この数日の間,寝る前の絵本が決まっています.いわむらかずおさんの「14ひきのあさごはん」です.14 ひき家族のねずみの一家を扱った絵本シリーズの代表的な作品で,一家の朝ご飯をあつかったお話です.
このシリーズは,とても人気のある絵本のようなのですが,実はぶっくくらぶから配本されるまで,ぜんぜん知りませんでした.
この絵本のお薦めポイントは,とにかく絵を見ているだけで楽しいところです.しっかりと細かいところまで描き込まれた背景とともに,14 ひきのねずみ達がそれぞれの個性を持って描かれています.元気よく朝の支度をしている子もいれば,まだ眠そうに目をこすっている子もいます.お母さんとお話している子もいれば,ケンカしている子達もいます.今にも絵からねずみ達のお話が聞こえてきそうです
文章もありますが,ほどよい短さでくどくなく,内容は絵の世界を楽しめるように工夫されています.わたしが「まだ眠そうなのはだあれ?」と読むと,娘はすかさず指をさしながら「この子!」と言います.そこから絵本との対話が始まります.
このように絵本の世界に入りやすい本は大好きです.
2007年11月9日金曜日
2007年10月30日火曜日
[絵本レビュー] りんご
次女 (1歳3ヶ月) の今のお気に入りは,「りんご (母と子のえほん) 」です.
みずみずしく描かれた美味しそうな 3 つのりんご --- 赤いりんご,黄色いりんご,ピンクのりんご --- を切ってもらって,お母さんと一緒に食べるお話.短いお話ですが,とても子供の興味を引くお話だと思います.まずりんごが描かれてあります.次に皮が剥かれます.切って芯をとります.そしてお皿に盛って,さいごに「いただきまーす」します.絵は写実的だけどやさしいタッチで描かれてあり,見ていて温かな気持ちになります.
この絵本を読んでいるとりんごが食べたくなりますし,りんごを食べているとその本を読みたくなります.次女も長女も,りんごを食べるとその本を出してきて,自分のりんごと見比べます.(本はりんごの汁で汚れますが) おやつの時間が楽しくなりますよ.
みずみずしく描かれた美味しそうな 3 つのりんご --- 赤いりんご,黄色いりんご,ピンクのりんご --- を切ってもらって,お母さんと一緒に食べるお話.短いお話ですが,とても子供の興味を引くお話だと思います.まずりんごが描かれてあります.次に皮が剥かれます.切って芯をとります.そしてお皿に盛って,さいごに「いただきまーす」します.絵は写実的だけどやさしいタッチで描かれてあり,見ていて温かな気持ちになります.
この絵本を読んでいるとりんごが食べたくなりますし,りんごを食べているとその本を読みたくなります.次女も長女も,りんごを食べるとその本を出してきて,自分のりんごと見比べます.(本はりんごの汁で汚れますが) おやつの時間が楽しくなりますよ.
2007年10月28日日曜日
絵本の読み聞かせで共有できるもの
1歳3ヶ月になる次女は,甘えたかったり,かまって欲しくなると,絵本を持ってきます.絵本を読んでいるときは,私を独り占めに出来ると思っているようなのです.次女は私と1対1で遊びたいのでしょうね.「もっと次女とも遊んであげなきゃ」と思う瞬間です.
当然ですが,3歳になる長女の方が複雑な遊びをします.会話も複雑です.一方,次女はまだまだ赤ちゃんの域.3人で遊ぶと,どうしても次女がついていけない部分があります.もちろん,長女は次女に合わせてあげようとしていますが,1歳と3歳の差はとても大きいですから,うまくいきません.私が間を取り持つ役なのですが,両方を満足させるように遊べていないのですね.結果的に次女が私を独り占めしようと思い,絵本を持ってくる --- そんな状態です.
さて,我が家のその状態はともかく,"絵本を持ってくる次女"を見て,思ったことがあります.「やっぱり,絵本は親子をつなぐ物なんだ.コミュニケーションの道具なんだ」ということです.次女が絵本を持ってくるときも,「私と,本当に一緒に遊んで!お話して!」という様子ですから.
親子が絵本を通じて空間と時間を共有し,一つの疑似体験をする.--- 読み聞かせのときに感じる,そのような一体感が私は好きです.まだ,上手くお話できない子供とも,会話をしているような気になります.温かい,幸せな気持ちで満たされます.
逆に言うと,そのような状態になっていない読み聞かせは,読み聞かせとは思いません.私の気持ちがあさっての方向を向いていて---たとえば,さっさと読んで○○をしようなんて思っているときは,絵本の世界に入れません.もちろん子供も,あまり楽しくなさそうです.それはただの音読なのでしょう.
絵本の世界 (空間) で時間を共有して,はじめてそれを読み聞かせと呼びたいです.
子育てしているときは,「ああ早く大きくなって欲しい」と思いますが,実は子育てにはそんなに長い時間はありません.できれば,本当に心通わせる時間を長く持ちたいものです.絵本の読み聞かせは,時間を共有できる,とても便利な道具だと思います.
追記)
「読み聞かせは時間の共有」は,私の信じていることのようです.この書き込みをしてから,ふと,以前に似たようなことを書いた気がして,共有を検索しました.やっぱり,似たような書き込みがありました.全く忘れていたものがほとんどですから,無意識に同じようなことを書いているようです.余程,強く思っているのでしょうね.
当然ですが,3歳になる長女の方が複雑な遊びをします.会話も複雑です.一方,次女はまだまだ赤ちゃんの域.3人で遊ぶと,どうしても次女がついていけない部分があります.もちろん,長女は次女に合わせてあげようとしていますが,1歳と3歳の差はとても大きいですから,うまくいきません.私が間を取り持つ役なのですが,両方を満足させるように遊べていないのですね.結果的に次女が私を独り占めしようと思い,絵本を持ってくる --- そんな状態です.
さて,我が家のその状態はともかく,"絵本を持ってくる次女"を見て,思ったことがあります.「やっぱり,絵本は親子をつなぐ物なんだ.コミュニケーションの道具なんだ」ということです.次女が絵本を持ってくるときも,「私と,本当に一緒に遊んで!お話して!」という様子ですから.
親子が絵本を通じて空間と時間を共有し,一つの疑似体験をする.--- 読み聞かせのときに感じる,そのような一体感が私は好きです.まだ,上手くお話できない子供とも,会話をしているような気になります.温かい,幸せな気持ちで満たされます.
逆に言うと,そのような状態になっていない読み聞かせは,読み聞かせとは思いません.私の気持ちがあさっての方向を向いていて---たとえば,さっさと読んで○○をしようなんて思っているときは,絵本の世界に入れません.もちろん子供も,あまり楽しくなさそうです.それはただの音読なのでしょう.
絵本の世界 (空間) で時間を共有して,はじめてそれを読み聞かせと呼びたいです.
子育てしているときは,「ああ早く大きくなって欲しい」と思いますが,実は子育てにはそんなに長い時間はありません.できれば,本当に心通わせる時間を長く持ちたいものです.絵本の読み聞かせは,時間を共有できる,とても便利な道具だと思います.
追記)
「読み聞かせは時間の共有」は,私の信じていることのようです.この書き込みをしてから,ふと,以前に似たようなことを書いた気がして,共有を検索しました.やっぱり,似たような書き込みがありました.全く忘れていたものがほとんどですから,無意識に同じようなことを書いているようです.余程,強く思っているのでしょうね.
2007年10月24日水曜日
子育てとリーダーシップ
子供との付き合い方の話が続きます.
先日,リーダーシップに関する研修を受けました.リーダーシップを発揮するのに必要なスキルを学びます---といってもいろいろなスキルが必要ですが,今回の研修では対人スキルに主眼が置かれていました.
さて,研修中,講師の方が「子育てとリーダーシップって関係するところがありますよね」と言われたことが印象的で,子供とあそんでいるときに時折思い出します.
日本では,リーダーというと「有無を言わずに俺についてこい」タイプの親分肌な人を想像しますが,リーダーは必ずしもそうではありません.とにかく「こと細かく指図する」タイプもありますし,「魅力的な目標を提示し,みんなに活躍してもらう」タイプもあります.研修では最後のタイプをビジョン提示型といっておられました.
どれが良い悪いは置いておきましょう.ここでは「子育てとリーダーシップ」について考えます.上の3種のリーダーを親と考えましょうか.すると,子供に対する親の3タイプと見て,確かに違和感なさそうですね.それぞれ,親の言うことを黙って聞けタイプ,口うるさいタイプ,子供を上手く乗せて動かすタイプと勝手に名づけました.どれにもあたらない「子供を悪い意味で放ったらかし」タイプは,リーダーでない (=親じゃない) ということになるでしょうか.
私は,親としても社会人としてもまだ成長段階で,リーダーにも親にもなりきれていませんが (反省しなきゃ...),いつも考えていることが1つあります.それは,「自分のコピーを作っても仕方がない」ということです.その子,その人の個性をできるだけ生かしたいと思います.
子供と遊んでいて,無限の可能性を感じる時があります.それは,子供の個性が一番出ている時です.個性を伸ばすには,子供自身が生きるようにしてあげなければなりません.放ったらかしでも駄目ですし,私の考えを推しすぎるのも駄目です.
その子が生きるための答えは,その子が自身が持っているはずです.その答えを引き出してあげなければなりません.それが出来るようになったとき,私も親の仲間に入れてもらえそうです.
先日,リーダーシップに関する研修を受けました.リーダーシップを発揮するのに必要なスキルを学びます---といってもいろいろなスキルが必要ですが,今回の研修では対人スキルに主眼が置かれていました.
さて,研修中,講師の方が「子育てとリーダーシップって関係するところがありますよね」と言われたことが印象的で,子供とあそんでいるときに時折思い出します.
日本では,リーダーというと「有無を言わずに俺についてこい」タイプの親分肌な人を想像しますが,リーダーは必ずしもそうではありません.とにかく「こと細かく指図する」タイプもありますし,「魅力的な目標を提示し,みんなに活躍してもらう」タイプもあります.研修では最後のタイプをビジョン提示型といっておられました.
どれが良い悪いは置いておきましょう.ここでは「子育てとリーダーシップ」について考えます.上の3種のリーダーを親と考えましょうか.すると,子供に対する親の3タイプと見て,確かに違和感なさそうですね.それぞれ,親の言うことを黙って聞けタイプ,口うるさいタイプ,子供を上手く乗せて動かすタイプと勝手に名づけました.どれにもあたらない「子供を悪い意味で放ったらかし」タイプは,リーダーでない (=親じゃない) ということになるでしょうか.
私は,親としても社会人としてもまだ成長段階で,リーダーにも親にもなりきれていませんが (反省しなきゃ...),いつも考えていることが1つあります.それは,「自分のコピーを作っても仕方がない」ということです.その子,その人の個性をできるだけ生かしたいと思います.
子供と遊んでいて,無限の可能性を感じる時があります.それは,子供の個性が一番出ている時です.個性を伸ばすには,子供自身が生きるようにしてあげなければなりません.放ったらかしでも駄目ですし,私の考えを推しすぎるのも駄目です.
その子が生きるための答えは,その子が自身が持っているはずです.その答えを引き出してあげなければなりません.それが出来るようになったとき,私も親の仲間に入れてもらえそうです.
2007年10月22日月曜日
家の用事で遊ぶ
子育てをしていると,今片付けたい用事があるのに,遊んで欲しいとせがまれることがあります.そういうとき,私は子供にもその用事を手伝ってもらうことにしています.
私も平日は働いていますので,当然ながら家にいるのは休日だけです.私にとってはゆっくりと家の用事ができる日ですが,子供にとってはお父さんと遊べる数少ない日ということになります.ですので子供の希望を優先したいですが,時にはすぐに片付けたい用事もあるものです.そういう場合は,その用事で子供と遊んでしまいます.これが結構うまくいくことがわかりました.
今では大抵のことは遊びに出来るような気がしています.私が楽しそうにやっていれば,子供にとっては遊びになります.洗濯機のボタンを押すのも遊びになり得ます.「あとで遊んであげるから」と言って構ってあげないと,子供にとってはつまらないことになります.誰しもつまらないことは嫌ですから,用事が終わるまで待ってくれるなんて期待してはいけません.逆に用事を遊びにすることで,一緒に作業が出来る楽しさを感じてくれるだけでなく,大人の行動を理解してもらえ,こちらのリクエストも聞き分けてくれるようになる....そんな風に考えています.
今では私達夫婦はいろんなことを手伝ってもらっています.
そのうち,「へぇすごいな」と思うくらい,作業が上手になってきますよ.
私も平日は働いていますので,当然ながら家にいるのは休日だけです.私にとってはゆっくりと家の用事ができる日ですが,子供にとってはお父さんと遊べる数少ない日ということになります.ですので子供の希望を優先したいですが,時にはすぐに片付けたい用事もあるものです.そういう場合は,その用事で子供と遊んでしまいます.これが結構うまくいくことがわかりました.
今では大抵のことは遊びに出来るような気がしています.私が楽しそうにやっていれば,子供にとっては遊びになります.洗濯機のボタンを押すのも遊びになり得ます.「あとで遊んであげるから」と言って構ってあげないと,子供にとってはつまらないことになります.誰しもつまらないことは嫌ですから,用事が終わるまで待ってくれるなんて期待してはいけません.逆に用事を遊びにすることで,一緒に作業が出来る楽しさを感じてくれるだけでなく,大人の行動を理解してもらえ,こちらのリクエストも聞き分けてくれるようになる....そんな風に考えています.
今では私達夫婦はいろんなことを手伝ってもらっています.
- 絵本の修理:セロハンテープを切ってもらったり,貼ったテープを押えてもらったり
- 料理:野菜などの具材を切ってもらう
- 洗濯:取り込んだ洗濯をたたんでもらう
- 掃除機をかける
- 破いたふすまの修理
- 帰省するときの荷造り
- などなど
そのうち,「へぇすごいな」と思うくらい,作業が上手になってきますよ.
2007年10月21日日曜日
成長の芽を摘むような遊び方をしていないか?
娘達と公園で遊んでいた時の話です.2 人の子供を連れたお父さんがやってきました.2 人の子供は,4〜5歳と 2〜3 歳くらいの女の子です.私の娘達が 1 年くらい経つと,あれくらいになるかなと思って見ていました.
そのお父さんと子供達は,楽しく遊んでいるようには見えませんでした.子供達が何かするたびに,お父さんが強い口調で指示や注意をするのです.子供達は,やる気をそがれている様子.
滑り台を滑ると,「最後まで足を伸ばしたまま! ほら! 止まっちゃう!」 と言います.ブランコをすると「足を伸ばして!,さあ,縮めて! ほら早く! 伸ばせって言うのに!」とブランコを "こぐ" ための指示を出します.ぜんぜん楽しそうじゃありません.上の女の子がブランコから飛び降りると,「こら! あぶない! 急に降りるなって!」といくぶん怒気を交えて叱ります.下の子が,段差のあるところで遊んでいると,「ほら! あぶない!」とすぐに注意.
その後,その親子はお茶とお菓子をベンチでとり,すぐに帰ってしまいました.「せっかくのお父さんとの公園遊びだったのに,残念だな」と思いました.下の子は,お父さんに "だっこ" されながら帰ったので,仲は悪そうにありません.それだけに余計に残念です.帰っていく3人の背中を見ながら,ちょっと悲しくなりました.
そのお父さんの気持ちを想像すると,「遊具でちゃんと遊んで欲しいし,けがはダメだ」ということでしょう.ただ,もう少し上手なやり方もあったんじゃないかと思います.
遊具の遊び方なんて,決まったものはありません.ブランコや滑り台などシンプルな道具は,子供は想像力を働かせながら,遊び方を発見していきます.それを大人は支援してあげるだけでいいと私は思います.そして,そのなかで,
社会のルールを学ぶこと,想像力やチャレンジする気持ちを養うことは,英才教育や決まったプログラムからだけで,できることではありません.普段の子供への接し方一つで可能です.私も「子供の芽を摘むことをしていないか」と見つめなおさないとなと思いました.
そのお父さんと子供達は,楽しく遊んでいるようには見えませんでした.子供達が何かするたびに,お父さんが強い口調で指示や注意をするのです.子供達は,やる気をそがれている様子.
滑り台を滑ると,「最後まで足を伸ばしたまま! ほら! 止まっちゃう!」 と言います.ブランコをすると「足を伸ばして!,さあ,縮めて! ほら早く! 伸ばせって言うのに!」とブランコを "こぐ" ための指示を出します.ぜんぜん楽しそうじゃありません.上の女の子がブランコから飛び降りると,「こら! あぶない! 急に降りるなって!」といくぶん怒気を交えて叱ります.下の子が,段差のあるところで遊んでいると,「ほら! あぶない!」とすぐに注意.
その後,その親子はお茶とお菓子をベンチでとり,すぐに帰ってしまいました.「せっかくのお父さんとの公園遊びだったのに,残念だな」と思いました.下の子は,お父さんに "だっこ" されながら帰ったので,仲は悪そうにありません.それだけに余計に残念です.帰っていく3人の背中を見ながら,ちょっと悲しくなりました.
そのお父さんの気持ちを想像すると,「遊具でちゃんと遊んで欲しいし,けがはダメだ」ということでしょう.ただ,もう少し上手なやり方もあったんじゃないかと思います.
遊具の遊び方なんて,決まったものはありません.ブランコや滑り台などシンプルな道具は,子供は想像力を働かせながら,遊び方を発見していきます.それを大人は支援してあげるだけでいいと私は思います.そして,そのなかで,
- 最低限のルール (順番を守る等) を教えてあげる
- 大きなケガをしないように見守りながら,小さなケガがを恐れずチャレンジ出来るようにしてあげる
社会のルールを学ぶこと,想像力やチャレンジする気持ちを養うことは,英才教育や決まったプログラムからだけで,できることではありません.普段の子供への接し方一つで可能です.私も「子供の芽を摘むことをしていないか」と見つめなおさないとなと思いました.
2007年10月12日金曜日
10月の配本 - 童話館ぶっくくらぶ(大きいいちご・小さいいちごコース)

- 14ひきのあさごはん
いわむら かずお (著)(大きいいちごコース)
- チューチューこいぬ
長 新太 (著)(小さいいちごコース)
チューチューこいぬは,おかあさんから"はぐれてしまった"こいぬ達がいろんなものをチューチューします.でもおっぱいはでません.さいごにちゃんとおかあさんに会えて,おっぱいを貰えるお話.こちらは,次女にはヒットせず.意味が分からなかったのかもしれません.次女は長女より絵本のペースが遅いので,もう少し単純な絵本の方が喜びますね.せんげつの「りんご」は面白そうにしていましたから.
今月は,14ひきの家族と過ごすことが多くなりそうです.
2007年10月6日土曜日
八景島シーパラダイスでじゃぶじゃぶ

そして私は,3 歳になったばかりの娘の大きな成長を見たのでした.なんとシーパラダイスに昼前から 3 時過ぎまでいたのです.事前の予想では,3 時には家にいるかもしれないと思っていたのに.
というのも,娘はこれまで水族館のような観光施設で,何時間も遊ぶことができなかったのです.彼女は芝生やら木々やらがある自然とか大きな公園では,のびのびと遊びまわれるのですが,遊園地や動物園,水族館ではその本領が発揮できません.ざわざわとした雰囲気に揉まれたり,必ずしも自分のペースで動けない状態に飽き飽きしたりして,落ち着いて遊べないからです.
今日は違いました.家から1時間半あまりかかる道中にうんざりしながらも,モチベーションを切らすことなく,4時間半ほど遊びまわっておりました.この 2 週間の間でいろいろな施設に連れ回したために,その過ごし方を彼女なりにマスターしたようです.平日だったので,ずいぶん空いていたのも影響しているのですけれどね.
