2007年12月16日日曜日

[絵本レビュー] はないちもんめ

はないちもんめ―子どもとうたううたのえほん今年の夏に,ぶっくくらぶから届いた本です.その当時,長女にはあまりヒットしませんでした.長女はうたに興味を示さないタイプだったからかもしれません.童謡が収録されている音の出る本なども頂いたりしましたが,自分から歌うことはしない子でした.私達に「うたって!」と要求することは多かったですが.

それが,最近ずいぶん歌うようになりました.この絵本を出してきて歌うときもあるし,遊びながら歌うときもあります.

私の想像ですが,歌うようになったのは,この本の影響が大きいんじゃないかと思います.この本は CD がついていますが,CD をかけない限り誰かが歌わないといけません.当然,ほぼ必ず私達両親が歌うことになります.そうやって私達が歌っているうちに,長女も歌うようになりました.それもしっかり歌詞を覚えて.

やっぱり子供は,絵本でも歌でも,両親に読んだり歌ったりして欲しいんでしょうね.音の出る本から歌が聞こえてきても,それは両親がうたう歌とは,捉え方,感じ方が違うのかもしれません.この本自体には,とり立てて面白さは感じませんが,一緒に歌ってあげる大事さを教えてくれた一冊です.

音の出る本が絶対駄目だとは思いませんが,一緒に歌ってあげることを忘れがちにしてしまうので,扱いが難しい本だと思います.幼児がいる家庭は何かと忙しいでしょうから,勝手に音が出たりすると,ついつい「構わなくて助かる」と思ってしまいますからね.この辺の便利さが,この手の本やおもちゃの怖いところです.

ところで,この本.両親と共に読む(うたう)本としているためでしょうか.本がそれほど丈夫ではありません.幼児向けの本にしては,紙も薄く,綴じも甘いです.今日は,長女とセロハンテープで修理しましたが,いづれまた次女にビリビリに破かれてしまいそうです.

装丁が甘い子供の本は,たとえ内容が良くてもちょっとがっかりしますね.

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