2008年6月30日月曜日

絵は口ほどにモノを言う

絵ってすごいですよね.描いている時は特に気にしていなくても,どこかにその時の心理が出ているものです.

受験間近の中学3年生の美術の時間に,抽象画のようなものを描かされた事があったのですが,私はずいぶん暗い雰囲気の絵を描いていました.描いている時は明るい感じを出したかったんですけれどね.卒業する時に絵を返してもらい,その絵の暗さに驚いた事を今でも覚えています.受験前で不安だったんでしょうね.ちなみに,私の友人は,ピンクや赤をふんだんに使ったふわふわした絵を描いていました.友人には彼女が出来たばかりでした.(わかりやすい...)

さて,幼稚園の父の日会という行事に参加したときです.娘からお父さんの絵をプレゼントしてもらったのですが,隣のお友達のお父さんの絵に目が止まりました.その絵は画用紙に対して小さく,黒の単色で描かれてあり,単調でした.なぜだか少し気になった絵だったのですが,その子は大人しい子でしたから,絵も大人しいのかなと思って見過ごしていました.

数日後,妻から聞いたんですが,その子にはもうすぐ2人目の兄弟が生まれる予定で,(母親に甘えられないためか)幼稚園でも元気がなく,先生が心配してお家に電話してきたほどだったそうです.そのとき,父の日会での絵を思い出しました.

気になったのは絵から感じるその子の元気のなさだったのかもしれません.

絵にはその時の心理が出ると思っています.自分の娘達にも時々絵を描いてもらおうかな.そんな風にも思いました.ちなみに私のもらったお父さんの絵は,のびのある楽しい絵でした.よかった.

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