2006年10月29日日曜日

なぜ○○をするのか?

昨日「なぜ読み聞かせをするのか?」という日記を書きました.読み聞かせは親子が時間の共有することが大切な意義で,言葉を覚えるだとか,情緒が豊かになるとかは,その次の話という事を書きました.

同様に,本当はその意義や大切なことは別にあるのに,副次的なことだとか,結果として起きることに注目されてしまっているんじゃないかなぁと思うことが時々あります.

例えば食育.私は食を通じて子供を育成することだと理解しており,規則正しい食事をすること,親子の語らいの場としての食事を大切にすること,食べ物を大切にすることだと思っています.そしてそういう事を通じて「なぜ大切にしなければいけないのか」をわかってもらうことだと思っています.

なのに,順番が逆だなぁと感じることをよく耳にします.それは,食が子供に及ぼす影響とかを考えて,「○○っていう影響があるから,こどもには□□っていう食事や,食べさせ方を云々......」などという事です.これは「食育の育」を「教育の育」にしているようで,しっくりきません.私は教育のために何かをするよりも,何かをしていることが教育につながる方を良しとしているので,気になるのかもしれませんね.

しかし,そもそも子供にとって毎日起こる全てのことが勉強です.親は子供とのいる時間全てを使って,子供を育てるべきです.ことさら食だけを特別視するのも変な話です.そして育てるというのは,一方的に教えるという行為ではなく,対話を通じて理解しあうことだと思っています.その対話のアプローチは「○○だから□□しなさい」よりも,「□□って大切.どうしてだと思う? ○○だから」が好きです.

私の言う "逆の順番" で子供に向き合うと,アプローチも前者になる気がします.これは親の価値観に子供を合わせようとするアプローチだし,上手く行かなかった時に子育ての鬱憤もたまるアプローチです.子供に考える時間を与えてあげる余裕も欲しいですね.

2006年10月28日土曜日

なぜ読み聞かせをするか?

★★絵本★★ 手作り絵本作り方/読み聞かせというブログに「なぜ読み聞かせ?」という日記がありました.一部引用させて頂きます.
絵本の読み聞かせが、なぜ良いのでしょう。
言葉を覚える、感性が豊かになる、創造力が発達する。。。
いろいろなことが言われています。

それもあるかも知れませんね。きっとあると思います。
でも、それ以上に、もっと大切なことがあると私は思うのです。
家庭での読み聞かせの最大の意義は、親子で過ごす時間だと思います。
絵本を介して親子で時間を共有する、そのことにあると思います。
...(略)...
そして,次のように締められていました.
...(略)...
そして、結果として、本が好きな子どもになるとか、表現力が育つとか、そんなおまけも付いてくるのだと思います。
全く同感です.絵本の読み聞かせの良いところは時間を共有できることですよね.私も毎日のように娘に読み聞かせをしていますが,言葉を覚えるからとか,感性が豊かになるからとか,そういうことを考えながら読み聞かせたことは一度もありません.そんな風に考えてしまうと,絵本を読むのがつまらなくなる気がします.試験勉強をしているようでもありますし,子供に教育してあげているかのような感覚になる気がするからです.

私が絵本をよく読み聞かせるのは,絵本が好きだから.そして,子供と一緒に過ごしたいからです.絵本の世界で子供と過ごす時間が大好きです.ボール遊びが好きな親子はボール遊びで,積み木が好きな親子は積み木で一緒に時間を共有すれば良いと思います.私は本が好きだから,絵本で子供と時間を共有します.

理由はそれで十分なんだと私は思います.そして先のブログにもあったように,結果としていろんなおまけ (=言葉を覚える...) がついてくるのだと思います.それは絵本の読み聞かせに限らず,何事につけても同じなのだと私は思っています.

2006年10月22日日曜日

子供っていろいろです

当たり前のことですけれど,子供ってみんな同じって事はなく,子供によっていろいろです.子育てをしてみると,子育てに絶対はないけれど育児書のとおりになることだけは絶対にないことはわかったりします.育児書はどうしても全体の平均をもとにアドバイスなどを書いているので,全部育児書どおりにならないのは当たり前ですけれどね.

