2009年5月14日木曜日

[絵本レビュー] かみさまからのおくりもの(ひぐちみちこ 著)

4 starsそうか,神様からの贈り物なんだ
かみさまからのおくりものかみさまからのおくりもの
ひぐちみちこ
こぐま社, 1984年1月
こどもはそれぞれ特徴があります。違う個性を持っています。よく笑う子,ちからもちの子,歌をうたうのがが好きな子,よく食べる子,やさしい子。それをこの絵本は神様からの贈り物と表現しています。

あかちゃんが うまれるとき かみさまは ひとりひとりの
あかちゃんに おくりものを くださいます。

かみさまからの おくりものは てんしが はこんでくるのです。
この絵本は,こんな風にはじまります。「そうか,神様からの贈り物なんだな」これを読んだときに,純粋にそう思い,いい表現だなと感じました。

子供はそれぞれ違います。うちの姉妹も違う性格です。まったく個性豊かな存在です。それだけに親は子供とうまく付き合えなくて怒ってしまったり,不得意な面を他の子供と比べて悲観したり,ダメだと思って諦めたりしてしまいます。その子もとても良い面を持っているのにです。

でも,この絵本のように,それを神様からの贈り物と言われると,その子の良いところを見てあげたいと思いませんか。大事にしてあげたいと思いませんか。この絵本はそんな力を持っています。ぜひ子育て中の父母に読んで欲しい絵本だとおもいます。

そして,一緒に子供とこの絵本を読んで,子供の良いところを神様からの贈り物だと言ってあげて下さい。子供は自分の長所を理解し自信に思うでしょう。

0 件のコメント: