2008年10月17日金曜日

幼稚園で芋ほり

長女が幼稚園で芋ほりに行ってきました.

うちは横浜市内だけれど田舎なので,少し歩けば畑がたくさんある所です.幼稚園の近所の畑でみんなで掘ってきたそうです.たくさん掘り出せた彼女はご満悦の様子で,会社から帰ってきた私に自分の成果を見せてくれました.

私も幼稚園のときに芋ほりに行ったんですが,そのときの様子を鮮明に覚えています.

......友達と一緒に自分の足元を掘りだし,すぐに芋が見つかりました.でも,それがとんでもない大物で,周りの土を掘っても掘っても全体が見えません.友達が1つ,2つと掘り出しているのに自分はまだ1つの大芋と格闘していました.あれはたくさん取れるから面白いので,いくら大きいのにあたっても1つじゃ全然楽しくありません.

結局,ボールのようなまん丸の巨大芋と,ほんとに小さいのが2つしか取れませんでした.「なんでこんなのに当たったんだろう」と,悲しくなったのを覚えています.

さて,幼稚園に戻り,家に帰るとき,お友達のお母さんが迎えに来ていることに気づきました.私の幼稚園は園児が自分の足で家に帰ります.そのときも特に送迎の案内は来ていなかったそうなのですが,重い芋を持ってあげるために迎えに来ているのです.でも私のお母さんは来ていません.

私の母は,今の世なら「不思議ちゃん」と言われてたであろう個性的な人で,そういう機転がまったく利きません.家で普段どおり待っていたそうです.私は園児にしては重い巨大芋を「ひーひー」言いながら,再び「なんでこんなのに当たったんだろう」と思ったことを覚えています.
.....

そんなことを思い出しながら,娘の成果を見ました.もう既に1つを焼き芋にしていて,「これお父さんの分だよ」と,娘からおイモをもらいました.

それは,ホクホクして甘い味でした.

0 件のコメント: