2009年4月20日月曜日

[絵本レビュー] ぎょうれつ ぎょうれつ(マリサビーナ・ルッソ 絵と文)

5 stars人の話が聞ける子に---まずは自分が子供の話を聞かなきゃな
ぎょうれつぎょうれつぎょうれつぎょうれつ
マリサビーナ・ルッソ
徳間書店, 1994年11月
大人でも絵本から気づかされることはたくさんあります。「ぎょうれつ ぎょうれつ」は私に気づきを与えてくれた絵本の1つです。

主人公のサムは,お母さんの「おひるごはんですよ。いらっしゃい」の声を聞き,自分の部屋からキッチンまでぎょうれつを作りながら行くことにします。最初 は,積み木。次に,本,おふろのおもちゃ,くつ,おもちゃのじどうしゃと並べていきます。おかあさんは,「サム,スープがさめちゃうわよ」とせかします。 ところが,あと少しでキッチンというところで,並べるものがありません。とうとうサムは自分をぎょうれつの最後に加えて,目をつぶって両手を思い切り伸ばし,キッチンまでのぎょうれつを完成させます。

目を開けると,お母さんの顔があります。「なにをしているの?」というお母さんの問いかけに,「ぼくのへやから おかあさんのところまで ずーっと ぎょうれつしてきたんだよ。」と答えます。そこでお母さんはなんと言ったでしょうか。
「ほんと,すごいわね」おかあさんは ながい ぎょうれつを
みてから サムをだきあげました。
「でも こんど おかあさんが よんだら すぐ くるのよ」
サムは にっこりわらって うなずきました。
お母さん,余裕の対応ですね。きっちり諭しているのもすばらしい。私はこんな対応はできそうもありません。もちろん,「親の言うことは聞きなさい」と叱ることも一つの対応です。が,どちらにしても親には余裕が必要です。余裕がないと「どうして,言うことを聞かないの!」と怒りモードになります。

叱るのと怒るのとは大違い。怒って子供に対応しても,子供は「怒っているな」と思うだけ。しつけの対応としてはあまり良くありませんね。どのように対応するにしても,心の余裕は欲しいものです。

私は,子供には自分の意見をはっきり言え,人の意見も聞ける子になって欲しいと思っています。それにはまず親の見本です。自分も子供の話が聞けないとなと思いました。

「ぎょうれつ ぎょうれつ」は,そんなことを考えさせてくれた本です。

2009年4月19日日曜日

2歳と4歳に自転車のプレゼント

いきなり自転車 かじとり式 レモンライム娘達がずっと前から欲しがっていた自転車を先日買ってあげました。Peopleいきなり自転車 かじとり式という自転車です。色は,長女にはレモンライムを,次女にはアップルを選びました。

ネットで既になにを買うのかを決めていたのですが,試乗のため近所のトイザらスに行きました。ちびの 2 歳の次女には無理があるかなと思いましたが,本人のやる気もあって,全然 OK です。帰って,安心してネット通販しました(笑)。ちなみに,他の自転車も見ましたが,よくあるキャラクターものの自転車は作りがいまいちなところがありました。乗り物なので,やっぱりしっかりしたものの方が安心です。

さて,最近はトイザらスのようなお店よりもネットの方が安いですね。「ハンドル」と「かじ」を取り付ける必要がありましたが,女の人でも簡単に出来るような作業なので,ネット通販もオススメです。
いきなり自転車 かじとり式 アップル

土日はどちらも近所の原っぱで自転車に乗り,虫を追いかけ,青空の下でおにぎりを食べるという一日を過ごしました。しばらくは,自転車の練習が続きそうです。

2009年4月16日木曜日

みんなちがって,みんないい --- けど,競うことは辞めたくない

金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」という詩が話題だそうです。はじめてその詩に触れたとき「よい詩だな」と思いました。とても共感出来るないようだったからです。

私は小さな時から --- 小学1年生だったと思いますが --- 知らず知らずのうちに母親から,おそらく母自身も無意識に多様性を教えられていました。「○○くんは勉強が得意だけれど,走るのは苦手でしょ。でも,△△くんは走るのが1番速い。だから△△くんは○○くんより走ることがすごい。勝てないもんね。勉強でも,走るのでも,絵を描くことでもみんなよりすごいことがあれば,その子はすごいんだよ。」

そして,今お仕事でお世話になっているお客様も多国籍企業で,多様性が重視されています。そんな環境にいる私が,「よい詩だな」と思ったのは自然なことなのでしょう。

ただ,日本でこのような話をした時に,「多様性」を「競争しない」と混同して使われることがあるのが,私にとって不自然でなりません。競争はあってしかるべきで,でないと成長がありません。それぞれの得意分野では競うべきなんだと強く思います。そう状況であってはじめて「違う」けど「いい」になれるんだと思います。日本で問題なのは,評価されるポイントが極めて少ない,もしくは1つしかないことです。そういう環境でしか生活していないので,違うこと認めた瞬間に,競わないことになってしまうのだと思います。

