2007年11月19日月曜日

「ひいき客」より「フェアな客」

風呂でボーっとしながら,「なんで,ある店や人を応援していることを,『ひいきしている』って言うんだろう」と考えていました.別に何があったわけじゃありません.私は「ことば」の語源やら「ひびき」なんかに興味があったりするので,そんなことを一人で考えていたりすることが時々あるのです.

しかし,書きたいことは,その語源でも,私の趣味でもありません.人との接し方です.

「ひいきしている」と聞いたときに受ける印象として,「一方に傾倒している」ということがあります.ひいきには,「えこひいき」や「ひいきの引き倒し」なんていう言葉もあります.もちろん,ひいき自身には,そのような偏りの意味はないのでしょうけれど.一般的な使われ方のためでしょうか,そんな印象をぬぐえません.

目を掛けているから,ひいきするのでしょうけれど,(えこ)ひいきはその人のためになりません.本当にその人のためを思うと,フェアじゃなくてはならないし,状況によっては目を掛けていない方をたたえることも必要です.でも,そういうのってとっても難しいです.

例えば,私は 2 人の娘を育てているところですが,「自分は 2 人にフェアに接しているだろうか?」「他の子供と娘とをフェアに扱っているだろうか?」なんて考えると,落ち込んでしまいそうです.

例えば,自分の娘は悪くなく,娘のお友達が悪いときに,その子を叱れるだろうかなんて考えると絶望的です.

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