さて,うちの長女は 2 歳を過ぎましたが,あまり言葉が多くありません.単語は 20 くらいはなんとか言えるようですが,まだ 2 語文が言えません.こちらの言うことはかなり難しいことでも解っているので,全然心配していないのですが,他の事に関しては心配どころか,かなり速いペースでいろいろなことができます.


スプーンやフォークも早く使えるようになり,ボタンも一人ではめられ,鉛筆は教えていないのに 1.5 歳頃にはちゃんと持ててました.絵本も一人で読み(?)ます.いわゆる器用な子ですね.彼女は物怖じは全くしないけど大人しい子なので,そもそもそんなに口数が多くありません.ですから,話すのが遅いのは仕方がありませんね.子供は好きなことは興味を持って取り組むのでどんどん上達しますが,別段好きじゃないことはあまり上手くならないようです.右の絵は長女が 2 歳ちょうどの時に一人で描いたぶたさんの絵ですが,年齢にしては上出来だと思います.でも親はつい「絵なんて後から上手くなってくれたらいいから,とりあえず話せるようになろうぜ」などという希望を持ってしまいます.健康で元気に育ってくれていたらそれで十分なはずなのに,身勝手だし,贅沢な悩みです.

さて,次女はこの間 3 ヶ月になりました.この子は長女と違って,ひっきりなしに何かをしゃべっています.おそらくこの子は話すのが早いでしょう.でも絵は上手くないかもしれません.しかし子供はそれぞれ違うんだから当たり前です.

「人を比べるなんてやっぱり間違いなんだ.ほらおねぇちゃんを見てみなさいとか,妹はちゃんとやってるでしょ.なんて絶対言っちゃ駄目だな」そう思いました.

2006年10月21日土曜日

大好き Naef キュービックス

ネフ社(naef)キュービックス 赤
このブログでは木のおもちゃについても書こうと思っていたのですけれど、全然書いていないことに今頃気づいたので、今日は私の大好きな木のおもちゃのことを書いてみます。

タイトルにもあるとおり、私は Naef 社の Cubicus (キュービックス) というおもちゃが大好きです。見ていて飽きないデザインと色使い、シンプルだけど不思議な形をしたパーツ、しっかりとした作り。どれをとってもすばらしいと思っています。子供には難しいおもちゃかなぁと思いますが、最初から与えればなんてことはありません。娘は1歳のころから盛んにこのおもちゃで遊んでいます。

実は我が家にあるキュービクスは、私の誕生日プレゼントとして妻が買ってくれたものです。私のキュービクスとの最初の出会いは、ふと見た TV 番組にて。それは (おそらく) NHK の教育放送の番組の木のおもちゃを紹介するコーナーで、そこでキュービクスが紹介されていたのでした。積み木おじさんのような人が、キュービクスを巧みに面白い形に積み上げてゆきます。積み木というと四角や円柱と思い込んでいた私にとって、幾何学的な形(?)をしたパーツから組みあがる不思議な形とその鮮やかな色使いにすっかり惚れ込んでしまったのでした。しかし、キュービクスは 1 万 7 千円程します。「買えないなぁ」と残念がっていた私を見て、妻は気の毒に思ったのか、プレゼントしてくれたのでした。

今ではすっかり娘のおもちゃ。へこみや傷が目立ち始めましたが、色あせもせず、ガタも起こらず今でもピッタリと組みあがります。子供のおもちゃとして考え抜かれていることにも、気づかされました。

しかし、もうちょっと安かったらなぁ...他にも欲しいものはたくさんあるのに。

Blogger beta ヘ完全移行

今日、何気なく テンプレートの変更画面にゆき、テンプレートを Blogger の新しいテンプレートに変更してみようと思いました。なんと、何事もなく無事移行できたではありませんか。やった。これで、Label の一覧も表示できるようになったし、過去記事も Blog Archive からさがしやすくなりました。デザインは昔のままなので、見た目にはほとんど変わらないのですけれどね。

今までもテンプレートの移行を試したことがあったのですが、テンプレートを仮適用してプレビューしてみると、日本語が化けてしまっていたので移行できずにいたのです。やった。やった。

2006年10月16日月曜日

小児救急電話相談事業

休日・夜間に子供が病気にかかると慌てますよね.しかも子供は,休日・夜間に合わせたように調子が悪くなったりします.「どこの病院に行けばいいのか?」,「そもそもすぐに病院に行かなければならないのか?」わかんない事だらけで,不安は増すばかりです.

