2006年6月24日土曜日

「あいのて」地獄

先日の日記にも書きましたが娘が NHK の「あいのて」が大好きなので、いつでも見れるように HDD レコーダに録画しておきました。記録したのは、第 4 回目の「ペットボトルの回」でした。娘は TV の下に置いてある道具で好きな番組が何度も見られるとわかっているので、当然のごとく、『あいのてを見せろ』とせがんできます (まだ話すことができないので身振り手振りで)。

そしたら、その日から我が家はエンドレスあいのて、いや、あいのて地獄と言った方がいい、そういう状態になりました。なにせ、よっぽど気に入ったのか何度も何度も繰り返し見るのです。さすがに、3回再生し終わったところで、もう見るのはやめようとなんとか娘を説得し、4回目を見ることはありませんでしたが、それが毎日なんですよね。

はじめは大好きなワニバレエだけを見せろといっていましたが、そのうちペットボトルが出す音に惹かれたのか、「あいのて」さんが奏でるペットボトルの音楽も食い入るように見始めました。番組の最後にペットボトル・メモリーというすごくきれいな曲が演奏されるのですが、それも気に入っているようです。

まぁ、音楽に興味を持ってくれるのは非常にうれしいことなんですけどね。今から気が重いのですが、次回のテーマは石だそうなんですよ…。なんと、娘は大の石好き。散歩の途中でも、公園に行っても、落ちている石を拾っては溝に投げ込んだり、気に入った石を家に持って帰ったり。おばあちゃん (私の実母) には、どこで買ってきたのか「きれいな石の詰め合わせ」までプレゼントされるしまつ。そんな娘に、石を使った曲なんて聞かせたら、どうなることやら…。

2006年6月21日水曜日

新しい少子化対策

少子化社会対策会議は、新しい少子化対策を発表しました。「新しい少子化対策について(案)」という資料を同ウェブページから読むことが出来ます。

これまで政府が打ってきた少子化対策(そもそも少子化対策していたのか疑問ですが)では効果がなかったことを反省し、今回新たに以下の2つの視点を対策に盛り込んだようです。
  • 社会全体の意識改革
  • 子どもと家族を大切にするという視点に立った施策の拡充
補足すると、前者は「社会全体の意識改革」を行って、家族の絆・地域の絆を強化して子供を支えあう社会を実現すること。後者は経済的な負担、家庭と仕事の両立の困難さ、 育児への不安など、子供を産み育てることをためらわせる要因を排除し、「子供と家族を大切にする」環境整備を拡充してゆくこと。この2つが新たな指針だそうです。

この視点の対策案として、以下の2つが打ち出されてあります。
  • 支援策...財政支援や医療環境整備、下校時の安全対策、奨学金の充実など
  • 働き方の改革...就労支援、長時間労働の是正など
資料を読むと、他にも随分盛りだくさんに対策案が書かれてあるのですが、「それを、どうやってするの?」「それってできるの?」という疑問は残ります。

が、財政支援や環境整備に終わるのではなく、意識改革を視点に挙げているのは評価できる点だと思いました。あとは、これを「どのようにやるか」ですね。

さて、環境整備や意識改革がらみの話ですが、ここ最近、気になっていることがあります。それは儲けたい一心の企業が、少子化の原因の一端を担っているんじゃないかという疑問です。最近の TV や雑誌は、家族や夫・子供よりも、「自分」に視点が移っているし (ベビー用品カタログでさえ!)、生命保険会社は子供を持つと金がかかることをアピールすることに躍起です。前者は高額な商品を買わせる目的で、後者は加入数を増やす目的ですね。「儲けてやろう」魂胆が見え見えなんですが、悪いのは両方ともに少子化に貢献しているってことです。自分らしくするには金が必要で、子育てにはさらに金がかかるという風潮を蔓延させている気がします。

これってどうにか政府レベルで対策打てないんですかね。誰かの本じゃないですが、こういう行動って品格ないですよね。このような会社・組織は厳しく罰することは出来ないんでしょうか。

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2006年6月18日日曜日

おりがみが折れない

我が家は紙で折ったゴミ箱を、身の回りの細々したゴミを入れるのに使っています。手羽先の骨など食事のときに出るゴミも、紙のゴミ箱に捨てると食事が終わったら本当のゴミ箱にそのまま捨てられるので、大変便利です。毎日使う物なので週末にまとめて何個も作っておくのですが、いつも娘が横で手伝ってくれます。そんな娘に面白いモノでも折ってあげようと思い、兜を思いつきました。しかし、そこで問題発生です。はて、「かぶと」ってどんな風に折るんだっけ?

結局思い出せなかったので、適当にかぶれるようにした「かぶとらしきモノ」をなんとか作成。それでもうちの娘は喜んでくれました。それは良いとしても、かぶとも折れないとは…。最近では海外でも折り紙を折れ人がいると聞くのに、こんな体たらくでは日本人として情けない。これでも昔は折り紙の本を片手にいろんなモノを折るのが好きで、最後には見なくても殆どのモノが折れるようになっていたのに。

娘が寝た隙に折り紙修行に励まねば。

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2006年6月17日土曜日

ワニバレエ

TV をほとんど見ない我が家ですが、娘にもお気に入りの TV 番組が 2 つあります。1 つは TBS の「まんが日本昔ばなし」、1 つは NHK の「あいのて」です。あいのては、15 分の音楽(?)幼児番組で、身の回りのいろいろな物を使って音楽を作ることを楽しむ番組です。それはそれで大好きなのですが、娘が一番好きなのは「ワニバレエ」というコーナー。

