子どもの気を惹きやすく作られているので,最初は喜んでいるのですが,すぐに飽きてしまうようです.そのような本は,「モノには必ず正しい答えがあるんだ」という発想から生まれているんじゃないかと思います.内容がどこか押し付けがましく,こちらの考える余地がない印象を持ちます.

そのような絵本は,親も何も考えなくてもよいので便利なのでしょう.一方,読み聞かせはある程度パワーが必要なので大変です.けれど,乳幼児の頃から決められた教材を使う必要なんてないと思いますし,なにかちょっと違うんじゃないかと思います.ましてやモノの呼び名や色・形なんて,なんでだって勉強出来ます.個性という言葉が幼児教育に登場して久しいですが,それと反している気もします.

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2006年8月3日木曜日

[絵本レビュー] おおきなかぶ

おおきなかぶ―ロシア民話先日,親戚から本を何冊か頂きました.その中の一冊が,「おおきなかぶ―ロシア民話」.おなじみの絵本ですね.私も子どもの頃に読んでもらった記憶があります.長女はもうすぐ 2 歳という若さ (笑) なので,この本の対象年齢 (3歳〜小学校初級) からは外れていますが,とても気に入った様子です.昔から良いものとされてきた本は,本当に質が良いのでしょうね.子どもを惹きつけるようです.

まだ話のすべてを理解している訳ではなさそうですが,読み聞かせてあげると,よろこんで聞いています.そして,登場する "いぬ" や "ねこ",もちろん "おじいさん" も指差しながらお話を楽しんでいます.まだ,「わんわん」,「にゃんにゃん」そして,「じー」としか言えませんけどね.

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2006年7月30日日曜日

飽きもせず

我が家の長女 (今年 2 才) は、あいのてが大好きです。そしてなぜか「あいのてさん」のことを「ぬな」と呼んでいます。番組が始まると、「ぬな! ぬな!」 と叫び、小躍りしながら観ています。毎日です。なぜなら、録画したものを観ているからです。それも日に何度もです。^o^;)

そして、両親も「あいのて」好きなので、「ワニバレエ~」とか叫んだり、石を打ち鳴らしたりして遊んでいます。もちろん娘と毎回です(笑)。嫁さんは野村誠さんの演奏も好きなので、すごいなぁと感心までしております。

よく飽きないなぁと娘を見て思っていましたが、我々もよく見飽きないものですね。結構ハマリ症であるとは自覚していましたが、これほどまでとは(苦笑)

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2006年7月25日火曜日

既に 50 冊

このブログでも時々書いていますが、我が家は童話館ぶっくくらぶに入っています。基本的に月に 2 冊ずつ絵本が送られてきますので、どんどん家に本が増えてゆく訳です。今日数えてみたら、なんと既に 50 冊。娘はまだ 2 歳にもなっていないのに...。本は親戚・知人からプレゼントされたりもするので、増えるペースは 2 冊/月より多いんですね。

ちなみに、持っている本をブクログにすべて入力してみました。今日初めてブクログを使ってみましたが、面白いサービスだけど重いですね。時間帯にもよるのかな?

2006年7月21日金曜日

パパと呼ばせると育児が楽しい!?

うちの次女は良く笑います。でも感情的な意味はありません。いわゆる新生児微笑ってやつで、本能的な行動だと言われています。母親の関心を惹いて世話をしなきゃと思わせる効果があるそうです。

長女は、10ヶ月頃に「ママ」だの「パパ」だのとよく言っていました。育児本によるとこれにも意味はないそうです。そりゃそうでしょ。我が家では「パパ」なんて誰も言いません。「おとうさん」って教えていますから (笑)。

どちらも、「私を見て笑ったわ!」とか「パパって言ったぞ!」などと歓喜をあげて両親が喜ぶ赤ちゃんの行動ですが、学術的に言えば、遺伝子に組み込まれた行動なんでしょうね。それでも、その赤ちゃんの行動で両親が喜び、そして赤ちゃんに優しく出来るなら、それでいいじゃんと思います。別になんだかんだと理由をつけなくっても。

我が家は「おとうさん」と呼ばせていますが、長女は上手には言えないので、いまだに「とーたん」です。パパと呼ばせておくと、10ヶ月頃から、「そーか、そーか、パパって言えるか」などと喜べます。「パパ・ママ」と呼ばせるのは、育児ストレスを解消する一つの手段かもしれませんね(爆笑)。

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2006年7月17日月曜日

平成17年度乳幼児栄養調査

8 時半頃、長女 (1歳半) が寝かけているときに次女 (0歳) が泣き出しちゃって、なかなか寝れなくて、結局寝ついたのが 10 時前でした。今日はずいぶん遅い時間まで寝かしつけられなかったなぁと思いましたが、最近は 9 時台に寝るのは普通のようですね。厚生労働省平成17年度乳幼児栄養調査結果にはいろいろ驚かされました。

まず、さきほどの寝る時間についてですが、9 時台が 46.5% と最も多く、次いで 10 時台 (25.3%), 8 時台 (16.6%) と続きますが、深夜 12 時以降っていうのも 1.1% あります。10 時以降に寝る子どもは 3 人に 1 人だそうです。これでも 10 年前の調査よりも早くなっているそうですが、みんな遅いですねぇ。これって、1〜3 歳の乳幼児の調査ですよ。なんだかすごい話です。

さらに驚くのは、朝食。なんと、9.6% の乳幼児が朝食に欠食があるんだとか。ほとんど食べないという子供も 2% もいるそうです。当然ですが、就寝時間が遅いと朝食を抜く割合が高くなっています。

これを読んだ時は絶句しました。乳幼児の頃はこれからの体を作る大事な時です。子供のことを思えば、規則正しい生活をさせてあげたいのは当然だと思いますが、なにが原因で夜更かしや朝食抜きが乳幼児の頃から起きるんでしょうかね...。

母親が朝食を食べないと、子どもが朝食を食べない割合も増えるようですが、やはり当然ながら両親の生活習慣も大きく影響しているんですね。私の邪推かもしれませんが、「育児をするようになっても以前の自分の生活スタイルを変えたくなくって、それがそのまま子どもにも影響している」...そんな気がします。子育てをするようになると、自分のやりたいことは全部は出来ない、がまんしなきゃなんないこともある。それはそうです。でも、子どもを育てる喜びだとか、子どもから得られることもたくさんあります。

わがままな人が増えているなぁと感じているこの頃ですが、それがこういう形で子どもにも影響してるんじゃないかと思うと、子どもに対して非常にすまない気持ちになります。悲しいことです。

