2006年8月31日木曜日

自分が描いた絵を綴じて本にする

長女が人の顔を描けるようになってきました.マルとテンで出来た顔ですけれど,それでも立派なおとうさんやお母さんの顔です.写真やビデオはそんなに残そうとはあまり思いませんが,こうやって自分でがんばって "作ったもの" や "描いたもの" は残してあげたいなぁと思います.写真はなんだかんだで撮ることはあっても,絵なんかは描いても捨てちゃって,なかなか残る物ではありませんから.

ところで,私の読んでいるブログの一つに,★★絵本★★ 手作り絵本作り方/読み聞かせというブログがあります.ブログでは描いた絵を絵本にする方法や,子どもの写真を使って絵本を作る方法などが紹介されています.自分の娘たちにも,「いつか こういうの作って上げたいなぁ」と思っていましたが,長女がだんだんと絵が描けるようになるにつれて,「よし,作るぞ!」と変わってきました.子どもより工作に熱中しちゃうお父さんそのものですね(笑).

といっても,長女もまだちょうど 2 歳.お絵描きといってもまだマルとセンです.まずはピクブックと呼ばれている,オリジナル写真絵本から作ってみようかなと思ってます.

2006年8月26日土曜日

[子育て]考える習慣を伝えたい

将来自分の娘が大きくなったら "考える習慣" を伝えたいなぁと思う出来事が,続けて 2 つありました.1 つは,今話題の冥王星問題 --- 冥王星が惑星から矮小惑星になったこと.もう 1 つは,総務省がネット情報の"ウソ発見機"を作る計画を知ったことです.

冥王星が矮小惑星になったことに関する TV の報道は,「夏休みの自由研究をやりなおさきゃ」とか「教科書急いで刷りなおさなきゃ」とかばかり.報道からは,正しい情報に対応しようと様々な人・団体が慌ただしく動いていますというメッセージを受けますが,そもそも "正しい" って何だろう? そもそもそんな物あるんだろうか? と考える必要があります.

このニュースは,言ってしまえば「人間が勝手に考えた "惑星" という概念に冥王星は入らないよねと決まった」ということです.加えて,そもそもこれまで何が惑星かが定まっておらず,天文学者がわいわい議論して「今回初めて定義が決まった」ということ.でも,どうしても日本人は,「どこかに "唯一正しい答え" あって,それを知り,従わなきゃ」と思っちゃうようで,報道もそればかりにフォーカスされているように私には感じました.冥王星のニュースは,「定義ってこうやって決められてゆくんだ」とか,「そもそも定義は誰かが考えた事だから,絶対正しいという種類のものではない」ことを考える絶好の機会だと思うのですがね.

また,総務省の "ウソ発見機" のニュースは,Asahi.com で見たのですが,
真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、ウソや間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高めるシステムの開発に総務省が乗り出す。ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較参照することで、情報の「デマ率」などを示す。("ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ" - asahi.com, 2006年08月26日)

と書かれてありました.そんな物にお金をかけて作るよりも,見る目を養うために教育に力を入れる方がよほどよいと思いました.これも,いわゆる正しいことを知りたい欲求からきていると思うのですが,「正しい」とか「デマ」って何でしょう? 人によって違うんだと思いますけどね.どうしても日本政府は,唯一の価値観が存在することを国民に押し付けたがるようですねぇ.結局,このようなシステムを作ったところで,本当に信用に足るかどうかは自分で考えて判断するしかないのですから,「拠り所」としてのシステムの存在は面白いと思うけれど,それは政府の仕事ではない気がします.国には教育の対策をしてほしい.

---こんなことを思っています.私には,どちらのニュースからも「考えることが大事」であることを感じました.そして,私の娘たちには「考える習慣」をつけて欲しいし,その大事さも伝えてゆきたいなと思いました.

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2006年8月23日水曜日

[子育て]こんちには赤ちゃん事業

厚生労働省が「こんにちは赤ちゃん事業」というものを,来年度から実施する方針のようですね.朝日新聞によると,
育児に慣れない親のストレスによる児童虐待を防ぐために、厚生労働省は生後4カ月までの乳児がいるすべての家庭を専門スタッフが訪問して育児に関するアド バイスをしたり、親子関係を把握したりする「こんにちは赤ちゃん事業」を来年度から実施する方針を固めた。これまで保健師が生後約1カ月までに家庭を訪問 する新生児訪問指導などの事業はあったが、虐待に陥る可能性が高い4カ月までに対象期間を広げて対応する。(asahi.com 2006年08月22日)

というこうとだそうです.初めての子どもの時は,たいてい初めての育児体験です.赤ちゃんも 0 歳なら,親も育児 0 歳.うれしい事も多いですが,不安・悩みからくるストレスや,無知からくる失敗もあって当然の事です.昔は(...という言い方が適切かどうかわかりませんが),両親や祖父母,近所の人たちが育児をサポートしてくれたのでしょうが,核家族化や近所付き合いの希薄化が今のように進んだ状況では,それは簡単には望めないことです.国がこうやってサポートしてくれるのは助かります.