海の動物達のショーに圧倒され,水族館をはしゃぎまわり,「ドルフィンファンタジー」でベルーガと追いかけっこをし,新しくできた施設「ふれあいラグーン」でじゃぶじゃぶ遊びました.後半戦に娘の好きな "自然とふれあう系" を持ってきたのが成功の要因ですね(笑
セイウチやオタリヤにも臆することなく触り,バンドウイルカに水をぶっ掛けられ,魚を追いまわし,野生児の本領を発揮しておりました.この子は都会向きではないようです.
2007年10月3日水曜日
幼稚園訪問
今日は娘を連れて,入園を考えている幼稚園の訪問に行ってきました.
我が家の娘たちは,グランドではしゃいでいた園児たちに遊んでもらって,ずいぶん楽しかった様子です.私も園児たちに囲まれて,一緒に遊んでおりました.今日は数組の親子がいらしてたのですが,父親の参加は私だけで,園児達にとっては大人の男性が珍しかったのかもしれませんね.「お団子できたよー」とか,「こんな体操できるぞ!」とか「わたしねー,もうすぐ4歳になるの」とか口々に自分をアピールしていました.子供は得意ですが,さすがにこの人数は辛い(笑).保母さん・保父さんって大変だなぁと思いました.
さて,その幼稚園は,子供のことを第一に考えた上で,給食もなし,延長保育もなしという園でした.それらは詰まるところは「大人の都合でのサービスだから」ということです.”手作りの○○を持ってくること”なんていう変な決まりもありません.
納得です.もちろん,様々な状況や考えがありますから,それが唯一の解というわけではありません.でも,それも解の1つだと,私は思いましたし,どちらかというと私の考えに近いものでした.
「なぜ,わざわざ手作りの手提げ袋を持ってくることを強制されなければならないのか---最近の幼稚園って変だ」と思っていたところでしたから,余計に納得したのかもしれません.お母さんが嫌々作った手提げ袋を渡された子供だって,困ります.そういうのは子供はとても敏感ですからね.
給食の有無などの個別の事柄については,私には判断がつかないことも多いですが,私はその幼稚園の基本的な姿勢がとても気に入りました.
この「気に入る・気に入らない」がとても大事なことなんだなと思います.みんなが英語を幼稚園から習わせているから,「わが子にも英語教育の強い幼稚園を」という判断もありかもしれません.しかし,他人がどうのこうのではなく,自分の考えやスタンスにあっているか,幼稚園の姿勢に納得できるか,そのような判断がしたいものです.
ちょっと硬くなりました.
振り返ってみると,「良いな」と思った理由は,園児がとてものびのびとしていたからかもしれません.笑顔にあふれた,子供達に囲まれて,私もとても楽しかったですし,元気をもらいました.
我が家の娘たちは,グランドではしゃいでいた園児たちに遊んでもらって,ずいぶん楽しかった様子です.私も園児たちに囲まれて,一緒に遊んでおりました.今日は数組の親子がいらしてたのですが,父親の参加は私だけで,園児達にとっては大人の男性が珍しかったのかもしれませんね.「お団子できたよー」とか,「こんな体操できるぞ!」とか「わたしねー,もうすぐ4歳になるの」とか口々に自分をアピールしていました.子供は得意ですが,さすがにこの人数は辛い(笑).保母さん・保父さんって大変だなぁと思いました.
さて,その幼稚園は,子供のことを第一に考えた上で,給食もなし,延長保育もなしという園でした.それらは詰まるところは「大人の都合でのサービスだから」ということです.”手作りの○○を持ってくること”なんていう変な決まりもありません.
納得です.もちろん,様々な状況や考えがありますから,それが唯一の解というわけではありません.でも,それも解の1つだと,私は思いましたし,どちらかというと私の考えに近いものでした.
「なぜ,わざわざ手作りの手提げ袋を持ってくることを強制されなければならないのか---最近の幼稚園って変だ」と思っていたところでしたから,余計に納得したのかもしれません.お母さんが嫌々作った手提げ袋を渡された子供だって,困ります.そういうのは子供はとても敏感ですからね.
給食の有無などの個別の事柄については,私には判断がつかないことも多いですが,私はその幼稚園の基本的な姿勢がとても気に入りました.
この「気に入る・気に入らない」がとても大事なことなんだなと思います.みんなが英語を幼稚園から習わせているから,「わが子にも英語教育の強い幼稚園を」という判断もありかもしれません.しかし,他人がどうのこうのではなく,自分の考えやスタンスにあっているか,幼稚園の姿勢に納得できるか,そのような判断がしたいものです.
ちょっと硬くなりました.
振り返ってみると,「良いな」と思った理由は,園児がとてものびのびとしていたからかもしれません.笑顔にあふれた,子供達に囲まれて,私もとても楽しかったですし,元気をもらいました.
2007年10月2日火曜日
岡山市:赤ちゃんと絵本でゆったりコミュニケーション事業
岡山市は,10月1日から「赤ちゃんと絵本でゆったりコミュニケーション事業」をスタートさせたそうです.この事業は,出生届を出した保護者に絵本を贈る事業で,
さて,この取り組み,岡山市保健福祉局こども企画課のウェブによると,単に絵本を配るだけでなく,体験読み聞かせの案内もあわせて贈っているようです.それはいいことですね.いざ子供に絵本を読むといっても,どうすればいいのかわからないという方も多いでしょうからね.単なる金銭・物品の補助だけでなく,子育てそのものの後押しをしてくれる,こんな取り組みには好感が持てますね.
同事業では、25団体でつくる「心豊かな岡山っ子応援団」(団長・高谷茂男市長)から、「じゃあじゃあびりびり」(まついのりこ作)と「がたんごとんがたんごとん」(安西水丸作)の2冊を贈呈。(岡山日日新聞,10月2日 12:39 「赤ちゃんに絵本贈る 岡山市事業開始」より)ということだそうです.絵本を保護者に贈る自治体の事業は広がってきているのかもしれませんね.この日記でも北海道恵庭市の取り組みを紹介させて頂きました.
さて,この取り組み,岡山市保健福祉局こども企画課のウェブによると,単に絵本を配るだけでなく,体験読み聞かせの案内もあわせて贈っているようです.それはいいことですね.いざ子供に絵本を読むといっても,どうすればいいのかわからないという方も多いでしょうからね.単なる金銭・物品の補助だけでなく,子育てそのものの後押しをしてくれる,こんな取り組みには好感が持てますね.
2007年9月30日日曜日
交通科学博物館に行く
あいにくの雨でしたが,交通科学博物館へ行ってきました.今日は私の父も一緒です.私達の帰省中,父の唯一のお休みの日なので,孫達と遊ぶために行ってきたのでした.