やっぱり一番は目指すべきだし,上にあがった人は賞賛されるべきです。そして,みんながそれぞれの得意分野で競えるように,評価される点は多様であるべきです。

2009年4月15日水曜日

見えないことを学ばせる

4/11 は,長女の幼稚園の始業式でした。園児達は長い式の間も私語をせず,前を向き,先生のお話を聞いていました。1年前を思えば,同じ幼稚園のホールで入学式があり,園児達は泣き叫んだり,立ち上がったり,後ろに座っている親の方をうかがったり,集中を欠いていたりしたものです。ずいぶん成長したものだと思いました。

園長先生のお話がありました。先生が壇上で「おはようございます」と挨拶すると,園児達も「おはようございます」と応えます。先生はこう続けられました。
「昨日は入園式でした。そこで先生が挨拶をしても,お友達はあいさつできません。幼稚園が初めてでわからないからです。でも,みんなは誰も何も言わなくても『おはようございます』と挨拶出来るようになりました。そして,お話もせず,手をお膝の上に置いて,先生のお話をしっかり聞けるようになりました。」
「先生は幼稚園は見えないことをできるようになるところだと思います。先生は幼稚園では難しいことをしようとは思いません。お友達と仲良くしたり,お話が聞けるようになったり,それだけで十分です。」
「確かに去年はあいさつどころではなかったものな。みんな成長したな」と思いました。そして「見えないこと」を学ぶという先生の言葉がとても印象強く残りました。

私も幼稚園は字とか算数とかじゃなくて,鍛えにくいことを学ぶ場だと思っていますが,「鍛えにくいこと」よりも「見えないこと」の方が表現として良いですね。子供にもわかりやすい言葉で説明されるのは,さすが園長先生です。

「見えないこと」というのは何物か説明しがたいという意見もあるでしょうが,私はそれをそのまま捉えた方が大事なことを見失わないので,いい表現だなと思います。

例えば「見えないこと」の1つの「集中力」を養いたいと思ったとき,その手段として「机に座って字を習う」ことをするとします。でも,いつの間にか手段が目的化してしまい,「字を習う」ことが目的のようになってしまうことがあります。捉えどころのないものを,捉えられるものに落とし込んでから学ぶと,目的がすり替わってしまいやすいものです。

でも「見えないこと」というままに目標をおくと,そのようなすり替わりはないと思います。捉えにくいのは難点なんですけれどね。

でも,長女の幼稚園の先生方は,それを目標に園児達と接して下さったのでしょう。長女はその「見えないこと」を学び,成長しました。とても難しい指導だと思います。そのような「見えないこと」を指導して下さった先生方に感謝しています。

2009年3月31日火曜日

[絵本レビュー] 昆虫とあそぼう(とだ こうしろう 作・絵)

4 stars虫のことを近所のおにいちゃんに教えてもらっているよう
昆虫とあそぼう昆虫とあそぼう
とだ こうしろう 作・絵
戸田デザイン研究室, 1989年06月
先日,長女の幼稚園友達のお母さんに頂いた本です。「虫好きの長女が好きだろうから」とプレゼントして頂きました。
この本は,幼い頃,虫と遊んだごく普通の体験を元にして,その視点から,図鑑でも昆虫のお勉強本でもない,昆虫と遊ぶ本を作ってみました(あとがきより)
あとがきからもわかるように,これは昆虫と仲良く遊べるようになる本です。

見開きの左側にはページいっぱいに書かれた虫の写実的な絵,右側にはその虫の説明があります。文字は手書きで,イラスト付き。写実的な絵とのバランスがよく,図鑑とは違う親しみやすさがあります。

話しかけられているような調子の文章は,年上のお兄ちゃんや田舎のおじいちゃんに虫を見せてもらいながら,楽しそうに,そしてどこか誇らしげに,虫を説明してもらっているようです。もちろん,その虫のすごさや面白さは理由なしにわかります。そういう人に教えてもらった虫は「すげぇ」のです。同じ印象をこの本からも受けました。もちろん,自分もその虫を捕ってみたいと思う気持ちがかき立てられます。

楽しい本です。

ちなみに,次のような虫が紹介されています。テントウムシ,セミ,カブトムシ,ハチ,ゾウムシ,トノサマバッタ,ゲンゴロウ,キリギリス,コウロギ・スズムシ,カマキリ,オニヤンマ,コガネムシ,モンシロチョウ,クワガタ,タマムシ,ショウリョウバッタ,アカトンボ,カミキリムシ,カナブン,アゲハチョウ

2009年2月26日木曜日

最初は,親も1年生。子供も1年生。

「最初の子供の時は,親も親1年生,子供も子供1年生なんだ」とは,私の会社の先輩に言われた言葉です。その先輩は転職されて今は違う会社におられますが,その言葉は今も私の中にあります。その言葉の意味は,「最初の子供が生まれた時は,親にとってもはじめてのことばかりで,まるで1年生のよう。だから,大人だけれども親も親1年生だから,生まれた子供と同じレベル。苦労するのは当たり前で,そういうつもりで子供とやりとりしなくてはならない。次に2年後に子供が生まれたら,親は親3年生で,生まれた子供は1年生。親の方が経験があるから,対応は楽になる」ということです。私の第一子が誕生し,あくせくしていた時にもらった言葉です。

