「ノンちゃん雲に乗る」の石井桃子さんが亡くなられたそうです.石井さんは「クマのプーさん」や「うさこちゃん」の翻訳でも知られていますね.私はプーさんの本を持っていて,しょっちゅう読んでいたのを覚えています.
我が家の娘達の間では,ゆかいなかえるが人気.長女は図書館で借りてきたあくたれラルフがお気に入りで,私は何度も何度も読まされました.どちらも石井さんの翻訳です.
そんな石井さんの悲報を今日の朝のニュースで知りました.それは NHK ニュースだったのですが,お元気だった頃の石井さんが絵本についてお話されているところがありました.
言い回しは忘れてしまいましたが,石井さんのお話の要旨は「子供の頃にたくさんの本に触れましょう.たくさんの本に触れると自分の好きな事,興味のある事がわかってきます.それが自分の肥やしになります」ということでした.言葉にあまりに重みがあり,私はすっかりお話にうたれてしまいました.それで言葉の細かいところや,あろうことか本当にこんな事おっしゃっていたっけと思うほど内容を忘れてしまいました.(間違いがある場合は,100% 私の責任です)
すばらしいお話です.大人が子供に接する時,「これがいい本です.子供はこれを読みなさい」となりがちですが,そうではなく「自分の好きな事を探しなさい」とされている事にとても共感しました.
石井さんのお話がもっと聞きたかった.そんな風に思いました.
ご冥福をお祈り申し上げます.
2008年4月3日木曜日
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