父は小さい子供と遊ぶのがとても苦手なので,遊ぶ「ネタ」が豊富にないと時間が続きません.雨の日は家でおもちゃで遊べばいいのですが,彼にはそんな器用なことができるはずもなく,私達夫婦の方から,「どこか行こうか?」と誘ったのでした.(晴れていれば,鶴見緑地で遊ぶつもりだったのですけれどね.残念)
我が家の3 歳と 1 歳の娘達は電車も大好きなので,鉄道模型を見せると喜ぶだろうと思っていましたが,予想通り興味を持ってくれました.長女の方は "はしゃぐ" というほどではなかったですが,本物の新幹線車両や通勤電車に乗って面白そうにしていました.次女は訳もわからず,博物館によくある "展示資料の押しボタン" を順番に押して回って遊んでいました.父は次女と少しは遊べた (?) ようなので,そちらの目的も少しは果たせたようです.
さて,面白いなと思ったのは,やっぱり娘は男の子とは違うんだなと思ったことです.男の子なら 3 歳にもなったら,精巧な鉄道模型 (しかも,何両編成もある!) が沢山並んでいたら,食いつくだろうに,長女は「へー」という程度でした.彼女は,それよりも,実際に乗ることのできる展示車両の方が (たとえ客車だけでも) 面白い様子.もちろん,性格や普段の生活 (電車によく乗る・乗らない) にも関連するんでしょうけどね.私には意外な発見でした.
一方で,次女は「ぶーぶー」言って,ミニカーの前に釘付け.やっぱり性格の違い? それとも彼女は男勝り? (笑)
最終的には,長女は売店で N ゲージを 1 車両買い,次女は大好きなぶーぶー (幼稚園バス) を買って帰ってきました.そして,帰ってみると,娘達は畳の縁を線路や道路に見立て,おまけにトンネルまで作り,買ってもらったおもちゃを「がたんごとん」,「ぶーぶー」言いながら走らせていました.
...やっぱりあれは男女の別じゃなかったな.そして,「今こそ一緒に遊べばいいのに,わが父よ.なぜにテレビなぞ見ているんだ.」と思いました.
父は小さい子供と遊ぶのがとても苦手なので,遊ぶ「ネタ」が豊富にないと時間が続きません.雨の日は家でおもちゃで遊べばいいのですが,彼にはそんな器用なことができるはずもなく,私達夫婦の方から,「どこか行こうか?」と誘ったのでした.(晴れていれば,鶴見緑地で遊ぶつもりだったのですけれどね.残念)
我が家の3 歳と 1 歳の娘達は電車も大好きなので,鉄道模型を見せると喜ぶだろうと思っていましたが,予想通り興味を持ってくれました.長女の方は "はしゃぐ" というほどではなかったですが,本物の新幹線車両や通勤電車に乗って面白そうにしていました.次女は訳もわからず,博物館によくある "展示資料の押しボタン" を順番に押して回って遊んでいました.父は次女と少しは遊べた (?) ようなので,そちらの目的も少しは果たせたようです.
さて,面白いなと思ったのは,やっぱり娘は男の子とは違うんだなと思ったことです.男の子なら 3 歳にもなったら,精巧な鉄道模型 (しかも,何両編成もある!) が沢山並んでいたら,食いつくだろうに,長女は「へー」という程度でした.彼女は,それよりも,実際に乗ることのできる展示車両の方が (たとえ客車だけでも) 面白い様子.もちろん,性格や普段の生活 (電車によく乗る・乗らない) にも関連するんでしょうけどね.私には意外な発見でした.
一方で,次女は「ぶーぶー」言って,ミニカーの前に釘付け.やっぱり性格の違い? それとも彼女は男勝り? (笑)

...やっぱりあれは男女の別じゃなかったな.そして,「今こそ一緒に遊べばいいのに,わが父よ.なぜにテレビなぞ見ているんだ.」と思いました.
2007年9月29日土曜日
天王寺動物園で遊ぶ

さて,我が家の長女 (3歳) は動物好きですが,動物園のような施設は得意ではありません.大勢が集まるところでは自分のペースが保てず,気持ちだけが高ぶってしまうようです.泣いてしまうこともありました.先も言いましたとおり,我が家は出不精ですから,行楽施設に出かけることがほとんどありません.娘は大勢がワイワイガヤガヤとしているところに慣れていないのです.
そういうことも考慮して,人のほとんどいない,平日の開園直後の午前中を選んで行ってきました.
結果は大成功.思ったよりも沢山の動物を見ることができました.娘達も大満足の様子.ほとんどの檻を回ることができたんじゃないでしょうか.と言っても,大半の時間は,ゾウとライオンとコアラでしたが....他の動物は,長女の "駄目出し" により,ほとんど素通りでした(笑).
カバの餌付けショーが面白いらしいのですが,帰ろうとした時間帯だったので,今回はパス.カバの水槽には2度ほど行ったのですが,見えるのは暑くてへたばっているカバのでかい尻のみ.娘は,何のことだかわからず,「カバさんどうしちゃったの? どこ行っちゃったの?」と連呼していました.あそこに尻向けているのが,カバなんだって言ってるのに(^^;
しかし,平日の動物園は良いですね.人で視界や行く手がさえぎられることがありません.好きな動物は好きなだけ見ることもできますし,好きなときに好きなだけ休憩もできます.幼稚園や遠足の子供達がいましたが,騒がしくてたまらないこともありませんでした(彼らを避けながら,見回っていたのですけれどね).
まあ,なんにせよ,娘達が楽しんでくれたみたいだから良かった.
以下は,備忘録としてのメモ.
園内の貸し出しベビーカー
- あちこちのブログで言われているとおり,とても操作性が悪いです.曲がることができません.4輪すべてが前後の方向を向くように固定されていて,軸が回転しないからです,操作性は台車以下.混んでいるときは,上手く動かすことができず,イライラしそう.
地下鉄動物園前駅
- 地上へ出るためのエレベーターがありません.エスカレータも上りのみです.今回子供が帰りに寝ていましたから,苦労しました.
幼稚園前の子は集中時間が短いので休憩を
- 園にいたのは午前中だけの 2 時間半ほどでしたが,休憩を一度取りました.我が家の娘は食いしん坊なので,何か食わせると復活するようです.
コアラ館は涼しいので,クールダウンできる
- 昨日は暑かった.大人でも照り返しがきつくてぐったりです.しんどくなりそうなときにコアラ館に入ると涼しいのと,コアラがかわいいので,モチベーションが復活します.
2007年9月27日木曜日
大阪城公園で遊ぶ
昨日は,娘二人を連れ,大阪城公園に行ってきました.森之宮駅側から入ると,すぐ右横に遊具広場があります.3歳と1歳の野生児姉妹をそこに放しに行くためです(笑)
そこには,滑り台とジャングルジムやネットなどが1体となった巨大な遊具が「デン」と構えていました.その滑り台のひとつは,民家の3階程度はあろうか思う高さです.あまり下調べせずに行ったため,こんな遊具であるとは夢にも思っていなかったため,「あ,こんなチビが遊べるだろうか」と危惧しました.が,杞憂でした.我が家のチビどもは1歳児も含め(当然私が,かなりサポートすることになるのですが),楽しんでいました.
