子供との付き合い方の話が続きます.
先日,リーダーシップに関する研修を受けました.リーダーシップを発揮するのに必要なスキルを学びます---といってもいろいろなスキルが必要ですが,今回の研修では対人スキルに主眼が置かれていました.
さて,研修中,講師の方が「子育てとリーダーシップって関係するところがありますよね」と言われたことが印象的で,子供とあそんでいるときに時折思い出します.
日本では,リーダーというと「有無を言わずに俺についてこい」タイプの親分肌な人を想像しますが,リーダーは必ずしもそうではありません.とにかく「こと細かく指図する」タイプもありますし,「魅力的な目標を提示し,みんなに活躍してもらう」タイプもあります.研修では最後のタイプをビジョン提示型といっておられました.
どれが良い悪いは置いておきましょう.ここでは「子育てとリーダーシップ」について考えます.上の3種のリーダーを親と考えましょうか.すると,子供に対する親の3タイプと見て,確かに違和感なさそうですね.それぞれ,親の言うことを黙って聞けタイプ,口うるさいタイプ,子供を上手く乗せて動かすタイプと勝手に名づけました.どれにもあたらない「子供を悪い意味で放ったらかし」タイプは,リーダーでない (=親じゃない) ということになるでしょうか.
私は,親としても社会人としてもまだ成長段階で,リーダーにも親にもなりきれていませんが (反省しなきゃ...),いつも考えていることが1つあります.それは,「自分のコピーを作っても仕方がない」ということです.その子,その人の個性をできるだけ生かしたいと思います.
子供と遊んでいて,無限の可能性を感じる時があります.それは,子供の個性が一番出ている時です.個性を伸ばすには,子供自身が生きるようにしてあげなければなりません.放ったらかしでも駄目ですし,私の考えを推しすぎるのも駄目です.
その子が生きるための答えは,その子が自身が持っているはずです.その答えを引き出してあげなければなりません.それが出来るようになったとき,私も親の仲間に入れてもらえそうです.
2007年10月24日水曜日
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