今,長女4歳,次女2歳。まさにそのとおりだと痛感しています。いまだに長女のことになると「いろいろと心配」になり,次女のことになると「まあ,どうにかなるさ」と余裕です。これはずっと続くんだと思います。

これは,子供を育てていらっしゃる方なら経験のあることだと思いますが,(当然と言えば当然なのですが)人種や国が違っても同様なんだなと思いました。先日読んだ「ワインバーグの文章読本 ジェラルド・M・ワインバーグ著」に次のような話が載っていました。著者のワインバーグさんが,お子さんを連れて初めての健康診断に行き,問題点を7ペー ジのリストにして小児科医に渡した時に,医師が言った言葉です。
「あのね,最初の子供を捨てることさえ出来たら,子育てには何の問題もなくなりますよ」

思わず苦笑してしまいました。端的に表している言葉ですね。

私はまだまだ親としては未熟です。4年生ですからね。早く親として成人したいですが,もうしばらく先になるでしょう。大事なのは親として謙虚に子育てすることだと思います。知識も経験も乏しいくせに空威張りしているようでは,文字通り子供ですものね。

2009年2月16日月曜日

こどもには,鍛えにくいことから教育すべきだ --- 読み書きそろばんより想像力

「近所の○○幼稚園が定員割れになったそうだよ」と妻から聞きました。

そこは近所では人気の幼稚園で,漢字の読み書きや算数などの幼児教育に力を入れておられるところです。定員割れとは驚きです。その園に通う子を持つ幼稚園ママ達によると,今年度のプレ保育が机に座った勉強に偏っていたので逆に敬遠されたのではという話でした。ま,ただの噂ですし,これ以上のつまらない詮索はよしましょう。幼稚園は義務じゃないのでそれぞれ園の方針があり,入る方は気に入った園に行けばいいわけですから。

しかし,この妻の言葉は私の中に引っかかりました。私が最近気にかかっていたことと関連するからです。

私は会社の若手社員を現場で教育しています。指導する上で一番難しいのは,仕事の心構えをいかに教えるかですが,次は,技術的なことではなく,想像力をいかに発揮してもらうかです。私の仕事は技術職ですが,このように技術の前に身につけておくことはたくさんあります。これは,おおよそ仕事と名のつくものに共通すると私は思っています。どんなことであれ,仕事を頼んだ人を満足させるには想像力は欠かせません。想像力のない人の仕事は困ります。変化に対応出来ないからです。学校では手法を教えるよりも,考える力や想像力を鍛えて欲しいなと思っていたところでした。

想像力がないと,技術の使いどころと使いようがわかりませんし,創造的な仕事もできません。想像力はとても重要なファクターです。そして,想像力は興味と関係します。興味を持てるから,思いつく --- 想像できます。だから,どんなことにも興味を持つタイプの人は思いつきが多く,かゆいところに手が届いている仕事をしたり,たとえわからないことがあって も不明点がクリアなので助けも出しやすかったりします。また,想像力のある人は自分の技術や知識の不足しているところもわかるので,成長もしてくれます。ところが,技術や知識があっても想像力のない人はそこでストップが多いです。逐一指示が必要なので,成長が極めて遅いのです。

私の考えでは,こどものうちは鍛えにくいことから教育すべきです。例えば「コミュニケーションを上手にできる」とか「自分の考えを発表できる」などの社会的なこと。大人になったら変えることはきわめて難しいので,三つ子のなんとかじゃないですが,幼児期がとても重要です。音感や運動能力なども同じで,一流になるには子供のうちからだそうですね。

そして,想像力も鍛えにくい。だから,ものごとにプラスの姿勢で臨み,興味を持ち,想像力をもって取り組むことはぜひ教育したい。でも,漢字の読み書きや四則演算は乱暴に言ってしまえば,どうでもいいです。すくなくとも二の次です。

さらに,漢字や算数には弊害があって,学校の成績にも即効性があるし,勉強をしているつもりになってしまうので,問題を設定する力や思考する力などの本来の勉強に目を向けにくくなります。しかも数学の本質は論理力と抽象力のはずで,計算力じゃありません。

だから,私は自分が勉強をしてきた方だし,子供にもしっかりと勉強をして欲しいですが,ただの読み書きや算数から学習を始めてしまうことには反対なのです。

2009年2月9日月曜日

[絵本レビュー] ゆうびんやのくまさん

5 starsくまさんの素朴な生活と勤勉な働きぶりが魅力
ゆうびんやのくまさん (世界傑作絵本シリーズ)ゆうびんやのくまさん (世界傑作絵本シリーズ)
フィービ ウォージントン, セルビ ウォージントン
福音館書店, 1987年05月
以前にも,このくまさんシリーズのレビューを書きましたが,今日はあのとき紹介出来なかった「ゆうびんやのくまさん」についてです。またまた図書館で借りてきました。

