2009年1月13日火曜日

親の言葉 ---「そうしたいな」と思わせるには?

最近,うちの娘達はけんかばかりです.歳がふたつしか離れていない上に,4歳と2歳の組み合わせ.「お姉ちゃんぶりたい姉」と「反抗期間近の妹」最悪です(笑.

2人は仲が良く,概ね楽しそうに遊んではいるのですが,「いったい一時間のうちに何度けんかすれば気がすむんだ?」と思うくらいけんかが始まります.(歳の近い兄弟姉妹というのはこういうものですけれどね)

こうたびたびけんかされると,対処するこちらも大変です.

あまり関与しすぎるのも良くないので,2人で収集出来なくなった時に私は出て行くことにしています.そして喧嘩の仲裁をする時は「フェアに」というのが私の基本ルールです.私もけんかの様子を見ながらそれぞれの話を聞き(もちろん妹は上手に説明出来ないので,汲み取ってあげて),仲裁します.姉には,「けんかしないように,(妹に)こういう風に言ってあげな」と言うこともあります.

こぶたくん (こぶたくんのおはなしシリーズ)ただ,もう少し気の利いたことは言えないものかと最近思っています.私の好きな「こぶたくん」のおとうさんはこんな風に言います.

こぶたくんの妹のアマンダが本を読んでいると,こぶたくんがアマンダから「この本,ぼくがよみたいんだ」と言って,本を取り上げてしまった時のことです.
「本は,ふたりのものにしたほうがすてきじゃないかな」
よいコメントですね.お話の中では,この言葉をうけても,こぶたくんは自分の主張を曲げなかったのですが,私は親としての言葉だなと思いました.ただ単に本を貸してあげなさいとは言わずに,「ふたりのものにすること」が良いことで,さらに「すてきなこと」という言葉を使って,それがとても魅力的な状態であることを子供に伝えています.

こちらの方が,「本を貸してあげなさい」とだけ言われたときよりずっと「貸してあげよう」と思いますよね.

「あるべき状態を魅力的に見せる」のはとても難しいことだとも思いますが,そんな言葉を使えるようになりたいと思います.しかし,気持ちの入った言葉をかけるには,まず私がその状態を魅力あるものだと思わなくてはなりません.

どうやら,私がもっと修行する必要がありそうですね.

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