2006年6月9日金曜日

指導者としての器

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。ご存知、山本五十六の言葉です。昭和初期の頃なんて、「見て覚えろ! ボカッ(殴)」みたいな指導や教育が普通だったんじゃないかという印象を持っています。だから、軍隊に属するその頃の指導者から「ほめる」という言葉がでるとは思いもよりませんでした。初めてきいた時に衝撃を受けたことを覚えています。

今では、自分も後輩を指導する立場にもなり、子供を教育する親という立場にもなりました。山本五十六の言葉は、誰かに何かを指導する時の指針になっています。しかし、それが常に実践出来ているかというと、「あぁちょっとイライラしちゃったなぁと反省することもしばしば」。やってみせて、言って聞かせて、させてみせて、ほめるやるには、失敗を受け入れる度量と待ってあげる忍耐も必要な気がします。まだまだ下位者を受け入れるには人としての器の大きさが足りないなぁと思うこの頃です。

とは言え、子供と遊んだり生活しているうちに、そんな訓練(?)も出来ているのかなぁと思ったりもします。子供はまさに、やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、動きません。私もまだまだですが、子供に教育しながら子供から教育され、一人前にしてもらってるんだなと感じます。

0 件のコメント: