2008年7月6日日曜日

[絵本レビュー] みんなみーつけた

stars子供と一緒になって探すのが楽しい
みんなみーつけた (幼児絵本シリーズ)みんなみーつけた (幼児絵本シリーズ)
きしだ えりこ やまわき ゆりこ
福音館書店, 1999年08月
先日借りた絵本を返却しに図書館へ行きました.もちろん,絵本もいつもどおり読んできました.その中の 1 冊がこれ.

岸田衿子さんと山脇百合子さんのコンビによる作品,「みんなみーつけた」です.お二人による作品には他に「きょうの おべんとう なんだろな」と「どこでおひるねしようかな」があります.この 3 冊とも,おとこの子,ゾウさん,クマさん,ブタさん,ウサギさん,ネコさん,リスさん,コガネムシさんが登場し,続き物としても読めるようになっています.

さて,みんなみーつけたは,上述の動物達 (おとこの子も動物ですものね) によるかくれんぼのお話.おとこの子が次々に動物達を見つけていきます.楽しいのは,隠れている動物が少し見えていて,次のページでみつけられるという仕掛けになっているところです.当然子供もその仕掛けがすぐにわかり,一生懸命見つけようとします.そうやって一緒になって「どこだ? どこだ?」と言いながら探すのが楽しい絵本です.

このシリーズの中で私が好きなのが,コガネムシさん.本当に小さくて鉛筆の先ほどにしか描かれてありません.でもよーくみると足もハネも描いてあってムシとわかります.見つけたときには「あっ! いたっ!」と子供と一緒になってはしゃぎ,笑います.

そして,最後のページにはみんなが隠れていた場所の一覧があります.そこで「○○さん□□に隠れていたねー」と回想しながら,またページを戻って絵本の世界に戻ります.

短い作品ですが,たくさん楽しめる絵本です.

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