もちろんこの本は,くまの郵便屋さんのお話で,くまさんが起きてから寝るまでの生活が書いてあります。素朴な表現の文章に,やさしい挿絵がつき,くまさんの素朴な生活と勤勉な働きぶりをいっそう魅力的にみせてくれます。私は,局で郵便物を仕分けているときに,ほどけかかった小包を見つけ,つつみなおしてあげるくまさんが好きです。くまさんの仕事に対する誇りまで,感じてしまうのですが,言い過ぎでしょうか(笑

私はこのシリーズの絵本が大好きです。そして,どの絵本も最初の1ページと最後の1ページがお気に入りです。ゆうびんやのくまさんは次のように始まります。
あるところに,ゆうびんやのくまさんが,たったひとりですんでいました。くまさんは,バッジのついた ぼうしと,てがみや はがきをいれる かばんを もっていました。
なんて,無駄のない文章でしょうか。くまさんは他にも持っているものはたくさんあるでしょう。でも,バッジのついた帽子をかぶっているから,手紙やハガキを入れるかばんを持っているから「ゆうびんやさん」なのです。同じシリーズの他の絵本も同様の出だしで始まります。そして,くまさんが○○やさんであることがはっきりわかるように書かれてあります。こういう表現が,私を絵本の世界にあっという間に連れて行ってくれます。

大人向けの本だとこんな風にはなりません。働いている郵便局の大きさだとか,どんな人と一緒に働いているだとか,給料はどうだとか,そんなことが書かれます。でもこの本にはそんなこと書いていません。郵便物にスタンプを押すとき「バン バン バン!」って押すとか,配達した先の人はやさしいだろうかとかが書いてあります。この絵本はそういうことが気になる人向けの本です。そして,子供はそう言うことが気になるものです。

そして,最後の1ページはみんなおなじおわりかたです。
これが,ゆうびんやさんのくまさんのおはなしです。
そして,わたしはくまさんの生活がすっかりわかったような気になります。

わたしにとってこの本は,子供の頃の自分を思い出してくれる魔法の本です。

2009年2月7日土曜日

Tube Door Stopper

部屋を楽しくしてくれるドアストッパーです.ウェブで見つけたのですが,つい衝動買いしてしまいました.

見てのとおり,絵の具のチューブを思わせるチューブ型のドアストッパー.ドアにチューブが挟まっているようなドアストッパーなんて,考えただけで楽しくなりますね.しかもシリコンのゴムが使われていて,とても発色が良いです.届いて実際に手に取って見ても,色も形もイメージ通りでした.我が家のドアにはさっそくチューブが挟まっています.

娘達も喜ぶかなと思いましたが,反応はとくにありませんでした.子供はドアストッパーが絵の具チューブ型であっても意外に思わないようです.大人は型にはまった生き物なんだなと改めて思いました.

ところで,小包の中にはプレゼントが入っていました.動物の形をした輪ゴムです.実はこの輪ゴム,欲しかったのですが,用途が思いつかなかったので購入を見送ったものでした.こちらもいい感じ.動物好きの娘達も,こちらの方には興味を惹かれていました.意味もなくこの輪ゴムで何かを止めたくなります.

使うのが楽しくなる製品っていいですね.


参考)

2009年1月29日木曜日

絵が描けなくなった

うちの娘達はよく絵を描きます.そういうとき私も一緒に絵を描くのですが,「何か描いて!」と真っ白い紙を渡されるとペンが止まります.何を描いたらいいのかわかりません.思いつきもしないのです.思いついたとしても,「どういう風に描けばいいんだっけ?」とか「なに色で描こうか?」とかが先にたち,”まず手が動く”ということはありません.

一方,娘達は自由です.文字通り好きなものを好きな色で描きます.バナナを描きたければバナナを描くし,ラクダが描きたければラクダを描きます.赤いバナナであっても,青いラクダであっても,それはバナナだしラクダです.そしてそこに理由もなにもありません.「好きなものを好きな色で描いた」それだけです.

それに比べて,大人は不自由です.バナナは黄色で,ラクダは黄褐色で描きたくなります.また,バナナの隣にラクダを描こうとは思わず,くだものだとか南国だとか関連するものを描きたくなります.

さらに子供はすごく具体的です.例えばラクダを描く時は「○○している△△のラクダ」のように妙に具体的で限定されています.ところが大人は総称としてのラクダを描きます.この2つが子供と大人の決定的な差だと思っています.大人は「抽象,分類」が得意です.子供は「具体,個別」が得意です.

毎日大量の情報を処理しなければならない大人は,物事を分けたり,抽象的に考えたりしないと頭がパンクしてしまうのですが,子供のような頭も持っていないと新しい発想がわいてきません.両方必要です.

訓練の方法はないものかと「毎日ちょっとした絵を描く」ことを思いついたのですが,本当に何も描けないのです.これには参りました.

もっと子供と遊んで,頭を柔軟にしたいな.そんなことを思いました.

2009年1月27日火曜日

大人の絵本ブームだそうなのでいろいろ考えてみた

今,大人の絵本ブームだそうです.

