2006年11月12日日曜日

[絵本レビュー] ちょっと変わった絵本 (色・音を楽しむ)

長女と絵本を読むようになってから,「世の中にはこんな絵本もあるのかぁ」と思うことが時々ありました.そんな感想を一番強く持ったのが,色や音を楽しむ絵本の存在に出会ったときでした.最近ブログを書くネタがないので,そんな絵本の紹介でも書いてみます.

ころころころ
元永 定正
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長女が大好きな絵本の1つです.色とりどりの小さな玉が,坂道やでこぼこ道や階段などを「ころころころ」って転がっています.セリフは殆ど「ころころころ」だけ.子供と一緒になって,坂道を指でなぞりながら,「ころころころ」って楽しみます.読んだ後に小さなボールを転がすとより楽めそう.(まだやったことありませんが...)


るるるるる
五味 太郎
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こんどは,長女が「読んで」とあまり持ってこない本です.絵本作家の五味さんならではの色使いがきれいな本なんですけれどね.この本では飛行機が「るるるるる」と飛びます.雲の中に入ると音は小さくなるし,どこかにぶつかると音が変わったり,と面白そうなのですが,なぜか全然食いついてくれませんでした.意味がよく分からないのかなぁ...


もこもこもこ
谷川 俊太郎 元永 定正
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こんどは,「もこもこもこ」っと,地面から不思議なもの(生物?)が生えてくる絵本.ちょっと言葉では言い表しにくいのですが,「もこもこ」,「にょきにょき」生えてきて,「ぱくっ」と食べられたり,「ぱちん」と爆発したりと音を楽しむ本.こちらは長女のお気に入り.飛行機は現実的なモノだけど,「もこもこもこ」のモノはただ音をイメージにしたものなので,逆にストレートに受け入れやすいのかも.


がちゃがちゃどんどん
元永 定正
4834010244
こちらは,音をイメージで表したものがどんどん出てくる絵本.ストーリはなく,ページ毎ににいろいろな絵と音を楽しむようになっています.これも,長女は喜んで読んでいます.といっても,最近購入した本なので,読んでいるだけかも(笑)


上のような絵本を読み聞かせられるかどうかは,その人が子供と遊べるかどうかと深く関連しているように感じています.これらの本は感覚(音や色)を楽しむものなので,意味を考えることを強いられている大人の世界では理解しづらいものです.大人の基準の何かを与えるのではなく,子供と一緒に楽しみ方を見つける絵本なんだろうなと思っています.

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