2006年7月15日土曜日

7月の配本

童話館ぶっくくらぶから 7 月の配本がありました。今月は以下の 2 点。最近、レビューをサボりがちだから、またがんばってレビューしなきゃな。

2006年7月14日金曜日

[テスト] feedpath からの編集

feedpathから Blogger のブログを投稿するテストです。Blogger のエディタにはない、タグ付けや追記の機能がありますが、どんな風に Blogger からは見えるのかな?

  generated by feedpath

2006年6月24日土曜日

「あいのて」地獄

先日の日記にも書きましたが娘が NHK の「あいのて」が大好きなので、いつでも見れるように HDD レコーダに録画しておきました。記録したのは、第 4 回目の「ペットボトルの回」でした。娘は TV の下に置いてある道具で好きな番組が何度も見られるとわかっているので、当然のごとく、『あいのてを見せろ』とせがんできます (まだ話すことができないので身振り手振りで)。

そしたら、その日から我が家はエンドレスあいのて、いや、あいのて地獄と言った方がいい、そういう状態になりました。なにせ、よっぽど気に入ったのか何度も何度も繰り返し見るのです。さすがに、3回再生し終わったところで、もう見るのはやめようとなんとか娘を説得し、4回目を見ることはありませんでしたが、それが毎日なんですよね。

はじめは大好きなワニバレエだけを見せろといっていましたが、そのうちペットボトルが出す音に惹かれたのか、「あいのて」さんが奏でるペットボトルの音楽も食い入るように見始めました。番組の最後にペットボトル・メモリーというすごくきれいな曲が演奏されるのですが、それも気に入っているようです。

まぁ、音楽に興味を持ってくれるのは非常にうれしいことなんですけどね。今から気が重いのですが、次回のテーマは石だそうなんですよ…。なんと、娘は大の石好き。散歩の途中でも、公園に行っても、落ちている石を拾っては溝に投げ込んだり、気に入った石を家に持って帰ったり。おばあちゃん (私の実母) には、どこで買ってきたのか「きれいな石の詰め合わせ」までプレゼントされるしまつ。そんな娘に、石を使った曲なんて聞かせたら、どうなることやら…。

2006年6月21日水曜日

新しい少子化対策

少子化社会対策会議は、新しい少子化対策を発表しました。「新しい少子化対策について(案)」という資料を同ウェブページから読むことが出来ます。

これまで政府が打ってきた少子化対策(そもそも少子化対策していたのか疑問ですが)では効果がなかったことを反省し、今回新たに以下の2つの視点を対策に盛り込んだようです。
  • 社会全体の意識改革
  • 子どもと家族を大切にするという視点に立った施策の拡充
補足すると、前者は「社会全体の意識改革」を行って、家族の絆・地域の絆を強化して子供を支えあう社会を実現すること。後者は経済的な負担、家庭と仕事の両立の困難さ、 育児への不安など、子供を産み育てることをためらわせる要因を排除し、「子供と家族を大切にする」環境整備を拡充してゆくこと。この2つが新たな指針だそうです。

この視点の対策案として、以下の2つが打ち出されてあります。
  • 支援策...財政支援や医療環境整備、下校時の安全対策、奨学金の充実など
  • 働き方の改革...就労支援、長時間労働の是正など
資料を読むと、他にも随分盛りだくさんに対策案が書かれてあるのですが、「それを、どうやってするの?」「それってできるの?」という疑問は残ります。

が、財政支援や環境整備に終わるのではなく、意識改革を視点に挙げているのは評価できる点だと思いました。あとは、これを「どのようにやるか」ですね。

さて、環境整備や意識改革がらみの話ですが、ここ最近、気になっていることがあります。それは儲けたい一心の企業が、少子化の原因の一端を担っているんじゃないかという疑問です。最近の TV や雑誌は、家族や夫・子供よりも、「自分」に視点が移っているし (ベビー用品カタログでさえ!)、生命保険会社は子供を持つと金がかかることをアピールすることに躍起です。前者は高額な商品を買わせる目的で、後者は加入数を増やす目的ですね。「儲けてやろう」魂胆が見え見えなんですが、悪いのは両方ともに少子化に貢献しているってことです。自分らしくするには金が必要で、子育てにはさらに金がかかるという風潮を蔓延させている気がします。

これってどうにか政府レベルで対策打てないんですかね。誰かの本じゃないですが、こういう行動って品格ないですよね。このような会社・組織は厳しく罰することは出来ないんでしょうか。

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2006年6月18日日曜日

おりがみが折れない

我が家は紙で折ったゴミ箱を、身の回りの細々したゴミを入れるのに使っています。手羽先の骨など食事のときに出るゴミも、紙のゴミ箱に捨てると食事が終わったら本当のゴミ箱にそのまま捨てられるので、大変便利です。毎日使う物なので週末にまとめて何個も作っておくのですが、いつも娘が横で手伝ってくれます。そんな娘に面白いモノでも折ってあげようと思い、兜を思いつきました。しかし、そこで問題発生です。はて、「かぶと」ってどんな風に折るんだっけ?

結局思い出せなかったので、適当にかぶれるようにした「かぶとらしきモノ」をなんとか作成。それでもうちの娘は喜んでくれました。それは良いとしても、かぶとも折れないとは…。最近では海外でも折り紙を折れ人がいると聞くのに、こんな体たらくでは日本人として情けない。これでも昔は折り紙の本を片手にいろんなモノを折るのが好きで、最後には見なくても殆どのモノが折れるようになっていたのに。

娘が寝た隙に折り紙修行に励まねば。

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2006年6月17日土曜日

ワニバレエ

TV をほとんど見ない我が家ですが、娘にもお気に入りの TV 番組が 2 つあります。1 つは TBS の「まんが日本昔ばなし」、1 つは NHK の「あいのて」です。あいのては、15 分の音楽(?)幼児番組で、身の回りのいろいろな物を使って音楽を作ることを楽しむ番組です。それはそれで大好きなのですが、娘が一番好きなのは「ワニバレエ」というコーナー。

なんとも口で説明出来ないような変な音楽に合わせて、これまた変なバレエダンス(?)を一人の男性が踊っているコーナです。これが娘にウケるウケる。娘も負けじとなんだか意味の分からない振り付けを音楽に合わせて踊っています。妻は今日初めてワニバレエを観たのですが、ワニバレエの不思議さよりも、娘のウケ具合にびっくりしていました。

ものすごく気に入ってしまった娘は、困ったことにとうとう「アレを再生しろ」と (まだ喋れないので身振り手振りで) 言い出しました。「まんが日本昔ばなし」は HD レコーダに撮っているのですが、おなじように「あいのて」も再生出来ると思ったようです。来週から、「あいのて」も撮らなきゃ...。

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2006年6月16日金曜日

6月の配本

ぼうしをとってちょうだいな
童話館ぶっくくらぶから、6 月の本が送られてきました。今月の配本は下の2冊でした。
日常のあいさつ「こんにちは」と、娘の大好きな「ぼうし」を扱ったこの本は、彼女の普段の生活にどちらも密着しているのできっと気に入ってくれると思います。どちらもやさしい絵で、読んでいる私達も優しい気分になりますね。(写真は、ぼうしをとってくださいな)

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2006年6月14日水曜日

政府与党の少子化対策案

少子化社会対策会議は、少子化対策の最終案を全会一致で了承したらしい。朝日新聞によると、対策案は以下の2つの対策からなっているそうです。
  • 子育て支援
  • 働き方の改革
最終案は、「子育て支援」に加えて「働き方の改革」を大きく掲げ、二つの柱で政策をまとめた。「子育て支援」では、不妊治療の公的助成や児童手当の乳幼児加算創設など子育て初期家庭の経済的負担軽減のほか、全小学校区で「放課後子どもプラン」(仮称)を推進することや小児科医のネットワークを強化することなどを盛った。

 「働き方の見直し」では、企業の子育て支援の取り組みを推進するため、公共事業などの入札時の優遇措置などで企業努力を反映することや、パートタイム労働者の処遇の改善などが盛り込まれた。(asahi.com, 2006年06月14日)

この案の詳しいところまではわかりませんが、政府が「金さえ出しときゃ良いんでしょ」って思っているんだろうという印象を拭えません。職場や社会の環境整備に対する策も幾分盛り込まれているものの、これが実際になんらかのアクションに結びつくことになるんでしょうか? 子育て支援の企業努力ってせいぜい育休制度がありますよ程度だと思うんですが、これが有効に働くことがあるんでしょうか?

環境面でいうと重要なことがもう1つあります。分娩をしなくなった産婦人科が増えているそうです。実際に我が家の近くの産婦人科は分娩をやめました。産みたくても産めない環境がもうやって来つつあります。一体どうするつもりなんでしょ。

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2006年6月12日月曜日

[絵本レビュー] あなたはだあれ

みなさまおなじみの絵本作家 松谷 みよ子さんの作品です。さすがストーリーは面白く、良く出来ているなぁと思うのですが、人によってひじょうに好き嫌いのはっきりする絵本だと思います。もっというと子供の好き嫌いではなく、読みきかせる大人の好き嫌いがはっきりする絵本です。絵自体は暗くないですが絵の色使いが暗いので、嫌いな絵だと感じる方も多いでしょう。読み聞かせをする大人がその絵が嫌いだと子供も興味を示さないので、言い過ぎかもしれませんが、万人にはお勧め出来ないタイプの絵本です。 読む人の気持ちは、子供にすぐに伝わってしまいますから。

ただし、私も私の娘(1歳9ヶ月)も大好きな絵本で、彼女からは読むようにせがまれることが多いです。絵のトーンが気にならない人は大丈夫だと思います。

2歳くらいになって、少し言葉を話せる頃になると「あなたはだあれ?」と言って子供と遊べるかなと期待しています。

2006年6月9日金曜日

指導者としての器

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。ご存知、山本五十六の言葉です。昭和初期の頃なんて、「見て覚えろ! ボカッ(殴)」みたいな指導や教育が普通だったんじゃないかという印象を持っています。だから、軍隊に属するその頃の指導者から「ほめる」という言葉がでるとは思いもよりませんでした。初めてきいた時に衝撃を受けたことを覚えています。

今では、自分も後輩を指導する立場にもなり、子供を教育する親という立場にもなりました。山本五十六の言葉は、誰かに何かを指導する時の指針になっています。しかし、それが常に実践出来ているかというと、「あぁちょっとイライラしちゃったなぁと反省することもしばしば」。やってみせて、言って聞かせて、させてみせて、ほめるやるには、失敗を受け入れる度量と待ってあげる忍耐も必要な気がします。まだまだ下位者を受け入れるには人としての器の大きさが足りないなぁと思うこの頃です。

とは言え、子供と遊んだり生活しているうちに、そんな訓練(?)も出来ているのかなぁと思ったりもします。子供はまさに、やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、動きません。私もまだまだですが、子供に教育しながら子供から教育され、一人前にしてもらってるんだなと感じます。

2006年6月1日木曜日

[絵本レビュー] ねこねこ10ぴきのねこ

ねこねこ 10ぴきのねこ
タイトルのとおり10匹の猫が登場する絵本です。個性ある10匹の猫が右ページに大きく描かれてあり、左ページに簡単な言葉が添えられています。ストーリもなく、10匹の猫を順に紹介するだけ。言ってみればそれだけの本なんですが、身近な動物である猫を扱ったこの本は子供の興味を惹きつけるようです。

娘は1歳8ヶ月になりますが、「にゃんにゃん」と言いながら、この本をよく持ってきます。時々途中で飽きてしまって、別の本に興味が移ってしまうこともありますが、概ね好評のようです。1、2歳児には、自分の知っている動物・モノを絵本で確認するのが面白いことなんですね。

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2006年5月30日火曜日

[絵本レビュー] いちにのさんぽ

いちにのさんぽ
amazon のコメントにも書きましたが、うちの娘(1歳7ヶ月)は、この本を面白いと思いつつも、なんだかよくわからないと思っている様子です。ストーリーは面白いのですが、登場する動物に工夫が必要かなとも思いました。絵本に対象年齢が書かれていないので、何とも言えませんが、2歳くらいの子供が読むには、ひょとすると時期が少し早いのかもしれません。

この絵本は、「いちに いちに いちのにさんぽ」とリズミカルな調子ですすむお話で、一緒に散歩するお友達がどんどん増えてゆくというストーリーです。「ありさん→いぬさん→くまさん」と増えてゆくまではおなじみの動物なのですが、その後、「きょうりゅう→おひさま」と続きます。お友達の大きさがだんだんと大きくなる面白さがあるのですが、うちの娘は「きょうりゅうさん」と「おひさま」が何者かわからず、きょとんとしてます。そのうちわかってくるのでしょうけれど、もう少しわかりやすい動物の方が(例えばぞうさんとか)、うちの娘にはもっとウケたかもしれません。

幼稚園くらいになると、絵本の趣旨(お友達がどんどん大きくなる)もわかるし、もっと喜ぶかもしれませんね。幼児向けの絵本には対象年齢を書いておいて欲しいなぁと思いました。

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2006年5月23日火曜日

[おくやみ] 王さまシリーズの寺村輝夫さん死去

おしゃべりなたまごやき
子供の頃、寺村輝夫さんの王さまシリーズが大好きでした。私は同じお話を繰り返し読むのが好きな子供でしたから、小学校の図書の時間に図書室に行くと、大好きな王さまシリーズのお話ばかり読んでいたことを記憶しています。ちょっぴりわがままで、いたずら好きで、子供のような王様。そんな王様のお話を楽しみながら読んでいたことは今でも忘れません。なかでも、国語の教科書にも載っていた「おしゃべりなたまごやき」は大好きなお話で、ほんとうに何度も何度も読みました。