秋の日差しとはいえ,お日様が照っている中,一緒に遊んでいる私の方が疲れてしまう有様です.
ただそれは,娘たちが自分たちのペースで遊べたからでしょう.平日の午前中だったため,遊んでいるのは私たち家族と1,2組だけでしたし,小学生のやんちゃ坊主たちがいなかったため,遊具の難しい場所にもゆっくりと挑戦できました.大きな子供たちが走り回っている状態だと,幼児は上手く遊べないかもしれません.
ところで,学生時代の,私の森之宮付近の印象は,「ブルーシートの家の街」でしたが,遊具広場付近にはそんな家もなく,昔とはずいぶん変っていました.
さて,こ一時間ほど大暴れした後,市民の森でどんぐりを拾い,売店で買ったおやつを食べ,蚊にも栄養をおすそ分けしながら,正午頃帰ってきました.乳幼児にはちょうどいい運動だったようです.帰り道はすやすや眠っておりました.とても堪能した様子でしたね.今日の朝,長女に「(今日も)大きい公園は(行くの)?」と聞かれたくらいですから.
そこには,滑り台とジャングルジムやネットなどが1体となった巨大な遊具が「デン」と構えていました.その滑り台のひとつは,民家の3階程度はあろうか思う高さです.あまり下調べせずに行ったため,こんな遊具であるとは夢にも思っていなかったため,「あ,こんなチビが遊べるだろうか」と危惧しました.が,杞憂でした.我が家のチビどもは1歳児も含め(当然私が,かなりサポートすることになるのですが),楽しんでいました.
秋の日差しとはいえ,お日様が照っている中,一緒に遊んでいる私の方が疲れてしまう有様です.
ただそれは,娘たちが自分たちのペースで遊べたからでしょう.平日の午前中だったため,遊んでいるのは私たち家族と1,2組だけでしたし,小学生のやんちゃ坊主たちがいなかったため,遊具の難しい場所にもゆっくりと挑戦できました.大きな子供たちが走り回っている状態だと,幼児は上手く遊べないかもしれません.
ところで,学生時代の,私の森之宮付近の印象は,「ブルーシートの家の街」でしたが,遊具広場付近にはそんな家もなく,昔とはずいぶん変っていました.
さて,こ一時間ほど大暴れした後,市民の森でどんぐりを拾い,売店で買ったおやつを食べ,蚊にも栄養をおすそ分けしながら,正午頃帰ってきました.乳幼児にはちょうどいい運動だったようです.帰り道はすやすや眠っておりました.とても堪能した様子でしたね.今日の朝,長女に「(今日も)大きい公園は(行くの)?」と聞かれたくらいですから.
2007年9月24日月曜日
新幹線で子連れ帰省
仕事の都合で遅い夏休みをとっています.今日からのんびり約1週間,大阪帰省です.
子連れだと道中が一番の悩みですが,我が家には車がないので,帰省はいつも新幹線を利用しています.そして,毎度のことながら11号車を使いました.
今年の1月にも書きましたが,11号車には多目的室があるので,乳幼児連れの我が家はこの車両のヘビーユーザです.みどりの窓口で「11号車の1番をお願いします」と言って座席指定までしています.ベビーカーを持ち込むので,端の席が何かと便利なんですね.
我が家は大人2名,子供2名で,3席とるので,1番が良いですが,2席で良い方は12番か13番が良いかもしれません.11号車の12,13番は車椅子の方も利用できるように,通路の両方とも2シートになっていますから,そこにベビーカーを置かせてもらってもよさそうですね.
ところで,今回は3連休の祝日とは言え,帰省シーズンではない時期の利用だったので,さすがに11号車にも乳幼児はいませんでした.11号車の良いところは,乳幼児が多くて騒がしいので,多少の”ぐずり”もお互い様的な雰囲気があるのですが,そのような雰囲気は全くなく,それどころか月曜日だったためにサラリーマンの利用も多かったため,我が家の娘たちの声がとても気になりました.
幸いにも,彼女たちの昼寝の時間に合わせたので,ほとんどの時間を寝てくれたので助かりましたが.子連れの移動はいつでも大変ですね(^^;
子連れだと道中が一番の悩みですが,我が家には車がないので,帰省はいつも新幹線を利用しています.そして,毎度のことながら11号車を使いました.
今年の1月にも書きましたが,11号車には多目的室があるので,乳幼児連れの我が家はこの車両のヘビーユーザです.みどりの窓口で「11号車の1番をお願いします」と言って座席指定までしています.ベビーカーを持ち込むので,端の席が何かと便利なんですね.
我が家は大人2名,子供2名で,3席とるので,1番が良いですが,2席で良い方は12番か13番が良いかもしれません.11号車の12,13番は車椅子の方も利用できるように,通路の両方とも2シートになっていますから,そこにベビーカーを置かせてもらってもよさそうですね.
ところで,今回は3連休の祝日とは言え,帰省シーズンではない時期の利用だったので,さすがに11号車にも乳幼児はいませんでした.11号車の良いところは,乳幼児が多くて騒がしいので,多少の”ぐずり”もお互い様的な雰囲気があるのですが,そのような雰囲気は全くなく,それどころか月曜日だったためにサラリーマンの利用も多かったため,我が家の娘たちの声がとても気になりました.
幸いにも,彼女たちの昼寝の時間に合わせたので,ほとんどの時間を寝てくれたので助かりましたが.子連れの移動はいつでも大変ですね(^^;
2007年9月19日水曜日
算数に「台形の面積」,「小数点第二位」を再び盛り込む
文部科学省の中央教育審議会の専門部会が,昨日,算数に「台形の面積」や「小数点第二位」を再び指導要領に盛り込むことを了承したようですね.
私もその方が良いと思っています.ですが,別に私はいわゆる「ゆとり教育」がいけないとも思わないし,台形の面積を求めること自身が大事であるとも思っていません.
ただし,小さいときから頭を訓練することはとても大事だと思います.ゆとりの名の下にカリキュラムが易しくなり,数学的な訓練を怠ることは,とても問題だと思います.若いときのトレーニングは運動にしたって,勉強にしたってとても大事ですもんね.
興味深いのは,英才教育だといって幼いときから英語や芸術には目を向けるのに,数学などの理数分野は毛嫌いされる傾向にあることです.技術大国に育っているはずなのに.
さらに面白いのは,大人になって,技術の塊の携帯ゲーム機で脳のトレーニングをしていることです.
やっていることがバラバラです.結局のところ,私たちは「なんで勉強しているか」ということを大人になっても理解できていないんじゃないでしょうか.「台形の面積」の話になると,「社会に出て台形の面積を求めることなんてない」と的外れなことを言う人がいますが,それなら「ピテカントロプス」なんて社会で役に立ったことなんて一度もありません.同じ理屈でやめるべきです.