厚生労働省のウェブサイトにそんな不安を少しは和らげてくれるサービスを見つけました(苦笑).小児救急電話相談事業というサービスで,
全国同一短縮番号(#8000)をプッシュすることにより、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師から患者の症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスが受けられます。(厚生労働省のウェブサイトより)

ということだそうです.しかし,全都道府県に窓口がある訳でもなく,実施時間帯も,19:00〜22:00 のあいだがほとんど(大阪と大分は翌朝の 8:00 まで電話相談出来るよう)です.22:00 までって,そんな中途半端な取り組みならやめて欲しいんですけれど....

ちなみに私の住む横浜市は,このサービスを 18:00〜22:00 に行っていて,その他におそらく独自の小児救急電話相談を 24:00 までやっているようです.電話番号も違うし,サービスを受ける立場からすれば窓口が一元化されておらず,ややこしい限りです.こういうのって,どうにかならんのでしょうかね.

2006年10月15日日曜日

お食い初め

今日は次女のお食い初めをしました.鯛を買って頭を塩焼きにして,ちょっとしたお造りと,ごはん,みそ汁,そしてお食い初めにはつきもののを添えた簡単な祝い膳です.その前に娘を座らせ,軽く口を付けさせたり写真を撮ったりすると,「この子もお食い初めをするまでになったんだなぁ」と嬉しく思います.

長女の時は大阪の実家に帰っていたので,鯛の塩焼きとおすまし,炊き込みご飯,野菜の和え物などを,ちゃんとした椀に盛って膳を作ったのですけれど,夫婦二人でそこまでする元気も気力もなく(頑張れよ...苦笑),ましてや2人目ともなると,親もズボラになってきて,「これでいいよね」とばかりに簡素なものになってしまいました.せめて赤飯くらい買って上げろよ(笑).でも,たとえ正式なものではなくても,自分で作った膳を出す気持ちが大事なんだと思っています.

現代では,赤ちゃんが成長してお食い初めをするなんて当たり前のようになっていますが,産まれてきた赤ちゃんが100日を過ぎるのは,ついこの間まではたいへんなことで,大切な節目の行事だったんじゃないかなと思います.病気もなくすくすくと育ち,時々笑顔まで見せてくれる娘に感謝です.

2006年10月13日金曜日

10月の配本-童話館ぶっくくらぶ(小さいいちごコース)

がちゃがちゃどんどん童話館ぶっくくらぶから,10 月の絵本(小さいいちごコース)が届きました.今月は下の3冊でした.
3冊目の小児科の本は,保護者に対する配本です.このようにときどき保護者が読める本も童話館からは送られてきます.私は絵本も読みますが.さてさて,今月の本も気に入ってくれるかな?

2006年10月11日水曜日

何を贈りものにするかは難しい

ネフ社 グリフィ(naef Griffi)
妻の大学時代からの友人が出産したので,出産祝いを贈ることにしました.とはいえ,何を贈ろうかと 2 人ではたと悩んでしまいました.我が家には娘が 2 人いて,上の子も 2 歳になったばかりなので,ついこの間まで出産祝いを頂く側でした.ですから,何を贈られると嬉しいかわかっているつもりだったのですが,いざ贈るとなるとやっぱり悩みました.

人それぞれ趣味が違いますから,贈られて嬉しい・嬉しくないも,やっぱり人それぞれです.私達夫婦は木のおもちゃが大好きなのですが,それも人によるのかもしれません.とは言え,悩んでもわかる物でもないので,結局木のおもちゃを贈る事にしました.私は Naef のおもちゃが大好きなので,グリフィというおしゃぶりを選びました.

喜んでくれるといいなぁ...

追記)2011.3.2
画像がリンク切れしていたので、Amazon へのリンクに変更

2006年10月9日月曜日

子供の時間の感覚で

今日も長女と午前中 2 時間ほど散歩しました.長女も歩き回るのが好きみたいなので,多少文句は言いますが,そこそこ歩いてくれます.今日の散歩コースは 3 km ほどでしょうか.風がかなり強かったので,何度か「だっこしろ」と言われて抱いて散歩しましたが,公園で遊んだり,あちこち行ったり来たりしたので,彼女も結構歩いたんじゃないかと思います.まだ 2 歳になったばかりなんですが,がんばってくれました.

