2010年4月18日日曜日

そろそろ虫取生活

今日はぽかぽか陽気でした。こんな日は娘達と外に遊びにいくのが恒例です。今日は近所の原っぱに虫を捕りにいきました。さっそく次女(3)がテントウムシを2匹発見。先週はいくら探してもいなかったのに。季節はきちんと進んでいるんですね。

長女はテントウムシとヒシバッタを捕獲し,それを観察するのにもう夢中。一人でずーっと虫かごをのぞいて「あっ,テントウムシ飛んだよ」とか「あーあー。バッタ,こけちゃったよ」とか,ぶつぶつ言っていました。せっかく青空の下に来たのに,面白いですね子どもって。

次女のカゴにはテントウムシしか入っていないので,ベニシジミを捕まえ次女のカゴに入れてやり,次女も満足。次女のテントウムシも無事つがいになり満足(笑)。次女とはサッカーをやり,砂遊びをし,たくさん遊んで帰ってきました。

えぇ,その間,長女はぶつぶつ言いながら虫かごを覗き込み続けていました。どんだけ虫が好きなんでしょうね。

今日の収穫
  • テントウムシ (4匹)
  • ベニシジミ
  • ヒシバッタ

2010年4月15日木曜日

[絵本レビュー] 三つ子のこぶた(中川 李枝子 著)

5 stars
まるで我が家の日常
長いお話でないと満足しなくなった長女(5)と次女(3)が大好きな童話の 1 つがこの本です。寝る前の読み聞かせには長過ぎるので,5 回くらいに分けて読んでいます。

三つ子のこぶたは,元気いっぱいに保育園に通う三つ子のこぶたのお話。お弁当を食べたり、友達と原っぱで遊んだり、クリスマス会の劇の練習をしたり、おやつを食べたり、夕ご飯の味見をしたり,兄弟げんかをしたり、楽しい三つ子のこぶたです。

これは,まさにうちの姉妹が毎日やっていることそのもの。自分達の昨日・今日のことを話し,自分たちの毎日と重ねながらお話を聞いています。

三つ子のこぶたは元気いっぱいのこぶた達なので,しょっちゅう「ブウブウキイキイ」大騒ぎするのですが,娘達はこの部分が大好き。こぶた達が「ブウブウキイキイ」言い出すと,「わはははは!」と笑い,自分達も「ブウブウキイキイ」言い始めます。そこまで自分達をこぶたに重ねなくてもいいだろうにと思いますが,それだけ身近な存在なのでしょう。

不思議な空想の世界や,やさしい気持ちになるお話も好きですが,日常を切り取ったようなお話もいいものですね。

2010年4月10日土曜日

懐かしい絵本との出会い

前回オバケちゃんとむわむわむうの話を書きました。挿絵が小薗江圭子さんから、いとうひろしさんに変わっていたので、自分が知っていたオバケちゃんの話だとは気がつかなかったという話です。

あれから、どうしても小薗江圭子さんのオバケちゃんがみたくなって、青い鳥文庫のオバケちゃんを Amazon から中古で買ってしまいました。私が子供の頃に持っていたのはハードカバー版なので、文庫版とは絵が違います。でも小薗江圭子さんのオバケちゃんなので、当時オバケちゃんを読んでいた時に感じていたことなどが思い出され、懐かしい気持ちになりました。

本好きの娘たちは私が読む前に妻に読み聞かせてもらっていました。ずるい...(笑)

2010年4月6日火曜日

絵本の挿絵は世界をかたち作る

オバケちゃんとむわむわむう (オバケちゃんの本)先日,うちの次女(3)が図書館で1冊の本を見つけました。それが「オバケちゃんとむわむわむう」です。表紙の絵が気に入ったようで,本棚の間を歩いていた瞬間に「これ借りる!」と言いました。

4/10 追記)
この本を借りてから、しばらくして NHK 教育で「オバケちゃんとおこりんぼママ」を放送し始めるという偶然があって、娘は非常に喜んでいました。

借りて帰って娘達に読み聞かせていたところ,不思議な感覚を持ちました。「へぇ,クモの糸で作ったコップか...面白いけど,なんかひっかかるな」そして読み進めていくとオバケちゃんが挨拶をするシーンがありました。
「こんにちは。かいじゅうじゃありません。ぼく、オバケちゃんです。ねこによろしく。」

「んん? 『ねこによろしく』どっかで聞いたことあるぞ。オバケの挨拶としてよく使うフレーズなのかな?」と思いました。そのとき私は,自分が子どもの頃に同じシリーズの「オバケちゃん」を持っていて,よく読んでいたことにまだ気づいていませんでした。そして娘達からもう一度最初から読むように言われ,先の「クモの糸のコップ」のところに再び来た時,自分も昔おばけの本で同じコップの話を読んだことがあるような気がしたのです。(実は,「気がした」だけで思い出していませんでした)

ネットでさっそく「オバケちゃん」を検索しました。

そう,私の持っていたのは,オバケちゃんシリーズの「オバケちゃん」の古い版でした。挿絵はいとうひろしさんではなく,小薗江圭子さんのものだったのです。でも,おとうさんの「クモの糸のハンモック」,お母さんの冷たい息で作る「クモの糸のコップ」,それにそそぐ「虹色のジュース」,そして「オバケちゃんのあいさつ」は (当たり前だけど) 同じなのです。こんなに特徴のあるモノなのに,ネットで検索し,小薗江圭子さんの挿絵を見るまではっきりと思い出せませんでした。

私の頭の中のオバケちゃんのいる世界は,小薗江圭子さんの絵で描かれていたからです。

だから,あれほどなかなか思い出せなかったのに,ネットで小薗江圭子さんの絵を見たとたん,いろいろなシーン (挿絵) が次々に出てきました。

お話が「オバケちゃん」と「オバケちゃんとむわむわむう」とで違うとはいえ,私は驚きました。絵本の挿絵は大好きだし,絵本の世界への橋渡しをしてくれる大事なものだとは思っていましたが,その挿絵の影響の強さを改めて感じました。その挿絵でその絵本の世界が子どもの頭の中で構成されるのですね。だから,いとうひろしさんの挿絵を見ても私の頭の中にあるオバケちゃんの世界をひとつも思い出すことができなかったのです。

私が絵本の挿絵について考えさせられた話でした。