なんとも口で説明出来ないような変な音楽に合わせて、これまた変なバレエダンス(?)を一人の男性が踊っているコーナです。これが娘にウケるウケる。娘も負けじとなんだか意味の分からない振り付けを音楽に合わせて踊っています。妻は今日初めてワニバレエを観たのですが、ワニバレエの不思議さよりも、娘のウケ具合にびっくりしていました。

ものすごく気に入ってしまった娘は、困ったことにとうとう「アレを再生しろ」と (まだ喋れないので身振り手振りで) 言い出しました。「まんが日本昔ばなし」は HD レコーダに撮っているのですが、おなじように「あいのて」も再生出来ると思ったようです。来週から、「あいのて」も撮らなきゃ...。

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2006年6月16日金曜日

6月の配本

ぼうしをとってちょうだいな
童話館ぶっくくらぶから、6 月の本が送られてきました。今月の配本は下の2冊でした。
日常のあいさつ「こんにちは」と、娘の大好きな「ぼうし」を扱ったこの本は、彼女の普段の生活にどちらも密着しているのできっと気に入ってくれると思います。どちらもやさしい絵で、読んでいる私達も優しい気分になりますね。(写真は、ぼうしをとってくださいな)

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2006年6月14日水曜日

政府与党の少子化対策案

少子化社会対策会議は、少子化対策の最終案を全会一致で了承したらしい。朝日新聞によると、対策案は以下の2つの対策からなっているそうです。
  • 子育て支援
  • 働き方の改革
最終案は、「子育て支援」に加えて「働き方の改革」を大きく掲げ、二つの柱で政策をまとめた。「子育て支援」では、不妊治療の公的助成や児童手当の乳幼児加算創設など子育て初期家庭の経済的負担軽減のほか、全小学校区で「放課後子どもプラン」(仮称)を推進することや小児科医のネットワークを強化することなどを盛った。

 「働き方の見直し」では、企業の子育て支援の取り組みを推進するため、公共事業などの入札時の優遇措置などで企業努力を反映することや、パートタイム労働者の処遇の改善などが盛り込まれた。(asahi.com, 2006年06月14日)

この案の詳しいところまではわかりませんが、政府が「金さえ出しときゃ良いんでしょ」って思っているんだろうという印象を拭えません。職場や社会の環境整備に対する策も幾分盛り込まれているものの、これが実際になんらかのアクションに結びつくことになるんでしょうか? 子育て支援の企業努力ってせいぜい育休制度がありますよ程度だと思うんですが、これが有効に働くことがあるんでしょうか?

環境面でいうと重要なことがもう1つあります。分娩をしなくなった産婦人科が増えているそうです。実際に我が家の近くの産婦人科は分娩をやめました。産みたくても産めない環境がもうやって来つつあります。一体どうするつもりなんでしょ。

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2006年6月12日月曜日

[絵本レビュー] あなたはだあれ

みなさまおなじみの絵本作家 松谷 みよ子さんの作品です。さすがストーリーは面白く、良く出来ているなぁと思うのですが、人によってひじょうに好き嫌いのはっきりする絵本だと思います。もっというと子供の好き嫌いではなく、読みきかせる大人の好き嫌いがはっきりする絵本です。絵自体は暗くないですが絵の色使いが暗いので、嫌いな絵だと感じる方も多いでしょう。読み聞かせをする大人がその絵が嫌いだと子供も興味を示さないので、言い過ぎかもしれませんが、万人にはお勧め出来ないタイプの絵本です。 読む人の気持ちは、子供にすぐに伝わってしまいますから。

ただし、私も私の娘(1歳9ヶ月)も大好きな絵本で、彼女からは読むようにせがまれることが多いです。絵のトーンが気にならない人は大丈夫だと思います。

2歳くらいになって、少し言葉を話せる頃になると「あなたはだあれ?」と言って子供と遊べるかなと期待しています。

2006年6月9日金曜日

指導者としての器

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。ご存知、山本五十六の言葉です。昭和初期の頃なんて、「見て覚えろ! ボカッ(殴)」みたいな指導や教育が普通だったんじゃないかという印象を持っています。だから、軍隊に属するその頃の指導者から「ほめる」という言葉がでるとは思いもよりませんでした。初めてきいた時に衝撃を受けたことを覚えています。

今では、自分も後輩を指導する立場にもなり、子供を教育する親という立場にもなりました。山本五十六の言葉は、誰かに何かを指導する時の指針になっています。しかし、それが常に実践出来ているかというと、「あぁちょっとイライラしちゃったなぁと反省することもしばしば」。やってみせて、言って聞かせて、させてみせて、ほめるやるには、失敗を受け入れる度量と待ってあげる忍耐も必要な気がします。まだまだ下位者を受け入れるには人としての器の大きさが足りないなぁと思うこの頃です。

とは言え、子供と遊んだり生活しているうちに、そんな訓練(?)も出来ているのかなぁと思ったりもします。子供はまさに、やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、動きません。私もまだまだですが、子供に教育しながら子供から教育され、一人前にしてもらってるんだなと感じます。

2006年6月1日木曜日

[絵本レビュー] ねこねこ10ぴきのねこ

ねこねこ 10ぴきのねこ
タイトルのとおり10匹の猫が登場する絵本です。個性ある10匹の猫が右ページに大きく描かれてあり、左ページに簡単な言葉が添えられています。ストーリもなく、10匹の猫を順に紹介するだけ。言ってみればそれだけの本なんですが、身近な動物である猫を扱ったこの本は子供の興味を惹きつけるようです。

娘は1歳8ヶ月になりますが、「にゃんにゃん」と言いながら、この本をよく持ってきます。時々途中で飽きてしまって、別の本に興味が移ってしまうこともありますが、概ね好評のようです。1、2歳児には、自分の知っている動物・モノを絵本で確認するのが面白いことなんですね。

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