今月13日の NHK の朝のニュースで,絵本の人気が大人にも広がっているというニュースがありました.絵本カフェや洋書絵本専門店がとりあげられており,絵本カフェでは飛び出す絵本,洋書絵本専門店では大人向けの英語の絵本の読み聞かせ講座が紹介されていました (後者は少しうろ覚え,間違っていたらすみません).

また,同日だったと思いますが,新聞でオーダー絵本の会社が紹介されてありました.プレゼントとしてオーダー絵本を頼むお客が多く,6割が大人だそうです.

確かに大人の絵本ブームと言っても良さそうですが,肝心のお話の方がクローズアップされていないことが気になりました.注目されているのは絵本という形式だとか,飛び出す「しかけ」だとかです.報道のされ方なのかもしれませんが,本当のところはどうなのでしょうね.みなさん絵本の世界を楽しまれた上での,ブームなんでしょうか.

それとも「ただの流行り」で,絵本から連想される「やさしい」イメージや,海外製品から連想される「おしゃれ」や「かっこいい」というイメージが,ブームを呼んでいるだけでしょうか.


どちらなのかはわかりません.ただ,私が思っているのは,「絵本の世界を楽しむのは,大人にとっては結構難しいことだ」ということです.絵本の絵やしかけを美術として楽しむのは出来ると思いますが,お話となるとどうでしょう.楽しめるでしょうか?社会のルールで固められた大人の頭では,話を「理解」しようとするあまり,楽しめないことも多いのではないでしょうか.

絵本の世界と絵本の本当の面白さはお話にあります.絵やしかけはお話と読み手をつないでくれる橋でしか過ぎません.ときには子供しか渡れない橋,子供しか見えない世界があると思います.もし,お話を楽しめていないとしたら,本当に絵本を楽しんでいるとは言えませんね.


大人の絵本ブームと言われていますが,「日本的な流行り」ではなく,絵本の文化が育まれる本当のブームであって欲しいです.気づいたら「それはもう流行ってない.古いよね」みたいな状態なっていたら悲しいですよね.そのときに子供達の絵本まで廃れていたとしたら,そんな残念なことはありません.

絵本好きの者として切に願います.

2009年1月13日火曜日

親の言葉 ---「そうしたいな」と思わせるには?

最近,うちの娘達はけんかばかりです.歳がふたつしか離れていない上に,4歳と2歳の組み合わせ.「お姉ちゃんぶりたい姉」と「反抗期間近の妹」最悪です(笑.

2人は仲が良く,概ね楽しそうに遊んではいるのですが,「いったい一時間のうちに何度けんかすれば気がすむんだ?」と思うくらいけんかが始まります.(歳の近い兄弟姉妹というのはこういうものですけれどね)

こうたびたびけんかされると,対処するこちらも大変です.

あまり関与しすぎるのも良くないので,2人で収集出来なくなった時に私は出て行くことにしています.そして喧嘩の仲裁をする時は「フェアに」というのが私の基本ルールです.私もけんかの様子を見ながらそれぞれの話を聞き(もちろん妹は上手に説明出来ないので,汲み取ってあげて),仲裁します.姉には,「けんかしないように,(妹に)こういう風に言ってあげな」と言うこともあります.

こぶたくん (こぶたくんのおはなしシリーズ)ただ,もう少し気の利いたことは言えないものかと最近思っています.私の好きな「こぶたくん」のおとうさんはこんな風に言います.

こぶたくんの妹のアマンダが本を読んでいると,こぶたくんがアマンダから「この本,ぼくがよみたいんだ」と言って,本を取り上げてしまった時のことです.
「本は,ふたりのものにしたほうがすてきじゃないかな」
よいコメントですね.お話の中では,この言葉をうけても,こぶたくんは自分の主張を曲げなかったのですが,私は親としての言葉だなと思いました.ただ単に本を貸してあげなさいとは言わずに,「ふたりのものにすること」が良いことで,さらに「すてきなこと」という言葉を使って,それがとても魅力的な状態であることを子供に伝えています.

こちらの方が,「本を貸してあげなさい」とだけ言われたときよりずっと「貸してあげよう」と思いますよね.

「あるべき状態を魅力的に見せる」のはとても難しいことだとも思いますが,そんな言葉を使えるようになりたいと思います.しかし,気持ちの入った言葉をかけるには,まず私がその状態を魅力あるものだと思わなくてはなりません.

どうやら,私がもっと修行する必要がありそうですね.

2009年1月4日日曜日

次女のランクアップを検討 --- 絵本の話

我が家の娘達は,童話館ぶっくくらぶで絵本をとっています.長女 (4) は大きいくるみコース(およそ4〜5才)から一冊.次女 (2) は大きいいちごコース(およそ2〜3才)から一冊それぞれ毎月配本されてきます.普通は各コースより毎月二冊届くのですが,兄弟のいる家庭には我が家のように配本をカスタマイズしてくれます.

童話館からの絵本は娘達の毎月の楽しみです.