その作者の寺村輝夫さんが、5月21日に 77 歳でお亡くなりになったそうです。肺炎だったそうです。うちの娘が大きくなったら、今度は娘と一緒に王様シリーズを読もうと楽しみています。

寺村さん、楽しいお話を本当にありがとうございました。やすらかにお眠りください。

2006年5月20日土曜日

[絵本レビュー] くつくつあるけ

くつくつあるけ娘が1歳前のときにプレゼントでこの本を頂きました。その当時はあんよが上手ではなく、外で歩くことも殆どなかったので、やはり興味を持ってくれませんでした。しかし、外に散歩に出るようになると、すぐに喜んで読むようになったのがこの本です。

外に遊びに出るときに自分のくつを履くことは、幼児にとって一日の中で特別なことです。そんな幼児にとって、「くつ」はとっても興味のある物ですから、くつが歩いたり転んだりするこのお話も興味を持ってくれます。

くつだけが歩いたり転んだりするという、大人にとっては奇抜(?)な内容ですが、柔軟な子供はくつが歩いたり転んだりする面白さをストレートに感じ取ってくれるようです。あんよができるようになったら、お薦めの一冊です。

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2006年5月17日水曜日

読み聞かせガイドライン再考

先日、読み聞かせガイドラインについてのブログを書きましたが、このガイドラインは方々で話題になっているようですね。私のブログにもすぐにコメントが入りました。コメントを下さったYunyさんは、ご自身のブログの中でもこの話題について何度も考察されています。(「読み聞かせ」と著作権「読み聞かせ」と著作権2「読み聞かせ」と著作権3)

さて、このガイドラインですが、話題になった理由は単に読み聞かせが流行っているということだけでなく、下の3つの要因のためだとおもっています。

  • 読み聞かせをしている側の著作権の意識が薄く、正直驚いた。
  • たとえ意識していても、ボランティアや子供への教育という言葉を盾に、著作権を無視してきた。
  • このガイドラインが、出版社・著作権者からの一方的な(突然の方が正しいかもしれない)宣告である印象を受ける。

1、2つ目は我々が当然意識しなければならないことだし、子供への教育を考える以上、ルールを守るのが基本でしょう。3つ目は権利を持つ側からすれば当然の主張なのですが、もう少し大人な対応の仕方も合ったのでは?と思います。

読み聞かせ団体との話し合いや歩み寄りも必要だし、ガイドラインを発表する団体の中に読み聞かせを実施している側も入っていても良さそうに思います。一部新聞記事では、作成には読み聞かせ団体入っていたようですが、なぜ連名にはされなかったんでしょうね。私なんて疑り深いから、「一方的に決めたんじゃありませんよっていうパフォーマンスじゃないの?」って、つい考えちゃいます。

ガイドラインの言葉遣いは丁寧だけれども、対応も丁寧にしてくれたら受ける印象も随分違ったんじゃないかなって思います。

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2006年5月16日火曜日

トラックバック機能追加

blogger.com にはトラックバック機能がついていないのですが、haloscan というサービスを使えば、トラックバックをつけることが出来ます。ということで早速このブログにも導入してみました。

ふひぃ...ねむ。トラックバックくらい初めからつけておいて欲しいなぁ...。もう眠いので今日はねます。zzz

2006年5月15日月曜日

絵本ダイアリー


絵本ダイアリーという日記帳があるらしいです。アマゾンの書籍紹介を読むと、「毎日の絵本の読み聞かせを記録するフリーダイアリー」と書かれてありました。また、使い方として、
父、母、子どもの読書日記として、
もうひとつの育児日記として、
出産祝いや祖父母からの贈り物として
自分用の読書日記として、
絵本を軸にすると日記を書くのが楽しくなります。

と書かれていました。私もこうやって、育児や絵本にまつわることをブログに書いたりしているんですけれど、ブログである以上、手書きじゃなくデジタルデータであるところがもの足りなかったりします。手書きだとその日の気分が字に出るし、絵を添えたりしておくと、後で見たときに絵を描いた時の気分が思い出せたりします。それに、ノートだとボロボロになったり、子供に汚されたりしますが、それ自体が思い出になったりもします。

ブログもいいですが、このような手書きの日記も楽しそうですね。

2006年5月14日日曜日

5月の配本



童話館ぶっくくらぶに入っているので、我が娘には毎月2冊の絵本が届けられます(今は小さいいちごコースという 1〜2 歳用のコースをとっています)。今月は下の2冊が届きました。
  • ねこねこ 10ぴきのねこ
  • うんちがぽとん
「ねこねこ 10 ぴきのねこ」はシンプルな本で、右ページにネコが大きく描かれていて、左ページに簡単なネコのセリフが書いてある絵本です。ネコの絵は西洋絵画風で神秘的な印象があり、子供にはちょっと怖いかなとも思いましたが、さっそく娘に読んであげると「にゃんにゃん」と言って見入っていましたから、大丈夫なようです。

「うんちがぽとん」は、いわゆるトイレトレーニングの話題。まだおむつをしているまあくんが、おまるでうんちができるようになるお話です。うちの娘 (1 歳 7 ヶ月) はトイレに入るのがまだ怖いようなので、こういうお話を通じてトイレに興味を持ってもらいたいなぁと思います。

さて、今月の2冊は気に入ってくれるでしょうか。

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2006年5月13日土曜日

読み聞かせガイドライン

日本児童出版美術家連盟日本児童文学者協会日本児童文芸家協会日本書籍出版協会児童書部会の 4 団体は、「読み聞かせ団体等による著作物の利用について」というガイドラインを2006年5月発表しました。(ガイドラインは、http://www.jbpa.or.jp/guideline.htm からダウンロード出来ます)

このところ様々な団体が絵本の読み聞かせを実施しているようですが、絵本などには著作権がはたらいていることが、読み聞かせの現場で意識されていないので、どのような活動が著作権者の許諾が必要かを書いたガイドラインを用意したということらしいです。このガイドラインを読むと、非営利団体でも、絵本を OHP などで拡大して読み聞かせをする場合は、著作権者の許諾が必要だそうです。その他にもブックリストを作るときも出版元を通じて著作権者の許諾が必要な場合があるとか...。

うーん。なんかしっくりしませんね。法上は許諾が必要なのかもしれませんが、なにか釈然としないものがあります。そう思ってこのガイドラインとにらめっこをしていたのですが、その理由がわかりました。作家や著作権者の意見がこのガイドラインには書かれてありません。また、現場の活動がなぜ出版社や著作権者に迷惑をかけているかもわかりません。法律上の権利があるということと、何をするときは許諾が必要かということしか書かれていないのです。

