夏休みのため大阪に帰っていますが,今日は実家で法事がありました.三回忌などの年忌の法要なのではなく,通常の命日の法要なので規模の小さなものです.
なかなか実家の法事も参加できないので,参加したい思いましたが,子供がいるので少しためらいました.我が家の娘はまだ 3 (今年 4) 歳と 2 歳. 騒いだらまずかろうと思います.
しかし,母は『子供なんやから,騒ぐのは仕方ないし,せっかくやから参加したらええ』と言います.ちょっと迷いましたが,来て下さるお上人とは,長くお世話になっているためお互いよく知っているので,「まあなんとかなるだろう」と思うのと,宗教行事に参加させるのも悪くないと思うのとがあって,子供と参加しました.
「今日は,お坊さんが来るよ」と娘に伝えると,まんが日本昔話でしか見たことのないお坊さんに会えるとばかりに,大はしゃぎになりました.
はたして,お上人がいらしてお経をあげられますと,長女は祖母の横にちょこんと座り,次女は妻のひざの上で,食い入るように見入っています.興味津々の様子.厳かな雰囲気のためか,騒ぐことなく静かにしていました.とは言え,お経が子守唄になってしまったのか,二人とも最後には眠ってしまいましたけれど.
長女が目を覚ました後に聞いてみると,「なんか,なむなむって言ってた.変なこと言ってたよ」って笑っていました.
終わってから思ったことですが,参加させてよかったと思いました.私は特定の宗教に対して信心深くはありませんが,小さな頃から宗教に向き合うのは悪くないと思っています.私は 1 年生のときに祖父が他界したので,その後,お寺へ法要に行ったり,面白半分にお経を覚えてみたりしましたが,そういった環境のなかで得たもの,自分で考えたこと,たくさんありました.そしてそれは今の自分の糧になっています.
彼女達が何を思ったかわかりませんが,「ひいお婆ちゃん,おはよう」と言いながら仏壇の扉を開けたり,おりんを鳴らしたりしている姿を見ながら,なにか自分自身の宗教観や考えを形成してもらえればなと思いました.
2008年7月19日土曜日
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