実は我が家も,1 ヶ月の保健師さんの家庭訪問で大変助かった事がありました.母乳の事なんですが,1 ヶ月くらい経つとそれまでと違い,おっぱいも張らなくなって母乳が出づらくなることを私達夫婦は知らず,ミルクにしなければならないんじゃないかと悩んでいました.それを保健師さんに相談したところ,「1 ヶ月くらいの時期は,母乳の量を調整する時期に入ったので,赤ちゃんが吸った量に応じて出るようになるんだ」ってことを仰って下さいました.そのアドバイスがあったからこそ,長女は完全母乳で育てる事が出来ました.

こんな些細な情報なんですが,知っているのと知らないのとでは大違いです.しかも,(たいていミルク会社が病院でくれる)母乳ついての冊子には,「母乳が出づらい場合は,母乳とミルクの併用で」とは書いていますが,「飲ませているうちに出るようになる」とはなかなか書いていません.なぜかはなんとなく察しがつきますが...

育児に追われているときは,本で調べたりすることも時間的に難しいので,対面して相談出来る保健師さんの存在はとても助かりました.今回の事業は虐待防止がテーマにあるようですが,無知からくるストレス,そしてストレスからくる虐待を少しでも減らせるよう,がんばって欲しいと思います.

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2006年8月18日金曜日

絵本のプレゼント

こぶたくん先日,妻が童話館ぶっくくらぶを知人に紹介したら,紹介してくれたお礼に本を送ってくれるという手紙が来ました.たくさんのリストの中から 1 つを選ばなきゃなんなかったんですが,悩みに悩んで,こぶたくんという本にしました.4, 5 歳向けで 我が家の娘たちには早いのですが,今は主に私達夫婦が読もうと思って注文しました.

さて,本が到着して読んでみると,これがすごくいい! 実に "ほのぼの"とさせられるんですよ.私のお気に入りの絵本にさっそく追加しました.娘も興味がありそうだったので,文章を簡略させて読み聞かせてみると,とても気に入ってくれているようです.

肝心の内容ですが,こぶたくんと妹のアマンダと,お父さんとお母さんの 4 人(匹?)のなにげない日常を描いたものです.5 話からなっていて,(1)クッキーを焼いたり,(2)妹とけんかしたり,(3)おばあちゃんを家に招待したり,(4)雪の日の身支度,(5)寝る前のお父さんとの会話, と本当に日常のお話です.でも,それがとてもよくできていて,あったかい気持ちにさせられるんです.おそらく,こぶたくんの妹への思いや,お父さん・お母さんのこぶた君とアマンダへの愛情が行間に書かれているからだと思います.

とっても良い本をプレゼントしてもらいました.本の贈り物って本当にいいですね.

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2006年8月13日日曜日

もちょっと慎ましく

次女の内祝いを贈ることになりました.病院(に入っているミルク会社等)からカタログを貰ったりするので,内祝いの商品を選ぶのには苦労しません.が,カタログに載っている商品を贈りたくなるかどうかは,また別の話です.我が家では,結局そういったカタログからは選ばずに,先方の好きそうな物はなんだろうかと頭をひねり,楽天などで見つけて贈りました.だって,カタログが使えないんですから.

というのも,そういうカタログを一度見て頂ければわかりますが,殆どがタオル等の日用品やらフォトフレームなどの記念の品.しかも,「プーさん」や「ミッキー」などのやたら可愛いキャラクターものです(キャラクターが赤ちゃんっぽくデフォルメされていたりする...).

「こんなもん,今から子どもを育てる家には必要かも知らんが,出産祝いをくれた家に贈って,どーすんねん」

って思いました.子どもを産んだ方は幸せいっぱいで,可愛いもので包まれていたいのでしょうけれど,それを周りの人にまでまき散らすのは,どうかなぁと思います.日本人ってもっと慎ましかったように思うんですけれど,最近は違うんでしょうかね.

2006年8月11日金曜日

8月の配本

モーっていったのだあれ?童話館ぶっくくらぶから、8 月の本が送られてきました。今月の配本は下の2冊でした。
おなじみ五味さんの絵本は、音を楽しむ絵本でした。飛行機が飛ぶのが "るるるるる" と表現されているのですが、飛行機が雲の中に入ったり、たくさんの飛行機が飛んだりすると、"るるる" の音も大きくなったり小さくなったり、いろいろに変化します。他にも工夫がされてあって、なかなか面白そう。

もう一冊の方は、動物の鳴き声のお話。ニワトリ、ヒツジ、ネコ、イヌなどたくさんの動物が出てきて、その鳴き声をクイズにできるような仕掛けがしてあります。さて、我が家の娘たちは、気に入ってくれるでしょうか。(写真は、モーっていったのだあれ?)

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2006年8月8日火曜日

男まさりの彼女にも

もうすぐ2歳になる我が家の長女は,男の子によく間違われます.Tシャツにズボンを履いていることが多いからとも思いますが,どちらの性別ともつかない顔をしているのが原因じゃないかと思っています.「子どもなんてそんなもんだ」と思うなかれ.最近の女の子は,1,2歳の頃から”女の子顔”をしていることが多いんです.だから,うちの長女のような中性顔では男の子に間違われてしまうんです.

加えて,人前でも平気,転んでも泣かない,クルマ・電車が好きとなると男の子と間違われても仕方がありません(笑).

そんな長女に妹ができ,私達夫婦が次女の面倒を見るようになると,少し様子が変わってきました.なんと,クマのぬいぐるみを使って子どもをあやすような仕草をしたり,オムツを替えたり,お風呂ごっこをしたりとまるで女の子のようです.次第に次女にタオルケットをかけてあげたり,吐いちゃったミルクを拭いたり,甲斐甲斐しく赤ちゃんの世話をするようにまでなりました.

最近では,手が離せないときに「ちょっと赤ちゃん見ててね」と言うと,頭をなでたり,ほっぺをつんつんしたりと,”あやす”ことまでしてくれます.まだまだちっちゃい彼女にも母性があり,赤ちゃんを可愛いと感じてくれているのかなと思うと,私もうれしく思ったり,姉妹って良いなとも思ったりします.

2006年8月4日金曜日

よい絵本に共通するもの

昨日のブログで「おおきなかぶ—ロシア民話」を紹介しました.対象年齢は 3 歳からだそうで,それを基準にすると 2 歳になるかならないかの娘にはすこし早い本です.娘には少し難しいかな?と思いながら読み聞かせていましたが,さすが昔からよい絵本と言われているだけあって,さっそく好きな本の仲間入りをしたようです.

読み聞かせを初めて 1 年半ほど経ちますが,よい絵本と言われているものには共通するものがあるように思います.うまく言えませんが,「内容に広がりがあるかどうか」ということじゃないかと思っています.それは話を追加して膨らませられるかとか,登場人物にセリフを新たにつけることができるかとか,そういうことです.昔からよい絵本と呼ばれているものは,お話を広げやすくなっている---そういう気がしているのです.そして,そうやってお話を広げながら読める本の方が,子どもも楽しい様子です.

一方,子ども向け雑誌というものもあります.そういうものは子どもの気を惹きやすく作られているので,最初は喜んでいるのですが,すぐに飽きてしまうようです.そのような本は,「モノには必ず正しい答えがあるんだ」という発想から生まれているんじゃないかと思います.内容がどこか押し付けがましく,こちらの考える余地がない印象を持ちます.

そのような絵本は,親も何も考えなくてもよいので便利なのでしょう.一方,読み聞かせはある程度パワーが必要なので大変です.けれど,乳幼児の頃から決められた教材を使う必要なんてないと思いますし,なにかちょっと違うんじゃないかと思います.ましてやモノの呼び名や色・形なんて,なんでだって勉強出来ます.個性という言葉が幼児教育に登場して久しいですが,それと反している気もします.

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2006年8月3日木曜日

[絵本レビュー] おおきなかぶ

おおきなかぶ―ロシア民話先日,親戚から本を何冊か頂きました.その中の一冊が,「おおきなかぶ―ロシア民話」.おなじみの絵本ですね.私も子どもの頃に読んでもらった記憶があります.長女はもうすぐ 2 歳という若さ (笑) なので,この本の対象年齢 (3歳〜小学校初級) からは外れていますが,とても気に入った様子です.昔から良いものとされてきた本は,本当に質が良いのでしょうね.子どもを惹きつけるようです.

まだ話のすべてを理解している訳ではなさそうですが,読み聞かせてあげると,よろこんで聞いています.そして,登場する "いぬ" や "ねこ",もちろん "おじいさん" も指差しながらお話を楽しんでいます.まだ,「わんわん」,「にゃんにゃん」そして,「じー」としか言えませんけどね.

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