具体的に言うと、なぜ OHP で絵本を拡大することが著作権者の許諾が必要なのかの説明が、「著作権法がある」以外には説明されていないのです。著作権法を読めば良いのかもしれませんが、それでもなぜ法で守られているかは法律からではわからない気がします。これでは子供も大人も困ります。

絵本の読み聞かせが教育の一貫という立場に立てば、「なぜ OHP で拡大するのも勝手にしてはいけないのか」を子供に説明出来るようにしておきたいです。「法律がある」というのは理由のようではありますが、その説明では意図が説明出来ません。「児童なんとか」団体と名乗っている以上は、子供への説明をどうするのかを考えるべきです。そういうことをしないから、自分たちの利権を守ることばっかり気にしていると思われ、だれもガイドラインなんか守りたくなくなってしまうのです。

追記) 2009.01.27
ガイドラインのアドレスが変更になりました.新しいアドレスは.http://www.jbpa.or.jp/guideline/readto.html です.

2006年5月11日木曜日

[絵本レビュー] こぐまちゃんとぼーる


今日は、先の GW に購入した「こぐまちゃんとぼーる」のレビューです。

娘(1歳7ヶ月)はボールが大好きだし、「こぐまちゃんとふうせん」という別のこぐまちゃんの本も好きなので、きっと気に入るだろうと思い、購入しました。

お話は、こぐまちゃんが大好きな大きいボールをなくしちゃって泣いちゃうんですが、牛乳屋さんがみつけて届けてくれるお話です。ボールをなくしちゃうっていうところが、娘にはまだ難しいようですが、こぐまちゃんが泣いてしまうところでは一生懸命聞いているので、悲しいことだとわかっている様子です。

娘も大きなボールを持っているので、私は絵本を読みながら「○○ちゃんのボールは?」と言ってあげます。すると、ニコニコしながらボールを持ってきて、抱えながらお話を聞いています。ボールが大好きなお子さんにはピッタリの絵本のようですね。こぐまちゃんシリーズは、分かりやすいお話とカラフルな色彩でとても親しみやすい絵本なので、お薦めの一冊ですよ。

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2006年5月10日水曜日

かっこ悪いスタイル

電車通勤をしていると、広告をよく目にします。最近気になっているのが、自分のスタイルという言葉です。「自分のスタイルにあわせて○○できます!」とか「自分のスタイルにあわせた○○選び」とかです。満員電車だと他に見るものがないので、仕方なくそんな広告を見たりしているうちに、なんか変だなぁと思うようになりました。で、ふと思ったんです。スタイルという言葉が「わがまま」の言い換えで使われていることが多いなぁと。

ライフスタイルでも、仕事のスタイルでも、自分のスタイルって本来なら自分に制限をかけるもんじゃないかなぁと私は思うのです。だって、なにか信念とか”こだわり”があるから、スタイルって出来るもんですよねぇ。そういうときに、そのスタイルっていうのは自分の規律のようなものになると思っています。それは目標に到達するためのガイドであり戒律でもあるんだと思います。スポーツ選手や芸術家が典型的な例でしょう。でも、一般人でも同じだと思うんですよ。

好きなときに好きなだけ何かをするスタイルっていうのは、私には違和感があります。スタイルを貫くっていうのはとっても努力の必要な大変なことなんですよ。好きなことをするのはわがままと言うんだと思います。もし、それもスタイルって言えるのならば、それはかっこ悪いスタイルじゃないかなぁと思います。

我が子がどんなことに興味を持とうと、その子次第ではあると思いますが、信念や自分の考えを持って行動して欲しい。そう思います。

2006年5月8日月曜日

[絵本レビュー] うちのこみませんでした?

今日は1歳7ヶ月になる我が娘の、最近のお気に入り絵本の紹介です。

今、彼女は「うちのこみませんでした?」という絵本が大好きです。彼女の本棚の中では古参の部類に入る絵本で、もう一年ほど読み続けていますが、最近ますますよく読むようになりました。

この絵本は、カモのお母さんと子供たちが、巣から離れてしまった一羽の小ガモを探すお話です。お母さんカモは「うちのこみませんでした?」と、いろいろな動物に聞いて探し回ります。この絵本の特徴は、ほとんど字がないこと。字だけ読んでも、あまり面白いお話になりません。だって、「うちのこみませんでした?」というセリフしか書かれていないのですから。でも、それを補ってあまりあるくらい表情豊かに母ガモ・小ガモが描かれてあります。

この本は、そういう絵を見ながら読み手が「セリフ」などを補い、子供と会話しながらお話を進めてゆく絵本だと思います。この絵本を妻が娘に読み聞かせているとき、妻は絵本の登場人物(動物?)にいろいろなセリフを話させています。娘はそれを一生懸命聞いて、時には、絵の中にちらっと描かれている迷子小ガモを指差したりして物語を楽しんでいる様子です。

そうやって絵本を通じて親子がコミュニケーションすることが読み聞かせの原点であると私は感じています。この絵本は読み聞かせをさせる立場の我々に、そのことを教えてくれるとても良い本です。

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2006年5月7日日曜日

中学生はこれを読め

「中学生はこれを読め」 書店主が推薦リスト、全国波及という記事が、asahi.com に掲載されていました。
札幌の本屋のオヤジは気がついた。「最近の中学生は本を読まないと言うが、うちには彼らのコーナーがなかった」。オヤジは500冊のお薦めをリストアップし、専用の棚を作って、こんなキャンペーンを始めた。「本屋のオヤジのおせっかい 中学生はこれを読め!」。それから1年半、おせっかいは全国に広がっている。(asahi.com 2006年05月06日)

とのことです。本屋のオヤジ|北海道書店組合札幌支部のページに行けば、500選リストのすべてを見る事が出来ます。

「なんのことはない。ただの推薦図書じゃないか。」とお思いかもしれません。これまでにも学校の推薦図書や出版社の「○○の100冊」など、多数の本の推薦リストがありました。しかし、中学生限定の推薦リストだったり、その本が本屋さんの棚に専用コーナーとして設けられていたことは殆どなかったのではないかと思います。実際に手に取れるところに、そのリストと本があることがすばらしい活動なんだと思います。

さて、私もさっそく、「これを読め500選リスト」を見てみました。「う〜ん。読んだことのない本ばかり...(^^;」ざーっと見ただけですが、20冊くらいしか読んだことが読んだことがありませんでした。だからって悪いことではないと思いますが、中高生の頃にもう少し本を読んでおけば良かったなぁと思います。中学生って、人生で大事な思春期の頃ですからね。

今思えばその頃の生活って、友達と遊ぶか、試験勉強とTVが殆どを占めていて、読書といえば好きな本をほんの少し読むだけだった気がします。小学生の頃か大学生以降は読書していましたが、思春期の頃は全然です。あぁ、もったいないことしたなぁと思います。

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2006年5月6日土曜日

Newton の読み聞かせ

ふらふらとブログを探っていると、読み聞かせについておもしろいことが書かれてある日記を発見しました。heath さんの dadylog というブログです。なんと、「新生児の息子さんに Newton を読み聞かせされている」そうです。ご自身が小学生の頃から親しんでいた Newton を噛み砕いて読み聞かせておられるとのこと。いいですねぇ。息子さんに優しく読み聞かせされているお父さんの姿が目に浮びます。私自身が絵本を読み聞かせるときに大事だと感じている
  • 子供と世界を共有すること
  • 絵本を通じてコミュニケーションすること
  • そして、自分も楽しむこと
という3つの事を実践できておられる方かなぁと推測しました。

私はまだ父親2年生で、子供と一緒に大きくなっている最中なのですが、このように(ひょっとしたら)同じような考えの方や、それを実践されている方がおられると、「自分の考えも変じゃないのかな」と心強く感じたりします。

といっても私は、自分の考えが周りと違おうとそれを変えないタイプですが...(笑)

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2006年5月5日金曜日

絵本で世界を共有する

昨日のぶろぐに、「妻が絵本を読み聞かせたところ寝る事が出来た」と書きましたが、書いた後から妻から訂正が入りました。子供が自分で絵本を持ってきたそうです。子供は、読むと眠れるからという訳で持ってきたのじゃなくて、ただ単に読んで欲しかっただけで持ってきたのだと思いますが、眠いときには絵本を読んでほしい気分なのかもしれませんね。

絵本の良いところは、親子が同じ世界で同じ内容の会話が出来ることです。おもちゃでも、お絵描きでも同じことができるのでしょうが、絵本は基本的に世界を共有する道具です。親子が簡単に一つのお話に入る事が出来るのが、絵本のすばらしいところだと思います。

子供は、寝る前にお母さん・お父さんの優しさに包まれたい気分になります。そういうとき、親子がひとつの世界に入れる絵本は、子供の希望を叶えてくれるぴったりの道具なのかも知れませんね。

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2006年5月4日木曜日

寝る前の読み聞かせ

うちの娘には寝る前に2冊、絵本を読み聞かせています。はじめからそうしていた訳ではないのですが、ある日、なかなか寝ないので、妻が絵本を読み聞かせたところ寝る事が出来たのです。それ以来、寝る前の読み聞かせを続けています。

今では、寝る前に「好きな本を持っておいで」と言って、本を取りに行かせています。娘も今日の気分で本を2冊ほど選んで持ってきます。それまでどんなに”はしゃいで”いても、絵本を読み聞かせると、気分が落ち着くのかゆっくりと聞いています。絵本を読まないときは、「ねんねよー」と言って、部屋の電気を消すだけで大騒ぎしていた娘なのに...。不思議ですね。

と言っても、日によってはそれでもなかなか寝付けないときもあるのですが、大騒ぎはしなくなりました。絵本の力を改めて感じます。

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2006年4月30日日曜日

機会の損失

今年のゴールデンウィークは、大阪にある私の実家でのんびり過ごしています。今日は娘に絵本でも買ってあげようと、散歩がてら近所の本屋さんに行きました。1Fがスーパーマーケット、2F以上は衣料品や生活用品が売っている複合施設の、3Fにある本屋さんです。

「幼児向け絵本はあるだろうか?」心配していましたが、絵本売り場は棚2つ分の大きさがあり、思ったよりも品数もありました。でも、よく見るとびっくり。絵本全部に透明のビニールシートが被せてありました...。絵本って、中身を見ないと買えないよね...。本の後ろに解説もありませんし、確認できるのはタイトルと表紙だけです。

ビニールカバーを被せてある理由は、それなりにあるんだと思います。子供が汚してしまうとか、破いてしまうとか、店にとって困ることもあるんでしょう。でも、お客はもっと困ります。これじゃぁ amazon.co.jp で買った方がまだましです。本の紹介やレビューも見られるので、自分の子に合うだろうかと検討することも出来ます。今後、「なか見!検索」が充実してくると本の閲覧も可能になるでしょう。なのに、本屋さんで手元に本があるのに、ビニールが被せてあって中身も見れないとは...。

しかも、陳列されている絵本に随分と偏りがあるようにも思えました。有名な絵本や子供に人気のあるキャラクターの本がたくさん並んでいます。ひょっとしたら違うのかもしれませんが、中身が見れないので本を探す気持ちも失せよく見ていません。今となっては悪い印象だけです。

しかたがないので、前から目を付けていたこぐまちゃんの本と、子供が好きな松谷みよ子さんの本を買いました。

これじゃぁ最初から、有名な本しか売れない理由を作っているようなものです。大人向けの書籍にカバーはないのに子供の本にはカバーをつける。何か理由はあるにせよ、排除する方向に向かうのではなく、どうしたら書店もお客さんも両方が喜べるだろうかという建設的な方向に向かって欲しかったです。

だって、ある程度子供が大きくなったらカバーがかけられている状況をどう説明すればよいのでしょうか。子供は初めから本を汚すつもりはありません。本を見たいだけです。そのときに売っている本は汚しちゃダメよっていつ教育すればいいのでしょうか。子供に親がしつけをする機会も失っています。大変ばかばかしい話です。

「子供だからこれでいいか」と思ったのではないと信じたいですが、なんとなくそんな気がします。大人になると子供の頃のことはすっかり忘れてしまう。馬鹿になっちゃうんだなぁとつくづく感じます。

2006年4月26日水曜日

[絵本レビュー] どうぶつのおかあさん

キャラクターものでない絵本でもこどもは喜ぶんだというお話の続きです。

私と娘が好きな本に、「どうぶつのおかあさん」という絵本があります。どうぶつのおかあさんが自分のこどもを運んでいる様子を見開きページいっぱいに書いています。それも実に写実的で写真のようです。可愛いキャラクターものの絵本とは正反対の位置にある本だと思います。

以前に、「最初に本当の姿を知る大切さ」というタイトルでアマゾンにもレビューを書きましたので、一部引用します。

...この絵本は、よくあるカワイイ絵本ではありません。このような絵本は、最近は好まれないのではと感じます。でも私は最近、カワイイ絵本よりも本当の姿に近い絵の本が好きになってきました。理由は、私の子供がこの本のような写実的な本を好むということと、カワイイ(往々にして、ディフォルメされている)絵は大人の視点であって、子供の視点ではないと考えるようになったからです。

ディフォルメされた犬を見てカワイイと思えるのは、ホントの犬の姿を知っているからですね。では、本当の動物を知る前の子供は、カワイイ絵を見てどんな風に感じているのでしょうか? おそらく、大人が書いた意図とは違ったように子供は解釈しているはずです。...(以下略)...

