2007年11月9日金曜日

[絵本レビュー]14ひきのあさごはん

この数日の間,寝る前の絵本が決まっています.いわむらかずおさんの「14ひきのあさごはん」です.14 ひき家族のねずみの一家を扱った絵本シリーズの代表的な作品で,一家の朝ご飯をあつかったお話です.

このシリーズは,とても人気のある絵本のようなのですが,実はぶっくくらぶから配本されるまで,ぜんぜん知りませんでした.

この絵本のお薦めポイントは,とにかく絵を見ているだけで楽しいところです.しっかりと細かいところまで描き込まれた背景とともに,14 ひきのねずみ達がそれぞれの個性を持って描かれています.元気よく朝の支度をしている子もいれば,まだ眠そうに目をこすっている子もいます.お母さんとお話している子もいれば,ケンカしている子達もいます.今にも絵からねずみ達のお話が聞こえてきそうです

文章もありますが,ほどよい短さでくどくなく,内容は絵の世界を楽しめるように工夫されています.わたしが「まだ眠そうなのはだあれ?」と読むと,娘はすかさず指をさしながら「この子!」と言います.そこから絵本との対話が始まります.

このように絵本の世界に入りやすい本は大好きです.

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