2009年10月18日日曜日

[絵本レビュー] ちいさなヒッポ(マーシャ・ブラウン さく)

4 starsヒッポのあどけなさが可愛い
次女 (3) が寝る前の読み聞かせに選んだ本です。あまり頻繁には読みませんが,ときどき持ってくるのでまあまあ好きなんでしょうね。(ちなみに私は結構好きです。)

ヒッポはまだちいさなカバ。お母さんにいろいろ教わりながら暮らしています。ある日みんなで昼寝をしている時に,ヒッポが 1 人で群れを少し離れてしまいました。そのわずかなすきを狙ってワニが忍び寄り,ヒッポを襲います。ところが,お母さんが現れワニを追っ払います。たくましいお母さんです。

さて,娘たちが一番気に入っているのは,ワニが現れるところでも,お母さんがワニをやっつけるところでもありません。それは,ヒッポがお母さんに言葉を教えてもらっているところ。
「グァオ、ヒッポ!」と,まずおかあさんが ほえてみせます。
「グッ グッ! グァオ!」とヒッポがくりかえします。
「グァオ、こんにちは!」
「グッ グァオ,おんにちは!」
「グァオ、あぶない!」
「グァオ、あぶらい!」
こんなようすです。ヒッポがうまく言葉を発音出来なくて,「あらい」みたいになってしまうところで,娘達は大笑いです。

この絵本はカバの生態もさりげなく描いていて,昼間は泥に埋まって寝ているとか,夜は集団でえさを食べにいくとかがわかります。動物好きの娘達はそういうところも好きみたいですね。

個人的には,この絵本の版画の絵が好きで,それだけ見ていても楽しいと思っています。

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