2006年11月24日金曜日

食育白書

内閣府は「食育白書」なるものを発表したそうです.今日の時点で内閣府のウェブサイトには,その白書についてのコメントは書いてありませんでしたが,Sankei Web に次のような記事がありました.
政府は24日の閣議で、食育の推進施策をまとめた初の「食育白書」を決定した。昨年7月に施行された食育基本法に基づき内閣府が作成したもので、家族一緒 で取る夕食の減少や生活習慣病の増加など、健全な食生活が失われつつある深刻な現状を指摘。現在実施中の施策の具体例を示し、食育の国民運動への発展を呼 びかけている。(Sankei Web - 失われる楽しい食事、健全な食生活…「食育白書」で警鐘 (11/24 10:57) )
私は食育という考え方自体は賛成ですが,ことさら食育とばかり叫ぶと言葉が中身よりも先行しそうであまり好ましく思っていません.しかし,最近の食生活の乱れを思うと,このような取り組みも必要かなとは感じています.ただやはり,「子育てってなに?」という根本的なところを抑えないと一過性の流行に終わりそうな気もしています.

子供の食生活の乱れの原因はたくさんあるのでしょうけれど,大きな原因の1つに,親が面倒くさがって食事を作らなかったり,自分が朝ごはんを食べたくないから朝ごはんを抜くので子供も食べなかったり --- つまり,「食生活という面で親が子供の見本になってあげていない」ということがあるかと思っています.

子供を育てるからには,ときには自分も我慢して行動し,子供の見本にならなければなりません.でも,最近は「我慢は嫌」という傾向が強いように感じます.そういう根本的な問題を解決しないと,食育とばかり声高に叫んでも,効果はあまりないんじゃないかなって思っています.

0 件のコメント: