2006年5月17日水曜日

読み聞かせガイドライン再考

先日、読み聞かせガイドラインについてのブログを書きましたが、このガイドラインは方々で話題になっているようですね。私のブログにもすぐにコメントが入りました。コメントを下さったYunyさんは、ご自身のブログの中でもこの話題について何度も考察されています。(「読み聞かせ」と著作権「読み聞かせ」と著作権2「読み聞かせ」と著作権3)

さて、このガイドラインですが、話題になった理由は単に読み聞かせが流行っているということだけでなく、下の3つの要因のためだとおもっています。

  • 読み聞かせをしている側の著作権の意識が薄く、正直驚いた。
  • たとえ意識していても、ボランティアや子供への教育という言葉を盾に、著作権を無視してきた。
  • このガイドラインが、出版社・著作権者からの一方的な(突然の方が正しいかもしれない)宣告である印象を受ける。

1、2つ目は我々が当然意識しなければならないことだし、子供への教育を考える以上、ルールを守るのが基本でしょう。3つ目は権利を持つ側からすれば当然の主張なのですが、もう少し大人な対応の仕方も合ったのでは?と思います。

読み聞かせ団体との話し合いや歩み寄りも必要だし、ガイドラインを発表する団体の中に読み聞かせを実施している側も入っていても良さそうに思います。一部新聞記事では、作成には読み聞かせ団体入っていたようですが、なぜ連名にはされなかったんでしょうね。私なんて疑り深いから、「一方的に決めたんじゃありませんよっていうパフォーマンスじゃないの?」って、つい考えちゃいます。

ガイドラインの言葉遣いは丁寧だけれども、対応も丁寧にしてくれたら受ける印象も随分違ったんじゃないかなって思います。

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