2008年7月21日月曜日

国際児童文学館を存続させて欲しいです

今日は大阪府吹田市の万博記念公園内にある府立国際児童文学館に行ってきました.

この施設は児童書を専門とする国内最大規模の蔵書を誇る資料館・研究施設です.恥ずかしながら大阪生まれの私ですが,その存在を知りませんでした.しかし,大阪府の財政難のため,中央図書館への統合の方針が橋本大阪府知事から打ち出されています.

なくなる前に是非行っておきたかったので,家族で連れ立ったのでした.

チビ連れでしたので,1 階のこども室にしか行きませんでしたが,絵本から中学生向けの物語までたくさんの本が開架されていてわくわくしました.

たくさんの児童書に囲まれながら子供に読み聞かせをしたり,懐かしい絵本のページを繰ったりするのはいいですね.そこにある雰囲気と言いましょうか,本に迎えられ,本の世界に浸り,心が洗われるような,そんな感覚があります.それが,万博公園の緑の中にあるためか,児童書ばかりが置いてあるためかはわかりませんが,私はこの図書施設の雰囲気が好きになりました.

本に読み疲れたら,軽食ができるコロナというレストランがあります.妻が小腹が空いたと言い,ゴマだれの冷麺を注文したのですが,ひじょうに美味しかったです.長女に随分とぶんどられていました(笑

お腹がいっぱいになったら,館の前にある自然文化園のなかの遊具で遊んだり,池でボートに乗ったりと遊ぶ事も出来ます.本を読み,お腹を満たし (笑),緑の中で思いっきり遊んで帰ってきました.こんな環境がなくなってしまうかと思うと,かなり残念です.なんとか残せないものなんでしょうか.

子供を持つようになり絵本を読み聞かせるようになりましたが,児童書への専門的な知識を持った方の重要性を知るようにもなりました.そういった方々の薦めて下さる本は私達が手には取らないと思われる本もあります.でも確かに読むと面白く,子供も喜んでくれます.また,特定の企業の商品やキャラクターに偏っていないことも必要です.子供に受けそうなキャラクターは出てきませんが,何かに偏っている事もなく,いろいろな作品に触れられる事も子供の頃は重要だと思うからです.

中立の立場に立った,児童文学館のような公共施設はぜひ存続させて頂きたいと思います.

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