ところが,最近次女が自分に配本されてきた絵本を読みたがりません.寝る前の絵本を選ぶ時も,配本されてきた日とその後数日間はその絵本を選びますが,その後はほとんど長女の絵本を選んできます.どうやら次女には(次女本人が思うには)絵本の内容が簡単すぎるようなのです.

次女は生まれた時から絵本に囲まれていました.立ち上がる頃には 100 冊ほどの絵本が自分の周りにありました.しかもそれらは自分より対象年齢が上の本です.2 歳上の長女の本ですからね.彼女にとってはいつも少し内容の難しい絵本を聞いて育ったのでした.もちろん次女向けに読み聞かせをしますが,長女に読み聞かせをする時も次女はそこにいるのですから.

そう言えば昨年のお正月.次女が 1 歳半のときに「あさえとちいさいいもうと」を中座せずに最初から最後まで聞き,さらに何度も読めとせがまれて,かなり驚いたのを思い出します.彼女は長いお話を聞き慣れていて,対象年齢が同じくらいの本では短すぎてつまらないのでしょう.

あさえとちいさいいもうと (こどものとも傑作集 (61)) (こどものとも傑作集 (61))とは言え笑えるのは,本によっては内容を押さえられていないようで,読み聞かせしている最中にとんちんかんな質問をするときもあります.笑えるキャラクターの次女らしいところでもあるのですけれど.

配本されても読まないのはもったいないし,わかっていないのに難しい本を与えるのも本当は次女のためにはならないような気もする --- そんなことを考えながら,結局はコースのランクを上げることを予定しています.

こういうとき,みなさんはどのようにしておられるのでしょうね.

2009年1月1日木曜日

絵本のお年玉

いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)昨年と同じく,私の父が娘達に絵本のお年玉をくれました.

長女(4)はずっと欲しかった,「いやいやえん」を選び,次女(2)は「そらいろのたね」を選びました.そして父の「2冊ずつ選んでいいよ」の言葉にさらに「おふろだいすき」と「ぐりとぐらとくるりくら」をそれぞれ選びました.

中川梨枝子さんと山脇百合子さんの絵本が流行っている我が家らしい選択です.

そらいろのたね (こどものとも傑作集 (25))今日は帰ってから妻と私は交互に本を読みっぱなしで,喉がおかしくなりそうでした.「いやいやえん」は数話から構成されている長い童話ですが,ほとんど一冊全部を連続で読まされるのです.いやはや,長女の本好きと根気の強さには参りました.ついでにわずか 2 歳の次女もほとんど同じくらいの時間を本の前で過ごします.

今年も本三昧の年になりそうですね.

2008年11月23日日曜日

幼稚園で手紙が流行っている

長女の幼稚園友達の間で手紙が流行っているようです.手紙といっても手渡しなので,幼稚園バックやポケットに入れて幼稚園に行き,直接手渡しします.

「手紙流行り」は,字や絵がかけるようになった長女がうれしくなり,幼稚園の担任の先生やお友達に手紙を出し始めたのがきっかけのようです.私の母が筆まめなため,我が家は電子メールじゃなく(最近,電子メールって言わなくなりましたね),手書きの手紙を出したり受け取ったりすることが比較的多い家なので,長女も手紙を出すのが当然のように思ったのでしょうね.

といっても,上の写真のように「人に宛てたもの」というよりは「自分の描けるもの」を手紙としているだけなので,いわゆる手紙の体裁はなしておらず,なにがなんだかわからないものなんですけれど.

お友達のお母さん方によると,手紙をもらった子達は随分嬉しかったようで,大はしゃぎで「私も書く!!!」とさっそく返事を書き始めたり,部屋に飾ったりまでしているそうです.長女もお返事をもらうようになりました.中には私の似顔絵まで描かれてあるものもありました.嬉しいですね.

先日夫婦で大笑いしたのが,「これ,Yくんにもらった」と長女が出してきたお手紙です.開くと大人の字で,幼稚園の先生への"ことづて"と思われることが書いてあります.妻がYくんちに電話して確認したところ,Yくんは手紙をもらったのが嬉しくてたまらず,連絡帳に挟んであった先生へのメッセージを娘に渡してしまったということでした.Yくんは家に帰って「手紙,Rちゃんに渡した」と言ったそうです.妻も Y くんのお母さんも大ウケでした.

私はインターネットもよく使いますが,手書きの手紙も大好きなのでよく書きます.手紙は絵や字からその人柄や気持ちがわかるのがいいところですし,なにより手に取れて,もらった「実感」があるのがいいです.


長女は手紙のせいなのか,ひらがなをどんどん覚えていきます.最近は幼稚園で字を「お勉強」として教えるところも多いようですが,そもそも何かがしたいから勉強する方が自然で,お勉強の結果として字が書けるようになるのは順序が逆だと思います.そんなお勉強はつまらないし,身になりにくいと思います.

親は子供の面白いと思うことを見つけてあげるのが仕事で,それは子供によってバラバラです.それには正解はありませんし,誰かが考えた立派な教材でもありません.
私達の長女は今はそれが「手紙」や「絵・工作」,「虫」です.そこからいろんなことを覚えていきます.興味を引き出すのは難しいですが,興味が向くとあまり手はかかりません.勝手に成長していきます.一方,何かを覚えさそうと思うときは,興味を引き出す苦労はあまりかかりませんが,成長させる(=覚えさせる)のに非常に苦労します.こちらの思いとのギャップもあり,親子双方にストレスもかかりやすいです.

私は前者のような育て方が好きです.

2008年11月22日土曜日

娘達へのクリスマスプレゼント --- コブタくんのつみき

もうすぐクリスマスですね.我が家の娘達にもプレゼントを用意しようと思います.娘達に何が欲しいか聞くと「おりがみ!」とサンタさんのお財布にやさしい希望を言ってくれました.

子供達にとって値段は重要じゃないので,工作の大好きな我が家の娘達に”おりがみ”と工作が楽しくなる道具を買おうと思っています.

そしてもうひとつ,娘達を驚かせるプレゼントを用意しました.「がんばれコブタくん」というつみきです.我が家にはドライマギア社すすめコブタくんというボードゲームがあるのですが,そのゲームのコブタ
くんのコマが娘達の大のお気に入り.このコブタくん達は木製でつみきとしても遊ぶことが出来ます.とてもうまく設計されているようで,面白いつみ方がたくさんできます.まるでコブタくん達が組み体操をしているよう.

ゲームに入っている7つのコマだけじゃ娘達は飽き足らず,もっとたくさんのコブタくんを積みたい様子でした.実はこのコブタくんのコマだけの別売りのパッケージがあります.それが今年のサプライズ・プレゼント.

娘達が喜んでくれるといいのですけれど.

私達はコブタくんをWood Warlockというお店で買いました.木のおもちゃが豊富に揃っていて,Naef のおもちゃなんかもいつもココで購入しています.

2008年11月20日木曜日

絵本をネタに「ごっこ遊び」をする

先日,我が家では三びきのやぎのがらがらどんで「ごっこ遊び」をしているというお話をしました.その時にも書きましたが,娘達の「ごっこ遊び」の対象になる絵本はそんなに多くありません.彼女達は童話館の配本サービスを受けているおかげで,たくさんの絵本を持っているんですけれどね.

せきたんやのくまさん (世界傑作絵本シリーズ)我が家で晴れて (?) 選ばれた絵本は,「三びきのやぎのがらがらどん」,「てぶくろ」,「せきたんやのくまさん」,「とんとん とめてくださいな」です.「せきたんやのくまさん」なんて図書館で1回借りてきたことがあるだけなのに,よくみんなで遊びました.当然,娘達がくまさんで私が馬です.妻が石炭を買うおばさんです(笑

「とんとん とめてくださいな」では妻はくまのおじさん役.色物ばかりですね(笑

とんとん とめてくださいな (幼児絵本シリーズ)ところで彼女達が絵本を「ごっこ遊び」の対象に選ぶ基準はなんなんでしょうね.ストーリーの面白さでしょうか.それとも登場人物(?)達の面白さでしょうか.そう言えば,どの絵本も登場するのは動物でした.娘達は動物が大好きですから,好きな絵本に動物が多く出てくるのは当然だとも言えます.

それなら,動物の出てくる他の絵本でも「ごっこあそび」をしてもよいはずですが,そうはなりません.


てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)本当のところはわかりませんが,ある程度の長さのストーリーで,かつ,「ココ!」と言えるお気に入りのシーンのある絵本を選んでいる気がします.「がらがらどん」ならトロルをやっつけるところ.「てぶくろ」なら『きばもちいのしし』や『のっそりぐま』が小さな手袋に入っていくところ.「とんとん とめてくださいな」ならクマのおじさんが帰ってくるところ.「せきたんやのくまさん」なら『ドサッ,ドサッ』と石炭を積みおろすところ.

娘達は,そのようなお気に入りのシーンをよくマネします.私がふとんをてぶくろに見立ててあげたり,私が馬になってあげて せきたんやのくまさんになった娘を乗せてあげたりすると,とても喜び,遊びにノッてきます.すると,本の登場人物を家族に割り当て,まるで劇のようにそれぞれが思い思いのキャラクターになりきって,絵本の世界を満喫する.そんな遊びのコースが我が家の定番です.

みなさんもどうですか? 恥ずかしがったりせずに絵本のキャラクターになりきって子供達と遊ぶのは楽しいですよ.少しの”きっかけ”を与えてあげるだけで,子供はノッてきますよ.

2008年11月18日火曜日

「100万回生きたねこ」に賛否両論があるようだ(3) --- 投影させる経験のない子供にはウケない

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))またまた日が経ちましたが,「100万回生きたねこ」のレビュー第3回です.なんかここまでくると批判するために書いているような気がしますが,読書前読書後,他の人の意見を聞いた後でそれぞれ書くことにしたので書きます.