私は、今でもこのように思っています。でも、別にキャラクターそのものを否定するつもりもありません。我が家にもキャラクターものの食器やおもちゃもあります。私のペンネームも、Peanuts の Rerun Van Pelt からとっています。しかしながら、まっさらの子供にはできるだけ偏らずいろんな物を見せてあげたいと思います。私達大人は十分に偏っているので、子供に話す事、教える事もどうしても何かに偏りがちです。でも、「できるだけ、ほんの少しでも複数の視点でものを見せたい」そう考えています。

私がキャラクターものをあまり好ましく思わない理由は、「ほら、これは可愛いんだよ」という押し付けがましい(かつ、商魂逞しい)雰囲気をどうしても感じてしまうからなんだと思います。可愛いかどうかを決めるのは子供であって、あんたではないと思ってしまうのです。

全部の視点を見せるのは不可能だけど、せめて複数の視点がある事だけでも子供に伝わればなぁと願います。

2006年4月25日火曜日

常勤産婦人科医が2年で8%減る

朝日新聞に、「産婦人科医、2年で8%減 非常勤への異動など影響か」(asahi.com, 2006年04月24日掲載)という記事が載っていました。日本産科婦人科学会が調査・公表した内容の報道なのですが、この記事によると
全国の大学病院と関連病院に常勤する産婦人科医が2年間で8%減り、お産の扱いをやめた関連病院も相次いでいる

ということで、具体的には、下記のような数字が上げられていました。
常勤産婦人科医の総数は03年4月には5151人だったが、05年7月には4739人に減った。特に近畿(13.4%減)、北陸(10.2%減)両地方での減少が目立った。お産を扱う関連病院も03年の1009病院から、2年間に95病院(9.4%)減っていた。

うーむ。深刻ですね。妻に聞いた話ですが、私の家の近くの産婦人科も分娩をやめるとの噂が立っているそうです。テレビでも産婦人科不足の報道は時々されているのを見ます。場所によっては近くに産婦人科のない町というのもあるそうです。

こういう話を聞くと、政府は真面目に少子化対策を考えているんだろうかと疑いたくなります。確かに出産補助も大事でしょうが、生む場所がないって方が深刻な問題なのは誰が考えてもわかることです。カネで解決するのが簡単で手っ取り早いので、「出産一時金増やしますよ」とか「子供の医療費を手当てしますよ」とかいう話にすぐなるんでしょう。

実は、健康保険からの補助などがあるので、産むのにそんなにはかかりません。しかし、なぜか出産は全て自費診療であったり、出産に伴う検査などが一部有料化されたりというふざけた現実があります。

結局、「出産したことのない若いやつらはそんな細かいこと知らないし、選挙にも来ないから対策するだけ無駄。でも少子化対策してるパフォーマンスはしたいから、カネを出す補助の話はしよう。でも負担増のところは言わないでおこう。」ってのが政府のホンネだと思います。

2006年4月22日土曜日

読み聞かせは、自分が楽しむことが大事

子供に絵本を選んであげようと思ったり、どんな良い絵本があるのかなぁと思ったりして、インターネット等で絵本を調べることがあります。そういうときによく見かけるのが、
  • 子供はキャラクターものじゃないと興味を持たない
  • この絵本は絵が可愛くないので子供には受けない
という意見です。そのような意見を持たれる方の中には、お子さんに確かにそういう傾向がある方もおられるのでしょう。それは子供の好みの問題ですし、また意見自身は良い悪いを言えるものではありません。ですから、その意見を否定するつもりは私にはありません。しかし、そういう意見の内容が、これから読み聞かせをしようとしている子供に当てはまるかどうかは十分に考える必要があると思います。

キャラクターものじゃない本に子供が興味を持たない理由は何でしょうか? 本当にその絵本が子供にとってつまらないのでしょうか? 本当につまらないと思っている場合、その理由がキャラクターものや可愛い絵じゃないからとは関係ないところにあったりはしないでしょうか? もしくは、読み聞かせをするその人がキャラクターものやカワイイ絵じゃないと楽しめなかったりはしないでしょうか?

読み手が楽しめる・楽しめないというのは、子供に絵本を読み聞かせる場合、とっても重要な...おそらく最重要なことがらです。大人でも話を聞くとき、話し手が楽しんでいないとそのお話はつまらないものになりますよね。話し手が楽しんでいるかどうかっていうのはとっても大事なんです。読み聞かせにも同じ事が言えます。だって、子供にとって絵本は単にお話を聞くだけのものではありません。両親や親しい人とのコミュニケーションをする道具なんです。

読み聞かせをしていると、子供は会話を仕掛けてきますよね? 読み聞かせる人は子供と会話をしながら、たまには横道にそれながら、絵本を楽しむ訳です。絵本に書かれある事を淡々と読む事が読み聞かせじゃないし、そんなのでは子供は楽しくありません。

話を戻しますが、子供が絵本に興味を持ってもらえないとき、読み聞かせをする人自身がそれに興味がなくて、「つまんない」と思って読んだり、自分が好きなキャラクターの絵本のときは、楽しそうに絵本を読み進めたりしていないでしょうか。子供ほど、大人の感情を読める人はいません。「つまんない」と思っているとそれは子供に伝わってしまいます。

読み聞かせは、自分が楽しむことがいちばん大事なんだと私は考えます。つぎに子供の年齢や興味に合った内容。キャラクターものであるとか、かわいい絵であるとかは、大人が考えているほどは問題ではないのだと思っています。

2006年4月21日金曜日

[絵本レビュー] がたん ごとん がたん ごとん

先日のブログで、絵本選びが難しい、特に 0 〜 1 歳児への絵本を選ぶのが難しいと書きました。子供が書いている事が理解できるような絵本を選ぶのが難しいと言う事だったのですが、今日は私が、「よくできているなぁ」と感心した絵本を紹介します。

イラストレータ安西水丸さん作の、「がたん ごとん がたん ごとん」という絵本です。汽車が「がたん ごとん がたん ごとん」とやってきて、「のせてくださーい」と言う乗客を次々に乗せていく、それだけのお話です。子供の喜ぶ同じセリフが繰り返すとってもシンプルなお話。でも、乗せる乗客がすばらしい。

乗客は、哺乳びん、コップ、スプーン、リンゴ、バナナ、ネコ、ネズミ。ネコ・ネズミはともかく、その他のものは、どこの家にもあり、子供が毎日慣れ親しんでいるものです。それだけに、子供の反応はとっても良いです。うちの子供はまだ話せませんが、「コップどーれだ?」「リンゴどこかな?」というと、ニコニコして指差します。リンゴを掴むまねをして私にくれたりもします。