でも,そうじゃありません.算数や数学の問題を解くことで,私たちは数学的な考えができるようにトレーニングしているんです.時には背伸びをしたトレーニングも必要です.私はそう思います.
最後に,数学を学ぶことは,抽象化能力や論理力を鍛えることでもあります.その点で日本の教育は完全に失敗しています.数学が「読み・書き・そろばん」のそろばん程度の理解でしかない人がほとんどだと思います.
私もその方が良いと思っています.ですが,別に私はいわゆる「ゆとり教育」がいけないとも思わないし,台形の面積を求めること自身が大事であるとも思っていません.
ただし,小さいときから頭を訓練することはとても大事だと思います.ゆとりの名の下にカリキュラムが易しくなり,数学的な訓練を怠ることは,とても問題だと思います.若いときのトレーニングは運動にしたって,勉強にしたってとても大事ですもんね.
興味深いのは,英才教育だといって幼いときから英語や芸術には目を向けるのに,数学などの理数分野は毛嫌いされる傾向にあることです.技術大国に育っているはずなのに.
さらに面白いのは,大人になって,技術の塊の携帯ゲーム機で脳のトレーニングをしていることです.
やっていることがバラバラです.結局のところ,私たちは「なんで勉強しているか」ということを大人になっても理解できていないんじゃないでしょうか.「台形の面積」の話になると,「社会に出て台形の面積を求めることなんてない」と的外れなことを言う人がいますが,それなら「ピテカントロプス」なんて社会で役に立ったことなんて一度もありません.同じ理屈でやめるべきです.
でも,そうじゃありません.算数や数学の問題を解くことで,私たちは数学的な考えができるようにトレーニングしているんです.時には背伸びをしたトレーニングも必要です.私はそう思います.
最後に,数学を学ぶことは,抽象化能力や論理力を鍛えることでもあります.その点で日本の教育は完全に失敗しています.数学が「読み・書き・そろばん」のそろばん程度の理解でしかない人がほとんどだと思います.
2007年9月15日土曜日
9月の配本 - 童話館ぶっくくらぶ(大きいいちご・小さいいちごコース)
童話館ぶっくくらぶの9月の配本の紹介です.我が家には長女には「大きいいちごコース」から,次女には「小さいいちごコース」から1冊ずつ配本されます.さて,今月の配本は...
りんごは,おいしそうなりんごをお母さんが切ってくれるお話.我が家でもりんごはおなじみの果物なので,とても喜んでくれました.食べマネなどしながら,早速読んでいます.
今月も,絵本の世界で娘たちと遊べそうです.
- ちいさなたまねぎさん
せな けいこ (作・絵)(大きいいちごコース)
- りんご
松野 正子 (ぶん)(小さいいちごコース)
りんごは,おいしそうなりんごをお母さんが切ってくれるお話.我が家でもりんごはおなじみの果物なので,とても喜んでくれました.食べマネなどしながら,早速読んでいます.
今月も,絵本の世界で娘たちと遊べそうです.
2007年8月19日日曜日
林明子さんの魅力
また近所の市立図書館へ行ってきました.借りた絵本を返すためです.前回は,あまりの本の多さに圧倒され,頭の回路がショートしてしまった2歳の長女ですが,今回はその成長ぶりを見せてくれました(笑).
娘は図書館での要領を得たのか,面白そうな絵本をちゃんと探してきて,妻や私に読んでもらいながら過ごしていました.1時間あまり休みなく読んでいましたから,20冊ほど読んだんじゃないかと思います.ちょっと驚きました.次女はグーグーお休みでしたが.
私は「おでかけのまえに」という絵本を見つけて読みました.林明子さんの絵は大好きなので,ついつい林さんの本ばかり手に取ってしまいます.林さんの挿絵のある絵本は,時間がゆっくりと流れているような,やさしい印象を受ける絵本が多いですね.読みすすめていくうちに,自分がやさしい気持ちになるのを感じます.読み手をやさしい気持ちにさせる絵本は,読み聞かせの本として一番じゃないかと思います.子供は親が読んでいるときの声のトーン,表情,気持ちなど全部を「聞いて」いるのですから.
私が思う林さんの絵の一番の魅力は,そこに我が子が見える–––絵本に出てくる子供と我が子を重ねることが出来るところじゃないかと思っています.林さんの描かれる子供のちょっとした仕草や表情,体の動きが,実際の子供をとてもよく捉えているからです.
私の林さんの絵との最初の出会いは「きゅっきゅっきゅっ」でしたが,とても生き生きとしたその絵を見て,見とれてしまったことを覚えています.そして,ほっぺのふっくらした赤ちゃんがうちの娘そっくりで,笑ってしまいました.
そうやって,私も林さんの「絵を感じ」ながら,絵本の世界を楽しんでいます.林さんの絵が,本の世界の入り口を開けてくれているような,そんな気がします.
娘は図書館での要領を得たのか,面白そうな絵本をちゃんと探してきて,妻や私に読んでもらいながら過ごしていました.1時間あまり休みなく読んでいましたから,20冊ほど読んだんじゃないかと思います.ちょっと驚きました.次女はグーグーお休みでしたが.
私は「おでかけのまえに」という絵本を見つけて読みました.林明子さんの絵は大好きなので,ついつい林さんの本ばかり手に取ってしまいます.林さんの挿絵のある絵本は,時間がゆっくりと流れているような,やさしい印象を受ける絵本が多いですね.読みすすめていくうちに,自分がやさしい気持ちになるのを感じます.読み手をやさしい気持ちにさせる絵本は,読み聞かせの本として一番じゃないかと思います.子供は親が読んでいるときの声のトーン,表情,気持ちなど全部を「聞いて」いるのですから.
私が思う林さんの絵の一番の魅力は,そこに我が子が見える–––絵本に出てくる子供と我が子を重ねることが出来るところじゃないかと思っています.林さんの描かれる子供のちょっとした仕草や表情,体の動きが,実際の子供をとてもよく捉えているからです.
私の林さんの絵との最初の出会いは「きゅっきゅっきゅっ」でしたが,とても生き生きとしたその絵を見て,見とれてしまったことを覚えています.そして,ほっぺのふっくらした赤ちゃんがうちの娘そっくりで,笑ってしまいました.
そうやって,私も林さんの「絵を感じ」ながら,絵本の世界を楽しんでいます.林さんの絵が,本の世界の入り口を開けてくれているような,そんな気がします.
2007年8月11日土曜日
8月の配本 - 童話館ぶっくくらぶ(大きいいちご・小さいいちごコース)

- しろくまちゃんのほっとけーき わかやま けん (著)(大きいいちごコース)
- あそびましょ 松谷 みよ子 (著)(小さいいちごコース)
あそびましょは,おなじみの松谷さんの絵本です.子供の大好きなくまさんと女の子が登場するお話.文章も軽快で次女にも気に入ってもらえたようです.
今月も,絵本の世界で娘たちと遊ぶのが楽しみです.
2007年8月6日月曜日
みんなで図書館
先日の日曜日,家族みんなで図書館に行きました.絵本がとても好きな長女に,本の山を見せてあげたかったからです.
近くの市立図書館には子供のスペースが広く取られてあり,カーペットの上で座って読めるので,じっとしていないであろう次女にも安心です.しかし,いくら本好きの娘達とは言え,まもなく3歳になる長女と1歳になったばかりの次女にとっては,はじめての本格的な図書館です.これまで,近所の「おもちゃ文庫」や「地区センター」には行ったことがあるものの,見渡す限り本がある大きな図書館は行ったことがありません.
結果はというと......
たくさん絵本が読めて,長女は楽しかったようですが,やはり,行くのが少し早かったようですね.あまりにもたくさんの本がある状況に,しだいに圧倒され,どれを読んだらいいかわからず,手に取ったものの自分には合わない本が続くと,長女の頭の回路は止まってしまいました(笑
私達も慣れていない状況でしたので,上手く娘たちを本の世界に導いてあげらなかったのも原因ですし,彼女のたくさんは,せいぜい10までですから,本が選び放題の状況に飲まれてしまったようです.それでも,絵本を十数冊読み,最後には読みたい本とかみしばいを選んで借りてきました.
止まりかけの思考回路で選んだわりには,長女はおもしろそうな絵本を借りてきました.くまくんの絵本シリーズの「ぼくおうちをつくるんだ!」は,まさに今,彼女達のお気に入りの遊びである「段ボールで家作り」が題材なので,気に入っているようです.「タンタンのずぼん」もとても受けがよく,「みんなでぽん!」の紙芝居は,次女にもわかるシンプルで楽しい内容でした.
自分のお気に入りの絵本を我慢強く探すことが,これからの長女の課題ですね.絵本を返却しに2週間後にまた行きますから,成長した姿を見せてくれるでしょうか.たのしみです.
近くの市立図書館には子供のスペースが広く取られてあり,カーペットの上で座って読めるので,じっとしていないであろう次女にも安心です.しかし,いくら本好きの娘達とは言え,まもなく3歳になる長女と1歳になったばかりの次女にとっては,はじめての本格的な図書館です.これまで,近所の「おもちゃ文庫」や「地区センター」には行ったことがあるものの,見渡す限り本がある大きな図書館は行ったことがありません.
結果はというと......
たくさん絵本が読めて,長女は楽しかったようですが,やはり,行くのが少し早かったようですね.あまりにもたくさんの本がある状況に,しだいに圧倒され,どれを読んだらいいかわからず,手に取ったものの自分には合わない本が続くと,長女の頭の回路は止まってしまいました(笑
私達も慣れていない状況でしたので,上手く娘たちを本の世界に導いてあげらなかったのも原因ですし,彼女のたくさんは,せいぜい10までですから,本が選び放題の状況に飲まれてしまったようです.それでも,絵本を十数冊読み,最後には読みたい本とかみしばいを選んで借りてきました.

自分のお気に入りの絵本を我慢強く探すことが,これからの長女の課題ですね.絵本を返却しに2週間後にまた行きますから,成長した姿を見せてくれるでしょうか.たのしみです.
2007年8月5日日曜日
出産祝い-絵本と木のおもちゃ
このところ,知り合いの結婚や,出産が多いです.知り合いの結婚はうれしいですが,お子さんが出来るのは,もっとうれしくなります.我が家には2人の娘がいますが,子供は授かり物だと実感しましたから,誰かに子供が出来たと聞くと,「よかったねぇ.うれしいねぇ」と夫婦で喜んだりししています.
でも,次に悩むのが出産祝いです.世間の流行に鈍感な夫婦ですので,最近は一体どんなものが喜ばれるのか,全くわかりません.取りえといえば,木のおもちゃと絵本くらいなものですから,ワンパターンだと知りながら,絵本と木のおもちゃを贈っています."二人目のお子さんへ"ということになったらどうしましょうね.
我が家の定番は,このブログにもよく登場するものです.絵本は次の2冊です.
これに,次の木のおもちゃをつけます.
「くだもの」と「どうぶつのおかあさん」を選ぶ理由は,これを贈る人はあまりいないと思っているので,重なることはないだろうという理由からです.この絵本は,絵も(大人が思うようには)可愛くなく,目立たない絵本なので,よほど絵本に親しんでいる人でない限りは,選ばないでしょう.でも,小さい子供にとっては,とても親しみ深いし,とても質の高い絵本だと思っています.そして,ご両親も「へぇ,こんな絵本があるんだ」と思ってもらえればうれしいな,そんな気持ちで贈っています.
「キーボックス」は,あと一年後に遊べるおもちゃだと長持ちするかなという,単純な動機です.でも,作りもしっかりしていて安全だし,ちょっとした積み木としても遊べるので,よろこんでもらえるんじゃないかな...と信じています.
私は,「子供向けプレゼントは母親にウケるよりも,本当に子供が楽しめるものを」という王道を狙っているので,世間受けしないかもしれませんが.
でも,次に悩むのが出産祝いです.世間の流行に鈍感な夫婦ですので,最近は一体どんなものが喜ばれるのか,全くわかりません.取りえといえば,木のおもちゃと絵本くらいなものですから,ワンパターンだと知りながら,絵本と木のおもちゃを贈っています."二人目のお子さんへ"ということになったらどうしましょうね.
我が家の定番は,このブログにもよく登場するものです.絵本は次の2冊です.
これに,次の木のおもちゃをつけます.

「くだもの」と「どうぶつのおかあさん」を選ぶ理由は,これを贈る人はあまりいないと思っているので,重なることはないだろうという理由からです.この絵本は,絵も(大人が思うようには)可愛くなく,目立たない絵本なので,よほど絵本に親しんでいる人でない限りは,選ばないでしょう.でも,小さい子供にとっては,とても親しみ深いし,とても質の高い絵本だと思っています.そして,ご両親も「へぇ,こんな絵本があるんだ」と思ってもらえればうれしいな,そんな気持ちで贈っています.
「キーボックス」は,あと一年後に遊べるおもちゃだと長持ちするかなという,単純な動機です.でも,作りもしっかりしていて安全だし,ちょっとした積み木としても遊べるので,よろこんでもらえるんじゃないかな...と信じています.
私は,「子供向けプレゼントは母親にウケるよりも,本当に子供が楽しめるものを」という王道を狙っているので,世間受けしないかもしれませんが.
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