12匹の子グマの日常を描いた絵本シリーズ「くまのがっこう」が、東京中心に人気を広げている。かわいいだけではなく、教育的な要素も持たせたキャラクターで、支持層は若い“セレブ”な母親や子ども。これまで全13冊が刊行された絵本は海外でも翻訳され、発行総数は100万部を超えた。子供向けの商品を作るときは,財布を管理する親をターゲットにするのは常套手段です.が,子供向けの絵本なのに,ターゲットは母親で,キャラクターはかわいいが,教育的要素も持たせているのが本当にそうだとすると,ちょっと残念です.
...(中略)...
主なターゲットに据えたのは都会に住み、4-6歳の子どもを持つ比較的裕福な若い母親。「子どもの教育に熱心で、オシャレにも敏感」という特性を意識した。(2008/07/02 15:56 【共同通信】 - セレブに人気、クマの絵本 教育的でおしゃれが決め手)
教育的要素があって,しかもかわいくて,母親にも嬉しいならわかりますが,この順番が逆であるとすると,実は出版社側にとって子供は一番優先順位が低いってことになりませんか? 「売る」ことを考えると,わからなくもないのですけれど.それが前面に出すぎているのもね...しましまのトラのキャラクターを持ち,しつこくダイレクトメールを送ってくる某社と同じ臭いがします.
マーケティング活動が透けて見えすぎているのが,あまりよくない分野もあると思うんですけれどね.とは言え,絵本を実際に見ていないので,「まずは実物を見てから」ですね.
【参考】
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