2008年5月30日金曜日

子供らしさの対極に大人らしさがある訳じゃない

「あいつはまだ子供だ」という言葉があります.大人になっていない人を指して言われる事が多いですが,最近,この表現は適切でないと思うようになりました.

私の今の考えでは,子供らしさの対極に大人らしさがあるのではなく,子供らしさと大人らしさは両立するものです.
  • 一般に子供は,子供らしいが,大人らしくない人.
  • 一般に大人は,大人らしいが,子供らしくない人.
  • どうにも困ってしまうのは,大人らしくもなく,子供らしくもない人
じゃないかと思っています.「あいつは子供だ」というとき,実はその人は子供でも,大人でもないですよね.本当に子供であるならばそんなに困った事にはならないと思います.そして,理想は
  • 子供らしく,かつ,大人らしくある人
でしょう.子供は自由な発想や,不思議なものを不思議と思う素直さ,探究心,好奇心に溢れています.一方大人には,ネゴシエーションや人をモチベートするなど社会的な力があります.双方ともに持っておきたい力です.

私は子供と接する度に子供らしさを失いたくないと思いますし,年配の方と接する度に自分の至らなさを痛感します.どうしたら子供らしい輝きを保ったままに大人の風格を得る事が出来るだろうか.そんな事を日々考えています.

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