今住んでいるところは街ですが,田んぼやら畑やらがまだ点在しているので,散歩しながらちょっとした自然に触れることもできます.今日出会った虫たちは
  • タテハチョウ
  • モンシロチョウ
  • イチモンジセセリ
  • シジミチョウ
  • ショウリョウバッタ
  • イナゴ
  • アカトンボ(アキアカネって言うのかな?)
でした.その他いろいろいましたが,名前を知らないので書けません(^^; 娘は、見たことのない虫を見るたびに「うーわぁー」と言って喜んで(?)くれるので,私もがんばって虫を見つけます.トンボはもう少しで捕まえられるところだったのに惜しかった…2人で息をころしながらそーっと虫に近づいていると,子供のころに戻ったような気になりとても楽しかったです.

帰りにどんぐりをたくさん拾って帰りました.こんな街でも,ちゃんと気をつけてみれば 自然がちゃんとそばにいることがわかります.道をさっさか歩くんじゃなく,子供の時間の感覚で周りを見渡せば,忘れていたようなものが見えてくる……クサイ台詞だけど,そんなことを思った一日でした.

2006年10月8日日曜日

うれしいプレゼント

今日は私の両親が大阪から来ました.もちろん2人の孫娘を見るためです.私の母親は来るたびに何か”ちょっとしたもの”を娘にプレゼントしてくれるのですが,変な言い方をするとそれが全然”大した事ないもの”なんです.だいたい 100 円から 500 円くらいで買えそうなものばかり.でも,ぜんぶ「これは娘が喜ぶだろうなぁ」というものを用意してくれます.

ちゃんと孫娘の興味のあることや物を知っていて,さりげなく「こんなんあってん.おもしろいやろ.はい.」って,プレゼントを渡して,孫と一緒に遊んでくれる母を,子供と過ごすのが上手な人だなぁといつも思っています.高価なおもちゃや流行りのキャラクターものを単純に渡さないのも,親としても安心します.また,なにより子供の気持ちで,その"大した事ないもの"で遊んでいるのがすごいです.

見習わなきゃな.

2006年10月7日土曜日

[あいのて]つつでポンッ!

土曜日は,娘の大好きな子供音楽番組「あいのて」がある日です.今日は「つつでポンッ!」という回でした.ラップやアルミホイルの芯に使われているような筒の口を「ポンッ!」と叩いて,音楽を作るという回です.リズミカルに太鼓を叩くようにポンポンポンッ!と筒で音楽を作ってゆきます.あいのては音楽は「音を楽しむものだ」という基本的な事を,身近な素材を使って教えてくれるので,私も大好きです.

悔しいのは,家に手頃な芯がなく,一緒にポンポン出来なかったことです.トイレットペーパーの芯はあまりいい音が出ませんでした....番組では1メートルくらいある筒をポンポンと叩いていましたが,アレはどこに行くと手に入るんだろう? 工場なんかにゆくと貰えたりするかな?

2006年10月1日日曜日

あおぞら動物園


昨日は、近所にある地域活動ホームあおぞらで、移動動物園が行われていました。ウサギやらブタやらちょっとした動物が一時的に作った檻に放たれて、そこで餌をやったりして触れあえるというよくある企画です。昨日の動物園には、ウサギ、モルモット、ニワトリ、ひよこ、カメ、ヤギ、ヒツジ、コブタ、そしてポニーとたくさんの種類の動物がいました。ポニーには乗ることもできます。怖いもの知らずの長女は、どんな動物にも全く臆することなく近づきます。受付でもらった野菜を餌としてあげることができるのですが、長女(2歳)は不用意に手を出しちゃうので、手を喰われやしないかとひやひやしました。

写真は帰りにもらえた認定証---動物と仲良くできましたということらしい---です。ご褒美(?)として自分に貰えたことをわかっているのか、たいへん嬉しそうにしておりました。長女は動物が大好きなようなので、度々こういう企画があればいいなと思います。