子供が本を読むとき、現実にはない本の世界に入るのも楽しみの一つですが、それはまだまだ先のお話。普段の生活を絵本の中にも見つけ、それを親とお話ししながら楽しんでゆく...それが乳幼児の頃の絵本の楽しみの基本だと思います。そういう意味で、この絵本は私のおすすめの絵本です。

ただし、家の近くに電車が通ってない子供には、「電車の意味が分からない」ので、同じ理由で楽しめないかもしれません(笑)。

2006年4月19日水曜日

絵本を選ぶ難しさ

我が家は、童話館ぶっくくらぶに入っているので、子供に毎月2冊の絵本が長崎から送られてきます。他人に本を選んであげるのは難しいですが、子供...0〜1 歳児...に絵本を選んであげるのはもっと難しいです。童話館では、絵本を選ぶ選任スタッフが子供の年齢とその子の好みに合わせた配本リストを作ってくださるということだったので、入会したのですが、そこで私は、絵本を選ぶ難しさと、我々大人がいかに固定観念に縛られているかを再認識する事になります。

子供に絵本を買ってあげようと思うとき、どうしても「かわいい」絵本を買ってあげたくなります。その「かわいい」っていうのはたいていデフォルメした動物だったりします。ですが、0〜1 歳児っていうのは、デフォルメする前の動物すら知らないのです。つまり、そこに書いてある「なにか」がわからない状態です。「ぞう」自体がわからないのに、その「ぞう」がデフォルメされていて「かわいいな」って思うはずありません。そこには、やはり我々大人の思い込みがあると感じます。たとえ興味を持ったとしても、「かわいいぞうさん」とは思っていないのです。本物を知らないのですから。国によって「かわいい」の尺度が違うのも、子供の頃に「これがかわいいのだ」と教えられるからなんだとも思いました。

そういうことを感じているのは私だけではなさそうです。ぶっくくらぶからは、本と一緒に会報が送られてくるのですが、そこにはスタッフの方が 0 歳児用の本の選択に悩まれていることが書いてありました。そうか、専門のスタッフの人も悩んでいるんだなぁと絵本の難しさを痛感しました。

子供は本当にゼロの状態からスタートします。彼・彼女の頭にあるのは、自分と両親、そして、いつも使っているスプーンだったり、くつしただったり、そうじきだったり、ごくごく周囲のものに限られます。本当は、そういう日常の一部を切り取った絵本が欲しい。実際に読み聞かせをすると、0 歳の頃はそういう絵本の方が子供は喜びます。でも、なかなかそのような本は少ないようです。結局大人の尺度で子供が喜ぶだろうと思う本を作るからでしょうね。

子育てをしていると、子供からたくさんのことを教えてもらえます。子供に教えてもらった事を自分のモノにしてゆければなぁと思う毎日です。

2006年4月18日火曜日

ヒトゲノムマップ一般配布

方々で話題になっていますが、文科省が一般向けに解説されたヒトゲノムマップを配布するそうですね。全国の小、中、高校に計4万枚も配るそうですが、「日本はこれからゲノムで勝負する」という宣誓なんでしょうね。ウェブサイトも用意されていますので、興味のある人はどうぞ。JavaScript をゴリゴリ使った派手なページで、たいへん面白い動きをします。それだけでも一見する価値ありです。ポップアップウィンドウがブロックされているとちゃんと見えませんので、ブロックを外してから見ましょう。

ただし、文科省のウェブサイトが、高負荷のため落ちているのかアクセス出来ません。足下をもっと固めましょうね。

2006年4月17日月曜日

書き続けること

オルタナティブブログに、「blogを続けるべき理由(「手帳ブログ」のススメ)」というブログを見つけました。そのブログで「手帳ブログ」のススメという本が紹介されていたのですが、この本は「書くことを通じて自己成長を図る」ことがテーマになっているのだそうです。

書くことは、初めてみると結構パワーの必要とすることだと気づきます。自分は何を書けるのか・何を書きたいのかもわからなかったりします。それは、書くこと自身が「漠然と考えていた事の整理を促す」からだと私は思っています。私はまだこのブログに書かれているように、「書くことで日々の発見をして、自己成長をする」ところまでは到達出来ていませんが、せめてブログを書き続ける事で、書く事を習慣づけられたらなぁと思います。

2006年4月15日土曜日

入力と出力の関係(人間の場合)

数ヶ月前から、気にかかっていた事があります。それは、「情報を入力(収集・聞く)し過ぎると、人は出力(話す・書く)するのが減る」のではないかということです。ここでいう出力(話す・書く)っていうのは、日々のおしゃべりやメールではなく、今書いているブログや仕事上での成果物などを指しています。単純に考えれば、たくさん情報を収集した方が出力量は多くなるし、しっかりとしたモノが出来そうです。でも「そうじゃないのでは?」と思い始めたという訳です。

最近、私は Google Reader を使ってニュースサイトやお気に入りのブログを読んでいるのですが、ついつい登録するサイトの量が多くなってしまい、たくさんの情報のシャワーを浴びることになりました。すると、とたんにブログの更新頻度などが落ちてしまったのです。その時は「時間は限られているので、入力の方に力を入れると、出力がおろそかになるのかなぁ」と考えたのですが、「他にも原因がありそうだなぁ」とも思っていました。

入力量が多くなると、出力量が減るのではなく、人間は考えるのやめてしまい、そのために出力量が減るのではとも考えたのです。というのも、仕事の成果物でもブログでも、しっかりと自分の頭で考えないと出来上がりません。「考えない」→「出力しない」という流れです。

そんなことをつらつら思っていると、オルタナティブ・ブログこんなブログを見つけました。

何か結論を出すことを回避するために、常に情報を集め続けることを安易な逃げ道にしている


確かに...。そういうことはあると思いました。自分の結論を出すのが怖いので、たくさんの情報を集めることで安心し、考えないというのもその中の一つで、人がハマりがちな事だよなぁと思いました。

「入力量が増えれば、出力量も多くなる」と単純にはならないところが、人の難しいところであり、面白いところだなと思います。情報のシャワーを浴びることは心地よいのかもしれませんが、心地よさのあまり排水溝が詰まっていることを忘れていると、腐った水で自分も腐るなんてことになりかねませんね。

2006年4月14日金曜日

よーぃ、どん!

mixi や社内の閉じたところにブログを書くことはありましたが、開かれたところにブログを書くのは初めてです。インターネットの流行り始め、学生の頃に初めて自分のホームページを書いて、「これが不特定多数の誰かに読まれるのか」とドキドキしたのを久しぶりに思い出しました。このブログがどういったものになってゆくか楽しみです。