前回の投稿の後,まんじゅんさんからコメントを頂きました.私もまんじゅんさんのブログにコメントを書きました.そのなかで,なるほどと思った意見がありました.
色々なレビューを見て思ったのは、涙した方々は
みんな自分に何かしら投影させて読み取ったのだなぁということ。
少なくとも投影させる経験の無い子供には向けられていない
大人向けの絵本だと思います。
「投影させる経験の無い子供には向けられていない大人向けの絵本」...私がこの本を読んだ後に考えていたことや,レビューを読んで感じたことを言い得ていると感じました.


私がどうしてもこの本に引っかかりを感じていたのは,みなさんが子供にも読んでもらおうとしているところです.中央児童福祉審議会推薦図書だったり,お子さんに読んでもらおうという意見がレビューにあったり.

でも,私は「子供には不向きな本である」と思っていました.うまく言えないけれど,なにか素直に読めない......どこか説教臭いというか,共感させようとしているような......そんな感想を持っていたからです.いえ,別にそれが悪いとは言いません.本は著者の意見を発信する方法ですし,その意見に共感出来るならすばらしいことです.ただ,子供向きじゃないなと思うし,子供に読ませなくてもいいじゃんと思うだけなんです.

それが,うまく説明出来ないでいたのですが,まんじゅんさんの意見が私の考えを整理してくれました.この本の内容はすばらしいですが,自分の経験の中でそれと投影させるものをもっていない子供には響かないものなんだと思います.たまたま絵本の形をとっているので子供に読ませようとしてしまうのですが,子供...すくなくとも幼児には読ませるたぐいの話ではないのだと思います.

この本は,経験豊かな(大)人向けの本です.内容がすばらしいからといって,絵本だからといって,それだけで子供に読ませようとするのは,やめた方がいいと思います.

これまでの投稿)
  1. 「100万回生きたねこ」に賛否両論あるようだ(1)---本を読む前に
  2. 「100万回生きたねこ」に賛否両論あるようだ(2)---子供にしてみればありがた迷惑なテーマだ

2008年11月12日水曜日

「えかきうた」は子供にウケる?

先日のことです.長女の幼稚園のお友達Mちゃんとお母さんを,我が家に招待しました.Mちゃんと長女の間では,"お絵描き"と"字を書く"ことが流行っていて,我が家に来ても絵を描いて遊んでいたそうです(私は会社だったので詳しくは知らない).

えかきうた まるかいてちょんそして その流れで,長女が自分が持っている絵かき歌の本を出してきて,妻に描いてくれと言ってきたそうです.左の「まるかいてちょん」という本がそれです.これはぶっくくらぶから親向けに配本されたもので,我が家の娘達にも好評の本.「絵かき歌がそんなに面白いか?」と思うほどウケがいいです.これがなんとMちゃんにも大ウケだったそうです.

ちなみにこの本,昔から伝承されてきた絵かき歌を載せているので,うたも絵も古い.「あっというまに,『おかみさん』」とかね.でも,「おかみさんって何それ? アハハハ!!!」という具合にウケまくっていたそうです.何がウケるかわからないものですね.

それはともかく,絵かき歌には歌をうたっているうちに絵が出来てくる不思議さや面白さがあって,それが子どもを惹き付けるようです.「次コレ描いて! コレ描いて!」とどんどんせがまれます.子供達も最初は上手に描けなくても,だんだん描けるようになってきて大満足.昔ながらの遊びは飽きがきませんね.

ちなみに,「えかきうたがたくさん掲載されているページ」を発見.大阪のオープン・ザ・セサミという人形劇や人形アニメーションを制作を行っている団体が作っておられるようですね.今度娘とこの絵かき歌で遊んでみよう.

2008年11月8日土曜日

[絵本レビュー] 三びきのやぎのがらがらどん(マーシャ・ブラウン さく)

starsがらがらどんごっこ遊びまでしています
三びきのやぎのがらがらどん三びきのやぎのがらがらどん
マーシャ・ブラウン作, せた ていじ訳
福音館書店, 1965年07月
4歳の長女が選んだ今日の寝る前の絵本です.長女とともに2歳の次女もお気に入りにもなっています.

有名なお話なのでストーリーはここには書きませんが,実は面白いのはストーリーというよりも,お話のテンポやセリフなんじゃないかと思っています.瀬田貞二さんの訳がすばらしいのでしょうね.訳したのが昔なので言葉は古いですが,言葉の面白さはまったく古びていません.

そのためか長女も次女も「がらがらどんごっこ」が大好き.それぞれ”がらがらどん”になって,本のセリフをそっくり真似ます.彼女達は本が大好きで,長女は字を読めなくても持っている本のほとんどを覚えているほどですが,本を題材にごっこ遊びをするのはそう多くはありません.ストーリーに加えてセリフが面白いのだと思います.

たいていは,長女・次女・私が”がらがらどん”で三匹の役を交代でやり,妻がトロル(笑).「おれだ! おおきいやぎの がらがらどんだ!」と言って,妻をやっつけたりして遊んでいます.

家族が一緒になってワイワイ楽しめる --- 我が家ではそんな絵本です.